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幅広い客層が集う居心地のよいカフェバー

こんにちは、台北ナビです。
ノスタルジックなムード漂う迪化街。その一画にある「Le Zinc洛」は落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりとお酒が飲めるお洒落なカフェバーです。くつろぎの時間を過ごすべく、ナビもそのドアを開けてみることに・・・。

「民藝埕」の中に



世代群がプロデュースする「民藝埕」は、三進式街屋と呼ばれる伝統的な構造の建物。その骨格をそのまま活かしたリノベーションで、見事建物と空間を甦らせた素敵スポットです。台湾中は元より、日本からもほか海外からも多くの人がショッピングに、お茶に訪れます。その1スペースを占めているのが「Le Zinc洛」です。
迪化街側から入ったら、手前2つの陶磁屋さん「陶一進」「陶二進」と中庭を通った先にあるドアを開けてください

迪化街側から入ったら、手前2つの陶磁屋さん「陶一進」「陶二進」と中庭を通った先にあるドアを開けてください


三進式街屋は通りに面した部分から奥に向かって3つの空間が連なった構造。手前から一進→二進→三進、そして天井(ティェンジン)と呼ばれる中庭でつながっています。
「Le Zinc洛」があるのは建物の最も奥まったところ、三進です。三進は、裏通りに面しているため裏口があります。こちら側から直接入店することも可能です。
裏路地(民生西路362巷)に面したドアの取っ手はよ~く見るとスパナ!

裏路地(民生西路362巷)に面したドアの取っ手はよ~く見るとスパナ!

向かいにある系列の「眾藝埕」に行く人が店内を通り抜けて行く事も

向かいにある系列の「眾藝埕」に行く人が店内を通り抜けて行く事も

ZINC=カフェ・カウンター(仏)


ZINCという文字を見て「Zn=亜鉛」を思い浮かべたのはナビだけではないはず。しかし、こちらの店名Zincはフランス語の話し言葉が語源で「カフェ」とか「バー」とか「それらのカウンター」を指すのだとか。その昔、カウンターに置かれたワイン類の腐食防止に使われていたのが亜鉛。派生してそう呼ばれるそう。ちなみに洛はオーナーの名前から1字取ったそうです。

気の向くままに・・・

そんなZinc(カウンター)の向こうには、アメリカ・ナパ、フランス・ボルドー、ニュージーランド・マールボロ・・・など各種ワイン、さらに、さまざまなベルギービールのボトルがズラリ。メニューを開いてみれば、ほかにもスペイン・アルゼンチン・イタリアなど各国の赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインも。実に種類豊富!

それはオーナーの想いから。「好きな時に好きなワインをサラリと飲める、外国のような空間を提供したい!」だから、訪れる人誰もがお気に入りが見つかるようにいろんなワインを置いています。気軽に楽しめるのは日替わりハウスワイン(白、赤、デザートワイン(白)各280元/グラス)です。
壁の絵画は展示販売中。定期的に変わります。そんなギャラリーとしての一面も

壁の絵画は展示販売中。定期的に変わります。そんなギャラリーとしての一面も

軽食メインの訳は・・・

「民藝埕」の建物自体、歴史的建造物として保護対象となっているため、火や油、煙は好ましくないそうです。そのため、提供する軽食はごくごく簡単なもの。また、迪化街の文化ともピタッと一致する乾物系を使ったものが目に付きます。

起司拼盤 
180/190/520元


各種チーズの盛り合わせ。はちみつが添えられていて一緒に食べるとまろやか~!ハムは花蓮の手作りのもの。ギューっと肉の旨みがつまった濃厚さ。

烏魚子火腿拼盤 
300/520元


迪化街にちなんだカラスミ登場!ワインとカラスミ、意外に合います!おすすめです。花蓮の手作りハムも美味。


天然酵母麺包佐油醋 
200/320元


天然酵母の手作りパンは小麦の旨みがぎっしり。
オリーブオイル+バルサミコ酢、バジルペーストをお好みでつけて!
アルコールが苦手な方にはカフェメニューをどうぞ。エスプレッソ・アメリカン・カプチーノ・ラテ・・・といった定番から、インド風ミルクティーのチャイラテ、ブランデー入りのカフェコレットなどもあります。また、平日19時前は義式鑲蛋組合300元(ドリンクセット390元)や下午茶セット(ドリンク+スイーツ)290元もあります。


印度拿鐵 
180元



割とあっさりタイプのミルクティー、チャイはスパイスが効いていて特に寒い冬におすすめ。
シナモン類は周辺ショップから仕入れているとか。ここにも迪化街とのつながりが!

義式鑲蛋組合 
300元


お酒を飲みながらちょこっとブランチ・ランチをしたい時にピッタリ。天然酵母のパン・サラダ・宜蘭の桜桃鴨とチーズのドライフルーツナッツ添え・ポーチドエッグ風の玉子が1プレートに。セットにすれば、ハウスワインかカフェメニューからドリンクが1杯つきます。

旅先でも。女性ひとりでも。


李オーナーは30代の女性。マスコミ界から転身しこの店をオープン。店内は、古さと新しさが共存したような空間です。元々台湾の老房子(古い家屋)と西洋スタイルの食べ物に興味を持っていたといい、まさに古いものと新しいもの、東洋と西洋が交錯した「Le Zinc洛」はオーナーの理想郷。

そして、旅先でもちょこっとワイン・・・な女子にとっても入りやすい店。とはいえ、ナビ取材中には、ご近所さんらしきオジサマ2人組がやってきて静かに「乾杯!」男性も女性も、若者も年配者も集える場所というのは、なんともこのエリアらしいですね。ただし、静かなムードは壊すことのないようにご配慮を~!

以上、台北ナビでした。
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記事登録日:2015-02-04

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-02-04

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部屋数 部屋1 大人 子供

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