ワタシ流☆淡水の歩き方

心地よい天気に誘われて、ぶらっと散歩。台北市内からMRTでたったの40分、思い立ったら気軽に行ける観光地。

こんにちは、台北ナビです。
ようやくギラギラと照りつける真夏の暑さから開放された、涼しい季節になりました。となると、ちょっと郊外まで足をのばしてみたくなり・・・。そこで、今日は台北郊外の人気観光スポット・淡水へ気ままなぶらり旅!いざ、出発です~

スタートはMRT淡水駅から

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何度となく淡水へ訪れているナビ。「今日はどのルートで行こうかな・・・?」とちょっと思案。
① マングローブ群を眺めながらサイクリング(関渡→淡水または八里スタート)
② 乾物街で有名な廸化街をぶらりとした後、藍色公路フェリー(大稲埕碼頭→漁人碼頭スタート)
どちらも、淡水へ行くまでの間にもちょっと楽しめそうな感じ。しかし、結局は、
③ 車窓から移り行く景色を眺めながらMRT(市内→淡水スタート)
という、最もベタなルートをたどることに。
ひと口メモ:台北車站から約40分です。

河沿いの道を散策

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淡水は、台北近郊の人気観光スポット。海外からの観光客だけでなく、台湾全土からも憩いを求めて人が集まってきます。休日ともなれば、カップルや家族連れ・仲良しグループ等の人・人・人。しかしながら、平日はかなり閑散とした様子。ゆっくり散歩するのにはもってこい!などと思いつつ、まずは河沿いの道へ。
ひと口メモ:食べ歩き派は赤い看板の「繼光香香鶏」とスタバの間の道をオススメします。河沿いの道より食べ物のお店や屋台がたくさんあります。
しかし、人出に合わせてか、店々の様子もかなり閑散としていて、シャッターを下ろす店も多し。休日は吹き矢だの、射的だのの娯楽系ショップや食べ物屋台でにぎわい、その前の道には大道芸人風の人たちと歩く観光客でごったがえしているところですが、本日はなんとも寂しい感じ。にぎやかなのが好きな方は敢えて土日を選ぶという選択も・・・
ひと口メモ:店の開店は11~12時過ぎからがほとんど。MRT淡水駅スタートならば、朝はホテルでのんびりしたり、台北市内の観光スポットを巡ってから出発してもよさそうです。

フェリーで対岸・八里へ

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さて、気を取り直しフェリー乗り場へ。渡し舟風フェリーで対岸・八里までは数分。チケットは乗り場近くにある売り場でも購入できますが、MRTの悠遊卡(一般)があれば、乗船間際にピピッとやれば、そのままいけます。但し、往復チケットや周遊チケットは窓口でどうぞ(割引有)。今日は、時間短縮も兼ね、MRTのカードでピピピッ。

ランチはもちろん海鮮♪

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いつもは淡水駅から老街(オールドストリート)を通るのが定番のナビ。たくさんの店の誘惑に負け、ついつい買い食い&歩き食い。そのため、食事は席についてゆっくり・・・ということがないのですが、いい年した大人なので(!?)たまには座っていただこうかと向かった先は、ムール貝がおいしいと評判の「余家孔雀蛤大王」。看板メニューの招牌孔雀蛤(ムール貝炒め)や炒飯等をいただき、全4品で600元弱也となかなかお手頃。ムール貝はたっぷりの台湾バジル(九層塔)と唐辛子で炒められているので、ビールに合いそう♪しかし、このバジル、クセがあるので苦手な人も多いかな?こちらの店は、昼休憩なしで営業しているので、ちょっと遅めのランチでもOKです。
ひと口メモ:おとなりの「福州両相好」はドーナツ屋さん。この日はテレビの撮影が訪れていました。しかし、もっと人気なのが、埠頭からのびる小道を入った「姊妹雙胞胎」。そちらのとなりもなんと「余家孔雀蛤大王」(支店)なのでした~ 

八里左岸を散歩

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食後の腹ごなしに、河沿いの店をひやかしながら、そのまま道なりに左岸公園へ。きれいに整備された公園は、木製の遊歩道がのび、サイクリングコースになっています。レンタルサイクルの貸し出しも行っているようで、すれちがうサイクリング族も多し。1時間単位から貸し出してくれるので、時間がある方は自転車で散策してみるのもオススメです。
さて、ナビはというと、対岸の淡水を眺めつつ、しばしのお散歩。あちら側とは違い、人も店も少なく、どこかのんびりムード。ゆっくりするにはこちら側が断然いいかな~
ひと口メモ:週末には馬に乗った警察官に出会えるみたいです・・・

左岸碼頭から漁人碼頭へ・・・

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さらに、道なりに歩くと、先ほどとは別の埠頭が。こちらは左岸碼頭。そのまま戻るのではつまらない!ということで、ここからフェリーで、漁人碼頭へ。
ひと口メモ:ここからのフェリーは天候により運休している場合もあります。その場合は元来た道を戻って八里碼頭から乗船します。但し、その場合、漁人碼頭直行はないので、一度、淡水老街へ戻ってから別のフェリーに乗り換えます。

クルージングが一番の楽しみ!?な漁人碼頭

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着いた先は、淡水河で最も海に近い埠頭。すぐそこは台湾海峡です。そのため、停留する漁船が目につきます。ここ見所はなんといっても、海側沿いの遊歩道から眺める夕陽と、真っ白な情人橋(ラバーズブリッジ)。正直、この2つ以外、これといった楽しみはありません。ナビ個人的には「フェリークルージングを楽しむために来るところ」。とはいえ、せっかくですので、歩道の上を歩いてみることに。
この歩道は、並ぶ店々(特徴のある店はなし)の上にあり、ちょっと高めの位置から暮れゆく夕陽を眺められます。しかし、夕陽の時間にはまだ早すぎ。そこで、もうひとつの名所、ラバーズブジッジを渡ることに。真夏は照りつける太陽の下、「渡らずにフェリーで引き返そう」ということが多いのですが、今回は向こう側の漁会へ。が、めぼしいものはなく、ちょっとがっかり。
ひと口メモ:「淡水名物の夕陽をどこで見るか?」という話題をよく聞きますが、ナビ個人的には老街あたりの河沿いで十分キレイかな?と思います。が、夕陽がメインなら漁人碼頭まで来るのもよいかも。但し、休日は日暮れ間近のフェリー乗り場は長蛇の列なので、夕陽を見る場所取りも含めて、時間に余裕を持ちプラン立てすることをオススメします。しかし、日の入りに間に合わなくて、船上から・・・なんてなっても、それはそれでステキかも。

バスに揺られて紅毛城へ

さて、漁人碼頭をあとにし、漁会となりのバス停から、淡水駅方面のバスに乗り込みました。紅26番をはじめ、本数はわりとあり便利です。紅毛城へは「真理大学」というバス停で降ります。心配な場合はメモした紙を運転手さんに見せ、ついたら教えてもらいましょう。
紅毛城はバス停から坂をのぼったすぐのところにあります。元々はスペイン人が建てたお城で、のちにイギリス人が領事館として利用していたところ。台湾の古跡のひとつとして登録されており、レンガ色のレトロな建物は雰囲気もよく、写真撮影にも映える場所です。
ひと口メモ:淡水で食べておきたいもののひとつにあがる「阿給(アゲ)」。河沿いや老街あたりでも食べられますが、地元っ子に人気の店を探しているなら紅毛城からさらに坂をのぼって「文化阿給」へ。真理大学前の真理街を文化国小前へ行ったところにあり、このあたりには他にも数軒の阿給店が並びます。

再び、淡水側の河沿いを歩く

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先ほどのバス停へ戻ると、そこにはオシャレなカフェがいくつか並んでいました。そのひとつ、「領事館」は老舗のカフェで、ここのテラス席から眺める夕陽はカップルや女子に人気です。よい席を狙うには早めの時間から待機しておくのに越したことはありません。さらに河側へと続く道をたどっていくと、バリ風のカフェ「榕堤」が。ここでちょっとひと休み~
カフェでのんびりしていると、もう夕暮れの時間。11月のこの時期は17時を少し過ぎると、だんだんと日暮れてきます。カフェの前~スタバのあたりは多くの夕陽見物者でいっぱいに…。ナビも皆々様にまじって、しばしのボ~っと夕陽見学。
ひと口メモ:このへんでは多くの猫に出会いました~。写真に撮ると、なんだか絵になる感じ~

老街で食べ歩き&ショッピング

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さて、河沿いから細道を入り、中正路(老街)へ。いくつかの異国風雑貨屋の間からひょこっと現れた、レトロ調な教会やマッカイ像を通り過ぎ、連なる店々を見て歩きます。「可口魚丸」は肉入り魚団子(福州丸)のスープがおいしい店。また、そのおとなりの「阿香蝦捲」は揚げたてのエビ捲を求める人で行列が絶えない店です。お魚せんべいは淡水でも人気土産のひとつですが「許義魚酥」はその本家本元。また、「合泉生釣具店」ではカラフルなあみバッグがとってもお安く手に入ります。このほかにも、カゴなどを扱う雑貨屋さんや駄菓子屋さん、パイナップルケーキ等の中華菓子を売る店など、さまざまな店が多く並んでいて、短いストリートながら、ゆっくりと時間をかけて楽しめます。
ひと口メモ:夕食も淡水で・・・というなら、「紅楼」がオススメ。レンガ造りのレトロな建物で、チャイニーズフードがいただけます。お茶やお酒だけなら、3Fのカフェへ。テラス席からは淡水河が見渡せますよ。

MRT淡水駅へ到着!

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道なりに歩けば、駅に到着です。鉄蛋、えびせん、魚せんべいなどのお土産を手にして、MRTに乗り込み市内へ戻ります。車内から見える淡水河の畔はネオンが灯っていて、どこかのんびりとした田舎の夜景が広がっていました。淡水駅は始発駅なので、座れるのがうれしいですね。休日でも待てば必ず座れますよ。さて、このまままっすぐ帰路に着くか・・・?それとも新北投の温泉で疲れを癒していこうかな?はたまた、士林夜市をさらに散策しようかな?などと考えているうちに列車は出発~、楽しい半日強の淡水ショートショートトリップでした。
ひと口メモ:余力がある方は、駅前(淡水河とは反対側)の通りをはさんだセブンイレブン脇からのびる細い通りに足を運んでみてください。小さいですが、屋台が並ぶ夜市がたちますよ。
今回ご紹介したスポット以外にも、淡水には多くの見所があります。ナビでもこれまで淡水歩きを特集してきました(こちら)。みなさんも、ナビ記事やガイドブックを参考に、オリジナルの「ワタシ流☆淡水の歩き方」を見つけてくださいね。
以上、台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-12-04

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