和楽器が集結した新・純邦楽ユニット「WASABI」が台北公演決定!

2013年11月23日(土)台北・ATT SHOW BOX 1にてライブ開催決定!チケットは台湾ファミリーマートで購入可能♪

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WASABI LIVE IN TAIPEI
■日時:2013年11月23日(土) 18:00開場/19:00開演
■会場:台北・ATT SHOW BOX 1
■チケット好評発売中/料金:前売=NTD1,600、当日=NTD1,800
 台湾ファミリーマート、FamiTicketにて
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こんにちは、台北ナビです。台湾人の日本文化への造詣の深さは日本人もビックリなのですが、そんな台湾の方々に和楽器の魅力を伝えたい!と台北ライブを開催するWASABIの独占インタビューが叶いました~!和楽器と言えば高齢なイメージがあるのですが、WASABIのみなさんは若く、情熱に満ち溢れた方ばかり。和楽器のこと、台湾公演のことを中心に話を伺いました!

和の格好良さを追求したWASABI

まずはWASABIのことをあまり知らないという方のために、簡単にWASABIの説明をします!

「WASABI」は吉田兄弟(兄) 吉田良一郎が「日本の心 和の響き」と題した学校公演プロジェクトとして、元永拓(尺八)、美鵬直三朗(太鼓・鳴り物)と2008年に活動を始めました。
2010年に市川慎(筝・十七絃)が加入し、津軽三味線/尺八/箏/太鼓による代表的な和楽器が
集結した新・純邦楽ユニットが誕生します。その後、2011年にユニット名を、「WA」=和、「SABI」=サビ(盛り上がり)という意味合いから命名しました。2012年3月21日にはデビューアルバム『WASABI』が発売され、一般公演もスタート。キャッチーなメロディーラインとコンパクトさを意識した構成による楽曲で、日本人に限らずステレオタイプにイメージしがちな雅で叙情的な世界観だけではない、迫力ある「和のバンド」のグルーヴを生み出しています。
吉田兄弟・疾風との特別公演『和の祭典』 、朗読劇 一期一会『マクベス』、戦国ブログ型朗読劇『SAMURAI.com 叢雲』にも参加し精力的に活動を続けています。2013年秋から海外公演(ASEAN3ヶ国 / 台湾 / ヨーロッパ予定)もスタートさせるなど、活動の幅を広げ、ミュージックシーンから、その動向に熱い注目が集まっているんです。

Q:「WASABI」というユニットが始動するまでの経緯を教えてください。

A:  良一郎) WASABIは学校公演を中心に活動しよう、と集まったグループです。これからの日本の子供達に生の伝統楽器の素晴らしさを感じてほしい、という思いで活動しております。

4人それぞれが主役

Q: このユニットでの活動は4名それぞれにどのような影響を与えていますか?

A: 良一郎) もともと和楽器をやっているのに、改めて和楽器のかっこよさを感じています。今までにないサウンド!!

A: 元永)高校生の頃にバンド活動をしていたものの、尺八を志してからは専ら古典、そして現代邦楽の世界で活動をしていました。このユニットで活動をし始めてから、古典芸能という世界の中でのジャンルを超えた新たな活動の可能性がまだあるという発見をしました。そして民謡・古典という垣根を越えた先に新たな音楽が存在し、また生み出していけるという希望も。そして今までにない、音楽家との密接な時間と関係を過ごす事でかなり視野が広がり、この五年間の経験は非常に内容の濃いものでした。音楽に対する姿勢そのものに変化が生まれました。

A: 市川)自分にとってWASABIは、グループとしての意識感、自分としてのポジション、WASABIとしての作曲や演奏スタイルなど、個人で演奏している時には考えない部分で成長させてくれていると思います。

A: 美鵬) 同じ和楽器でもそれぞれが主体とするフィールド… 僕や良さんで言えば民謡etc。元永さん・慎クンで言えば古典・箏曲… やジャンルが違うので、WASABIとして音を奏でたとき、また曲作りをする度にメンバー互いに刺激があります。

台湾でのプレイ中の反応が楽しみ!

吉田良一郎(津軽三味線)

吉田良一郎(津軽三味線)

Q:和楽器演奏の反響は国内と海外でどのような違いがありますか?

A: 良一郎)  国内と国外では国々でのお客さんの聞きどころポイント違いまして、play中に反応の違いが楽しみです。
A: 元永) 国内ではある種の先入観、固定観念の元、エンターテインメントとして楽しむという感じではありませんでしたが、WASABIの公演では特に学校などで公演をすると若い世代が純粋に「和楽器ってこんなに魅力的なんだ!」といった嬉しい反応がストレートにもらえるようになって来ました。このアンケートを書いている時点でWASABIはまだ海外での公演を経験していませんが、今までの個人的な海外での活動の経験では、楽曲よりも楽器の持つ「音」「音色」に対しての反響が大きかった様に感じます。

A: 市川) 日本では和楽器に対するイメージが固まってしまっている部分もあり、海外の方が純粋に音楽として、楽器の一つとして聞いてもらえている気がします。

A: 美鵬) やはり海外では初めて耳にする旋律、楽器から発せられる振動、演奏技法、そして日本独特の「ノリ」に海外の皆さんは喜ばれる方が多いです。
対して日本の方は和楽器に対して奥ゆかしいイメージが強いので、力強い演奏や即興的なものを聞かれると国内でもとても驚かれます。

台湾公演決定!その時のお気持ちは?

市川 慎(箏・十七絃)

市川 慎(箏・十七絃)

Q: WASABIでの台湾公演が決まったときのお気持ちを教えてください。

A: 良一郎)日本以外で和楽器をやっている人が多い国は台湾です!!それぞれの楽器(津軽三味線・箏・太鼓)のファンがいると思うので反応が楽しみです。

A: 元永)私自身は幼少時代を過ごした思い出深い台湾、それも住んでいた台北での公演です。最後に台湾を訪れたのが1999年、同じ時期から和楽器の修行を続け、ここに来てWASABIでの公演というのは最高の気持ちです。

A: 市川)とても嬉しいです。台湾は和楽器にもとても興味を持ってもらえている国なのでそういった意味でも本当に嬉しいです。

A: 美鵬)ぃやったァァァァァァァー!

台湾の楽器とのコラボも将来的にはあるかも?

美鵬直三朗(太鼓・鳴り物)

美鵬直三朗(太鼓・鳴り物)

Q:みなさんそれぞれ海外公演など国外でも幅広く活動されていますが、台湾公演の経験がある方は、その時印象に残っていることを教えてください。

A: 良一郎)津軽三味線ファンがたくさんいてビックリ!!台湾は日本から近い!!(2009年に吉田兄弟として来台、National Concert Hall,Taipeiにてコンサートをしました!)

A: 元永)残念ながら台湾での公演はいままでにありません。。。

A: 市川)台湾は初めてです。

Q: 今後台湾(中国)楽器とのコラボレーションの予定はありますか?

A:良一郎) ごめんなさい、、、今回はありません、、次回は必ず。

A:元永)今後は和楽器だけでなく「アジアの楽器」としてアジア全体で盛り上がっていきたいという希望があります。当然、台湾楽器とはコラボレーションをしなければなりません!

A:市川)今現在は予定にありませんが、今後可能性もありますし、是非してみたいです。

A:美鵬)二胡との共演は良くあります。日本にも胡弓という音色が近い楽器があるので、海外の楽器というよりは、元々とても親しみがあります。

台湾のこと・・・

元永拓(尺八)

元永拓(尺八)

Q: 元永さんは幼少時代を台湾で過ごされたそうですが、印象に残っていることはありますか?

印象に残ったことは数知れませんが、1978年~1983年当時、天母に住んでいました。家の前に出ていた臭豆腐の屋台の香り、牛肉麺の味、近所に住んでいた金城武さんとよく遊んだこと、市バスの正方形の厚紙のチケット、運転手さんがよく噛んでいた歯が赤くなる実(?!)、基隆、烏来、阿里山、烏龍茶で煮た卵、青葉でのシジミの醤油漬けとサツマイモのお粥、双十節の盛り上がり、故宮博物館の翡翠の白菜、北回帰線、ちょっと思い浮かべただけで止まりません。

Q: 台湾で気に入っている場所、好きな食べ物などがあったら教えてください。

A: 良一郎)屋台にいきたい!!前回(2009年吉田兄弟として来台時)、行けなかったので!!

A: 元永) 好きな食べ物は何と言ってもしじみの醤油漬け、そして海鮮料理。「海覇王」が好きでした。笑)
場所は、やはり住んでいた天母が好きですし、現在どうなっているか行ってみたいです。おそらく記憶とだいぶ違うんでしょう…

A: 市川)食べ物的にも,イメージ的にも大好きで、行きたいと思っていたので本当に嬉しいです。

A: 美鵬)龍山寺、阿宗麺線、夜市!

台湾公演だけのスペシャル演目もありますよ~

Q:最後に台湾公演ならではの見どころはどんなところですか?また、今回の公演の意気込みを聞かせてください。

A: 良一郎)和楽器ファンが多いということで、皆さんの想像以上の演奏をするので是非、会場でお会いしましょう。

A: 元永)WASABI五年間の活動の全てを凝縮した内容、そして台湾公演だけの為に演奏する曲、台湾のお客様との一期一会の時間を精一杯共有し、全て新たな気持ちで後にも先にも無いスペシャルな公演にしたいです。

A: 市川)すべてを見所にしたいですし、それだけ気合い入ってます。
和楽器の持つチカラ、可能性を感じて頂けたら嬉しいです。

A: 美鵬)台湾公演のみのスペシャル演目もありますし、WASABIとして初のグッズもあります!なにより台湾の方に楽しんで頂けるようにメンバー皆で趣向を凝らし台湾公演に望みたいと思います!
関連タグ:WASABI台北吉田兄弟尺八十七絃太鼓鳴り物ライブチケット

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-10-14

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