箸を持つ手が止まらない!8色小籠包で有名なシンガポール発のチャイニーズ創作レストランで気分はエンペラー!?
こんにちは、台北ナビです。
シンガポールからやってきた中華料理の異端児のお店が、台湾の小籠包界を賑わせているとの情報を嗅ぎ付け、やって参りました!台北101のお膝元にあるハイソなショッピングモール微風信義の4階にある「楽天皇朝」です。
「パラダイスダイナシティ」といえばピンとくる人もいるかもしれません。マレーシアや香港などアジア各地に進出しているこちらのレストラン、日本では東京・銀座にあるギンザグラッセにも入っています。ナビが訪れた14時でもお客さんがいっぱいだったので、食事時は予約した方がベターです。今や鼎泰豐に引けを取らないとまでいわれている小籠包や、カジュアルで独創的な創作中華の魅力に迫りたいと思います!
アジア各国の好立地に次々と出店中の「楽天皇朝」
2015年11月にオープンした微風信義の「楽天皇朝」。
「楽天皇朝」はまだ30代という若きオーナー兄弟が展開しているシンガポールの大手中華料理チェーン店「樂天餐飲集團」の10ブランドあるうちのひとつです。2002年に創立された「樂天餐飲集團」は現在「楽天皇朝」だけを数えても9ヵ国27か所へ店舗展開をしていているという、正に勢いに乗った注目の企業集団。
奇抜なイマジネーションと確かな腕を持つ兄が次々とお店を開発してゆく傍らで、弟がそれをしっかりとマネジメントしているというコンビネーションの良さが、企業拡大に成功している秘訣のような気がしました。お兄さんはもともと10代の頃から中華料理屋さんで修行を積み、その後小さなお店をたった一人で営んでいたのだそうです。そのお店のチャーハンのおいしさが口コミで広まっていった結果、ここまで大きな企業へ成長して行っただなんて、まるで夢のような本当の話なのです。
竹をイメージして創られた木材のパテーションや、天井には瓦が敷き詰められていたりと、アジアンテイストな店内。
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香港映画『風雲 ストームライダーズ』からインスピレーションを得たという素敵な制服を身にまとったイケメンスタッフ!サービスにも力をいれているそうで、お料理について詳しく説明してくれました。(日本語はNGなので中国語もしくは英語で対応してくれます。)
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マカロンからインスピレーションを得て作られたという皇朝八色小籠包は必食です!
●特色皇朝小籠包八色・・・8個入り/340元
見た目も可愛らしい「楽天皇朝」を代表するメニューといえばこちら、「特色皇朝小籠包八色」です。初めて訪れる方はこの小籠包8種盛りは必須ですよ。
「他にはない、楽しい小籠包が選択肢としてあってもいいんじゃないか」という思いから、マカロンのような小籠包を作りたい!という斬新なアイディアを思いついてしまったオーナーが編み出したこの小籠包には8種類の異なる具材が入っています。また小籠包の皮は全て天然食材を用いて色付けされているので安心して食べられます。健康志向が高まる台湾においては大きなポイントです。それでは「楽天皇朝」の職人さんたちが丹精込めて作っている8種類の小籠包を1種類ずつご紹介していきます。
原味(オリジナル)・・・5個入り110元 / 8個入り170元
見た目はどこにでもある、真っ白い皮のオリジナル小籠包です。他店の小籠包との違いはそのスープにあります。普通小籠包の中に入っているスープは豚肉を使ったスープが多いのですが、こちらのお店ではメス鶏を煮込んで摂ったスープが使われています。飲んでみるとすぐに実感できるのですが、スープがとってもトロトロでした!それでも濃厚すぎないあっさりしたスープは、やっぱり鶏だからでしょう~。
オリジナルに限らず、小籠包は全てしっかり味がついているので、お酢や醤油なしで頂くスタイルです。