台菜のルーツ、ココにあり!ちょっと気取った雰囲気の中、お手頃価格で本格派台湾料理をどうぞ!
こんにちは、台北ナビです。
台湾観光の楽しみの1つがグルメ。中華料理だけでも、上海・四川・広東料理…いろいろな名店がありますが、やっぱり食べたいのは本場台湾の味。そこで本日は、台湾料理の老舗「青葉台湾料理」で数々の美食を堪能してきました!
台湾料理の先駆者
「青葉台湾料理」の創業は1964年にさかのぼります。
当時、数々の中華料理はあれど「台菜(台湾料理)」は取り残された存在でした。そこで、料理好きな沈おばさんがご自慢の家庭料理を北投温泉で出されていた宴会料理の要素をプラスしてアレンジ。メニューとして出したのが「青葉台湾料理」の始まりです。
今では中華料理の1ジャンルとして台湾内外で親しまれている台湾料理の数々。実はここ「青葉台湾料理」にそのルーツはあったのでした。
日本人も多い本店
本日おじゃました「中山店」は本店的存在で、日本人にも馴染深い中山・林森北路エリアにあります。この辺りは日系ホテルも多いことから、ここを訪れる観光客の7~8割は日本人、また林森北路は歓楽街でもあるため日本人ビジネスマンも多いとか。ランチの時間帯は比較的すんなり入店できますが、ディナータイムは混雑必至。事前予約がベターです。
※予約は青葉ホームページから日本語で(利用日の5~7日前まで)または滞在ホテルのコンシェルジュに依頼を
2人~コースメニューもあります
1階は主に5人くらいまでの少人数席。1階奥と2階は大人数用の円卓が置かれ、個室利用または宴会にも対応できるようになっています。そんな店内はシックで落ち着いたムード。ちょっと洒落た店で食事をしたい、年配者を招待したい、ビジネスシーンで利用したい…そんな時にもピッタリです。それでいて価格は実にお手頃。幅広く愛されているのも納得です。
人気のメニューをいただきます!
現在こちらのメニューはザッと200ほど。ハイクラスのレストランでいただける高級素材を使用したメニューはもちろん、一般家庭で気軽に食べられているもの、夜市や小吃店で見かけるもの…と実にさまざま。今日はその中から特に日本人客に人気の品をいただいてみることにしました。オーダーの参考にどうぞ!
烏海子 からすみ 小828元お土産にする人も多いからすみ。台湾に来たからにはぜひ本場で食べてみて!ねっとりと濃厚でしっとり。薄切りのダイコンと長ネギと一緒にいただきます。フワッと広がる風味にお酒も進みそう!
嚕肉 豚の角煮 小218元
食感がよい台湾産黒豚のバラ肉を使用。脂っこくなく、味付けもほどよい濃さ。そのため脂身までも食べやすいのが特徴。人気ナンバー1!
上蟳米糕 カニおこわ 小988元 ちょっと格上な気分のかにおこわ。ドーンと丸まる1匹乗ったカニは大きくて身もしっかり詰まったオスガニ。1年中捕獲でき、新鮮で甘味があるとか。長もち米のおこわはゴマ油の香りもよく、もっちりと柔らかい。カニとご飯を別々に蒸しあげてから、再度一緒に蒸すという手間のかかった一品です。
花枝丸 イカ団子 210元/3個
どこでも食べられる定番小吃のイカ団子、ここで食べなくてもいいんじゃない?なんて思わないで。他とは違い、新鮮なイカだけをすりつぶしているので、丸い団子のどこをかじってもイカの味!弾力ある食感は隠し味の酢と油から生まれるとか。
コラーゲンたっぷりのフカヒレは美肌の素!?
紅燒排翅 フカヒレの姿煮 1380元特製スープでアワビやシイタケと一緒に蒸煮したフカヒレは、2人でシェアしても十分な大きさ。濃厚だけど酸味も効いていてあっさり。上品な味です。
菜圃蛋 切干大根入り卵焼き 小208元定番家庭料理ですが、やはり家とは違う「青葉」の茶圃蛋。何気ない切干大根にも手間がかかっていて、燻したり洗い流したり切って寝かせたり…と1週間以上も時間が必要。そんな切干大根を宜蘭・三星産のネギと調味料と混ぜてふんわり焼き上げたシンプルな一品。素朴だけど家庭では出せない味をぜひ。
厚さは何と1㎝以上!パンケーキみたい!?
|
|
一人前に焼き上げるには1年もの練習時間が必要だとか
|
佛跳懎 ぶっとびスープ 小698元宴会料理の定番のためか通常大きな壺で出てくることの多いこのスープ。ですがここでは小サイズ(2~3人)もあって量も値段もお手頃。トライしやすいのがうれしいですね。フカヒレ・魚の皮・ナマコ・ホタテの貝柱・豚足・モツ・タロイモ・栗…ほかにもたくさんの具材入り。それぞれの食材を別々に下処理してから一緒に高湯スープと30~50分ほど煮込むのだとか。全ての旨味が凝縮していてまさに飛び上がるおいしさ!?
茄汁明蝦 エビのチリソース炒め 640元/2匹澎湖産の大きなエビはプリプリ。サツマイモ粉で揚げているので殻はカリカリで頭からガブリといただけます。中華らしい味を引き出す五味粉を使ったチリソースは酸味と甘みがあり、辛さは控えめです。
青葉グループのレストランへ行ってみよう!
今日おじゃました「青葉台湾料理 中山店」は、麺類78元(!)からあり、その他メニューも小サイズ(2~3人用)ならば100~300元代が主流というお手頃価格。だから予算は抑えつつちょっと雰囲気あるレストランでゆっくり食事をしたいという方におすすめ。
またこちら以外にも時代のニーズに合わせたレストランを展開する青葉グループ。おひとり様でもいろいろ食べたい!ってな人にはセットメニューがある「AoBa民生店」、ビュッフェで好きな物を好きなだけ食べたい!てな人には「青葉新楽園 華山店」がピッタリです。さらに桃園空港内にオープンしたのは「青葉食堂 桃園機場店」。出国前の食べ納めにいかがですか?
以上、台北ナビでした。