陽明山 山歩き: 中正山 → 大屯山 → 小油坑 → 七星山

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投稿者:タークー

2011-07-03
8th trail ★ 七星山 → 陽明山站 ★ セミの大合唱

下山は苗圃登山口を目指します。
頂上の直下ではたくさんの蝶が乱舞していてきれいでした。

800mより低くなったあたりから今度はセミの鳴き声が賑やかに。

2種類のセミがいます。
ジーーーン、ガンガンガンガンガンガン、ジーーーン、ガンガンガンガンガンガン
と大音量で鳴く台湾ゼミ(と勝手に命名した)と、
ツポゥ、ツポゥ、ツポゥ、ツポゥ、チッチッチッチッと集団で鳴く
台湾ヒグラシ(と、これも勝手に命名した)。

6月にはこのセミの声を聞かないと台湾に来た気がしない。
セミの大合唱。この鳴き声を聞くのが大好きなんですよね。
日本の自宅の前に放って鳴かせてみたいものです。

260のバスが出る陽明山站まで来たら、100人以上がバスを待っていてビックリ。
週末に陽明山に来る人ってこんなに多いんだ。
バス3回待ちでようやく紅5に乗れました。

しばらくバスに乗っていたらリュックの中からボコッという音。
七星山の頂上で水を飲み干して、蓋をしておいた空のPETボトルが下界の気圧で
押しつぶされた音でした。

標高1000m程度でも、PETボトルがつぶれるほど気圧の差があるんだ。

劍潭で降り、士林夜市で水分補給。
飲み物をいくらでも飲める。

よく歩いたものです。
次はどこに登ろうか。

(おしまい) 
投稿者:タークー

2011-07-01
7th trail ★ 小油坑登山口 → 七星山 ★ 簡単に登れた七星山

七星山に登るルートは3つあります。
苗圃登山口と冷水坑登山口とこの小油坑登山口。

登ってみてわかったのですが、小油坑登山口から登るのがいちばんラクですね。
登山口がすでに標高800mを超えているので登るべき高さが少なくて済むし、
登山道も意外に緩やかな登りです。

逆にいちばんきついのが苗圃登山口から登るルート。
とくに七星山公園を過ぎたあとのラストの高度300m弱の登りが半端でなくきつい。

小油坑登山口ルートは、登山道沿いにいくつも噴気孔があって、硫黄の臭いが
漂っています。有毒ガスが出ることはないのだろうかと少々気がかりですが、
台北市が何の規制もしていないのだから大丈夫なんだろう。

登山口から全然苦労せずに45分で頂上まで登れました。
七星山は台北市内最高峰で、標高1120m。
山頂には「台北市第一高峰」の標識が立っています。

山頂は背の高い草に囲まれていて眺望はイマイチでした。
台北市内を一望にするなら、七星山頂上から少し降りた七星山公園からのほうが
いいです。

(続く) 
投稿者:タークー

2011-06-30
5th trail ★ 大屯山主峰 → 鞍部登山口 ★ 山頂を通る舗装道路

大屯山の山頂には立派なアスファルト道路が通っていたのです。
自分は南峰から歩いて到着したけれど、なんと車で大屯山頂まで来ることもできるのですね。
山頂の通信設備をメンテするための車道のようです。

大汗をかいて登頂したら、アスファルト道路を見つけたときの脱力感。
歩いて大屯山に登って来るのが間抜けに思えるような気分で、なんか納得行かんな。

モヤモヤを抱えたまま幅が広い舗装道路を1キロ少々降りたら、涼亭(屋根付きの休憩所)
に到着。ここから小道が分岐しているのに気が付きました。

小道の行き先が鞍部登山口。
もうクルマ用の道路を歩きたくないので、より山道らしい石段の鞍部登山口ルートを降ります。

すれ違ったお兄さんに何か聞かれたけど、申し訳ない、「我是日本人」で勘弁してくれ。
登山中は行き会う人に何度も話しかけられたのだけど「我是日本人」の連発でした。
もっと話せるといいんだけどね。。。

鞍部登山口ですが、標識が何もないので、ここから大屯山に登ろうとする人は登山口を
探すのに苦労すると思いますよ。

6th trail ★ 鞍部登山口 → 小油坑 ★ 普通の道路歩き

鞍部登山口から小油坑は108のバスが通る普通の道路です。
30分ほど歩いて小油坑に着きました。

小油坑はオススメです。ぜひ見物に行ってみて。
削れた山肌からモクモクと噴煙が上がる様子にしばらく見入ってしまいました。
辺りは硫黄の成分が固まった黄色の岩で、硫黄の臭いが立ち込めています。

案内所でお茶を買って一気飲み。アイスも一気食い。
さらにPETボトルの水を買い足して小油坑登山口へ。
さあ、今度は七星山に登るぞ。

(続く) 
投稿者:タークー

2011-06-28
3rd trail ★ 中正山 → 大屯山南峰 その2 ★ 難所は続く

二子坪とは逆方向の山道を登っていくと再び大屯南峰の標識を発見。

そこにいた2人の若者に標識の先はどうなっているか聞いたら
"Very steep, up, down, up" という返事。人差し指を上げて下げてまた上げて。
ものすごく急な登り、降りてまた登る。

登り口を見て、「ものすごく急な登り」に納得しました。
いきなりロープを伝う急峻な登りです。
両手を使わないと登れません。

岩場を抜けるとだんだん緩やかな草の道になって、なんか平らなところに出たなと
思ったらそこが大屯南峰でした。

山頂といっても丸く膨らんだ丘で、原っぱです。
背の高い草に囲まれて視界は限定的ですが、天母方向がよく見えていました。

4th trail ★ 大屯山南峰 → 大屯山主峰 ★ 気持ちのよい山道

せっかく南峰の山頂を極めたと思ったら次はどんどん下り。
高度を失うのはもったいないという気分になったら、また登りに。
今度の登りは石段です。高度を稼ぐにつれて見える風景が少しずつよくなっていくのが
実感できます。

やった!!!
大屯山 山頂 1092m に到着。
南に台北市内と基隆河、東に煙を吹き上げている小油坑がよく見える。

しかし、もっと感動してもいいはずなんだが、なにこの違和感??

(続く) 
投稿者:タークー

2011-06-27
2nd trail ★ 中正山 → 大屯山南峰 その1 ★ 難路の始まり

中正山展望台を降りたところに「第一登山口」の標識。
どうやらこれがメインのルートらしい。
樹木の中の山道なので、もう日差しを直接浴びることはありません。

よく整備された道で、1キロほどで竹子湖への分岐点に到着。
10人以上の中高年の団体さんが休憩をしていました。

ここで大屯南峰の標識を見つけました。
おお、これだ。
ところがこの先がとんでもないルートでした。

人がひとりようやく歩けるほどの、木の根っこに覆われた急な登りの小道。
樹木がなくなったら草の背丈が高くなり、ついに草に行く手を阻まれて
道がなくなった。あれれ、行き止まり?

よく見ると地面には幅30cmくらいの道らしき跡が。
道は続いているらしい。
草(たぶんススキ)に覆われていてぜんぜん先が見えないけれども、草を掻き分けて
歩いていきます。

足元が見えないのはとても怖い。
何がいちばん怖いって、ヘビです!
もし間違ってヘビを踏んだりしたらと思ったら、暑さの汗が引いて代わりに冷や汗が。
カサカサと音がすると何がいるのかとドキドキ。

草に覆われた道を抜けたら、再び樹木の中の幅の狭い道。
左側は崖。道幅は30cmほど。足を滑らせたら50mくらい滑落しそう。
こんなところで対向者が来たら相当慎重にカラダを入れ替えないとすれ違えない。

神経をすり減らす小道をしばらく歩いて、二子坪に通じるメインルートに合流した
ときはほっとしました。ようやく難所を抜けたか。

(続く)