旅チャンネル「ASIA NAVI」#29 台湾特別編

台湾で有名な、苗栗の「飛牛牧場」と宜蘭の「シャングリラ農場」で撮影をしてきました~!

こんにちは、台北ナビです。今回も、前回に引き続き「台湾特別編」。台北などのシティではなく、ローカル色たっぷりの田舎へと行ってきましたよ。主な撮影の場所は2ヵ所。1ヵ所目は、台湾中部の苗栗にある、台湾人ならだれもが知っているだろう有名な「飛牛牧場」。2ヵ所目は、台北からも程近く、日本人も行きやすい宜蘭の「シャングリラ農場」です。
飛牛牧場にて 飛牛牧場にて

飛牛牧場にて

シャングリラ農場にて シャングリラ農場にて

シャングリラ農場にて

旅チャンネル「ASIA NAVI」


スカイパーフェクトTVが主催する情報番組「ASIA NAVI」。ナビグループ全体とコラボしています。今回は、日本人芸能人の小井塚登(こいづかのぼる)さんを日本からの旅人としてリポーターに。小井塚さんは、芸歴10年で、今までドラマや舞台などセリフのある演技一筋でこられたとか。だからこういう風に自然体の姿が求められるのは初めてということで、最初はだいぶ固く、緊張されている感じでした…日本でのONAIRスケジュールはココからチェック!実はこの「ASIA NAVI」、台湾でも字幕付きで放送されるんです。字幕編集の関係で2ヵ月くらい遅れますが、台湾在住の方はJETTVでチェックしてくださいね。

今回のテーマ


ナビは事前に今回のテーマはなんぞやとディレクターの方に聞かされていました。それは、「男ひとり、気ままな自由旅」ということ。だから、スケジュールはいつもと比べものにならないほどゆったりと組まれ、あくまでも2ヵ所の牧場と農場をメインに、あとは「その場の雰囲気で決めよう」と言われていたんです。交通手段などもあえてカンペキに準備しておくのではなく、たとえば、本当に日本の男性がひとりで来ても、そうするであろうがごとく、駅前のおばちゃんに道を聞いたり、道行く人に話しかけてみたり…その方がより自然ってわけなんですね。しかも、ナビも以前友人に「セリフって決まってるんだよね?」と聞かれたことがあるのですが、本当にザーックリとあるだけ。もちろん、ディレクターさんから「こんな風に言ってね」とは言われるんですが、あとはこちらの自由とばかりに、何を言ってもいいんです。小井塚さんの素のレポートに注目ですね。ナビは、今回は通訳とコーディネートに徹したため、ほとんど登場しないと思われます。でも、小井塚さんが「通訳のナビさんも食べてみて!」などと、何度となくレンズの中へ引きずり込むんです…。それでは、撮影の様子をお伝えします。

1日目:台北→苗栗

こんなに大きいのに8人乗り!

こんなに大きいのに8人乗り!

 
今回は、なぜかグレードUPしたロケバス(なんとVW製の新車)でみなさんを空港へお出迎え。さて、プロデューサーさん・ディレクターさん・カメラマンさん・小井塚さんの4名様が空港出口から出てくるはずなんですが、待てど暮らせど出てこない…呼び出しまでかけちゃったくらいです。手続きが混んでいたようなのですが、無事に合流できたところで…では早速、苗栗へ向かうとしましょう。イスはゆったり、フラットテレビも搭載したこのロケバスをみて、「日本のより数段いいよー」とみなさん喜んでくださいました。よかったよかった!

駅にて

ローカルな駅です ローカルな駅です

ローカルな駅です

15時には、飛牛牧場最寄りの「通宵」駅に到着。ここで、到着シーンを撮ります。撮影したのは7月中旬。この時間この時期って何よりいちばん熱い時…日本からいらっしゃったみなさんは、立っているだけでも汗が噴き出しています。日本との温度差かなりありますもんね…ここでは、カメラマンさんのメインカメラと、プロデューサーさんのちびカメラ、二手に分かれて撮影スタート!ちびカメラは、予め申請していたので、駅構内へと入り、到着する列車を撮ろうと待ち構えます。メインカメラは小井塚さんを。ここで、暑さのせいか初めてのせいか、なかなかディレクターさんのOKをもらえず、何度もやり直し…カットが入ったら水を飲み、流れる汗を拭き…というのを続け、かれこれ1時間近く(くらいの長さに感じました…)。小井塚さんもあとで、「あの時はクラクラしてた…」とのこと。気を付けないと、本当に熱射病などになってしまう暑さです。OKをもらったところで、道を尋ねに近くのビンランのお店へ。いきなり“ビンラン”なんてディープ度がググンと増しましたね。日本人なら絶対興味を持つビンランを小井塚さんもひと口食してみますが…写真のような顔。そりゃそうです。
さてさて、撮影隊はタクシーに乗っていよいよ牧場へ移動です。我々ナビたちはその後をロケバスで追いかけます。
マイクを付けてと。

マイクを付けてと。

着いたぞ~

着いたぞ~

渋い顔…

渋い顔…

飛牛牧場に到着!

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駅からは15分もしないでお目当ての飛牛牧場に到着。緑もいっぱいあるし、少しだけ涼しくなったかな!?まずは、チェックインの様子と新館のお部屋の撮影から。新館は新しくて真っ白!ログハウス風でとってもカワイイ空間です。共同のリビングスペースがあり、ぬくもりのある雰囲気で、そこではネット利用も可能!お部屋もビタミンカラーがふんだんに使われていて、いるだけで元気が出てくるような場所です。ナビたちもチェックイン!わーい♪
なんだかんだで、夕食どきの時間になってしまいました。とれる時にとっておかないと逃してしまう食事の時間。なので、先に済ませることにしました。この夕食は撮影抜きの食事。これから始まる5日間の撮影に備えて気持ちも準備しないといけないですからね。それはやっぱりこれに尽きます。“よろしくお願いしますの「カンパーイ!!」”

みんなで振り振り

みんなで振り振り

意地になってます?

意地になってます?

20時からは夜のイベントの撮影です。今日は「牛乳からバターを作ろう」というもの。そのためには、牛乳が入った瓶をクレイジーになったごとく振らなくてはいけないんです。台湾人の方や、マレーシアから社員旅行で訪れたという団体の方々も大盛り上がり!音楽に乗ってレッツ・シェイク♪出来上がったら、パンにつけて食べましょう。柔らかいペースト状になって、おいしかったですよ。
続いても、ユニークなイベント登場。「仮装DEミルクの早飲み対決」です。牧場内にいる、ウシ、ウサギ、チョウの3つに仮装し、もうひとりが哺乳瓶でミルクを飲ませてあげるんです。もちろん撮影隊も参加!小井塚さんはチョウに変身したのでした。ナビもミルク飲ませ係りに任命されました!
もう着替えたよ~

もう着替えたよ~

チョウ組がんばります!

チョウ組がんばります!

そして…なんと優勝!!オリジナルのキーホルダーを2つ賞品としていただきました。ベタながら、いざ参加してみるととっても楽しいひとときでした。


2日目

「おーい」

「おーい」

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今日は1日中どっぷり牧場での撮影に臨む日です。そして、牧場の朝は早い!
7時から最初のウシの乳しぼりが始まるので、6:45にはみなさんと集合しました。小井塚さん、初めての乳しぼりに悪戦苦闘。かなり力を込めないと出ないそうです。ナビもこっそりやってみたのですが、柔らかくて温かい感触が気持ちいい~。肝心の乳の方はチョロチョロ…でした。
次はヤギにエサやり。ヤギはとうもろこしの葉が好きなんですって。ヤギのすごい力にビックリです。ここで、小井塚さんはヤギの鳴き声のマネを習得していました…続いては、ウシにエサやり。放牧されているウシを呼び戻すため、「おーい」とみんなで声を掛けます。最初はこちらを見るだけでビクともしてくれなかったのですが、2度3度声を掛けると、のっそりのっそりやってきました。想像では「ドドー」とすごい勢いで戻ってくると思ったのですが…やっぱりウシですもんね。ここで、ウシの世話をするスタッフの方とトーク。エサをあげながら、気に入ったウシに小井塚さんが名前を付けたりしました。その後は、子牛のシャワーをお手伝いです。ブラシなどで洗ってあげるのではなく、ホースの水を直接ジャー!結構豪快です。
まだまだ続きます、牧場体験!今度は、アヒルにエサやり。アヒルくんたちはお利口さんで、小さな鐘をならすと群れをなしてこちらにやってくるんです。エサがあるって知っているんですね。手のひらに乗せたエサをつつくくちばしの力が強くて、子供たちはビクビク。最後は黒ヤギにエサを。黒ヤギは高いところが好きだということで、ここではオリジナルの滑り台が設けられているんです。本当に滑り降りてきて…こんな光景ナビも初めて見ました。
たっぷりどっぷり牧場体験をしたところで、レストランに戻り飛牛の商品の撮影に。
飛牛のキャラクター、羽根の生えたウシ

飛牛のキャラクター、羽根の生えたウシ

どうせなら羽根を立たせましょう

どうせなら羽根を立たせましょう

顔が明るく映るように…これおもしろい!

顔が明るく映るように…これおもしろい!

午後は…

ディレクターさんガンバレ~

ディレクターさんガンバレ~

クッキー!ちょっと硬かった…

クッキー!ちょっと硬かった…

味はカップケーキが№1!

味はカップケーキが№1!

お昼を済ませて、あいにくの天気になってしまった午後はDIY体験から。アイス・クッキー・ケーキを作ります。スタッフ総出で作りました~。次は、蝶々館。チョウやカブトムシを見学しました。そして、牧場犬がヤギを誘導するショーが見れるということで見に行きました。犬って本当に利口なんですね。ヤギが近くを大群で走り抜ける様子は圧巻。ちょっとビビッてしまいました。夜は、レストランにて、飛牛のオススメ牛乳鍋の美食レポートをして終了となりました。
旅チャンネル「ASIA NAVI」#29 台湾特別編 旅チャンネル ASIA NAVI 農場 牧場 苗栗宜蘭 小井塚さんもビビッてます

小井塚さんもビビッてます

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3日目 苗栗から宜蘭へ


この日も、飛牛での撮影が続きました。オーナーインタビューに、牧場内散策撮影。予定を過ぎた11時半に飛牛とお別れをしました。なんだか名残惜しいよー。
気を取り直して、次に向かったのは、飛牛近くの観光スポットということで、「勝興」駅へ。この駅はすでに使われていないのですが、登山鉄道などを除く駅の中で、いちばん標高が高いことと、線路やトンネル、駅舎がそのまま残っていて直に見れるということもあり、人気の観光スポットとなっているんです。また、この近くには客家人が多く住んでいるのですが、日本人の舌にもわりと合う客家料理が食べられるのも魅力。ここでしばらく撮影となりました。
客家料理の「勝興客桟」にて

客家料理の「勝興客桟」にて

雰囲気ありますよね

雰囲気ありますよね

お昼を済ませた撮影隊一行も、苗栗をあとにして宜蘭へ移動!なんと、道の関係で一度台北へ出てから向かうため、宜蘭までの所要時間は約3時間ということ。でも、みなさんにはちょうどいい休憩の時間となりそうです。

シャングリラ農場に到着

達筆披露

達筆披露

「恋愛成功(恋愛成就)」お決まりですね!

「恋愛成功(恋愛成就)」お決まりですね!

…というわけで、宜蘭のシャングリラ農場に着いた時にはすでに日は傾いていました。シャボン玉とスタッフの方の熱烈な歓迎を受け、まずは夜のイベントの時に上げる天燈作りから。組み立てから開始。ここで小井塚さんの本領発揮となりました。小井塚さんは書道の師範の資格を持つほどの達筆。使うかもしれないと、日本から墨汁と筆を持参されていたんです。なんといいタイミングでしょう!出来上がった天燈に筆で願い事を書きます。これで準備はOK!

そして、20時からシャングリラの一大イベントが始まりました。まずは「西遊記」を題材にした布袋戯(人形劇)を見物。その後いきなりイベントはヒートUP!神輿を担いだり、太鼓をたたいたり、神様も登場してすごい騒ぎに。
イベントはまだまだ内容盛り沢山。白玉みたいな湯圓作り、大コマ回し対決へと続きます。大コマは7キロもあり、通常初めての人は回すことすら困難なのに、小井塚さんは一度で回していました。すごい!しかも結構回っている時間も長かったです。そして、最後は天燈上げ!何度見ても幻想的な光景にうっとりします。

ところで、この日夕食の撮影をする時間を逃してしまい、始めたのはイベント後。コース料理ですごく豪華な宜蘭ならではの料理に一同大満足。解散となったころには日付が変わっていたのでした…

4日目

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農場での一日がスタート。まずはお部屋の撮影から。こちらのVIPルームには、なんとお部屋の中にブランコがあるんです。しかも公園にあるような特大のものが…噂では聞いていましたが、実際に見てもやっぱり珍しいなー。
その後は農園へゴー!遊歩道を山に向かって歩いていきます。高台になっているので、宜蘭の平原が一面に見渡せとてもいい景色。農園では野菜を採り、その野菜をレストランのシェフに調理してもらいます。採れたて野菜のランチは最高においしかった~。
飛んで行ってしまいそう

飛んで行ってしまいそう

なぜか太鼓もあるんです

なぜか太鼓もあるんです

採れたてだよ

採れたてだよ

午後はというと…こちらのオーナーの案内のもと、いろいろな場所へ連れて行ってもらいました。オーナーは、地元育ちで元農家。この辺に詳しいに決まっています。オーナーらしくみえないその風貌と、ひょうきんな人柄がテレビ出演には最適でした!まずは、シャングリラからすぐ近くの道教の台湾総本山「三清宮」へ。独特の雰囲気を味わいました。
次は、小学校。「なんで小学校?」と思ったら、オーナーが卒業した小学校で、もちろん思い入れもあるし、石造りで特徴があり、環境のいい小学校を紹介したいという計らいでした。昔、ここ宜蘭の人は石造りの家に住んでいたといいます。その姿が残った場所へも案内してくれました。さっきの小学校も、だから石造りだったんですね。
カマを持った方がオーナー

カマを持った方がオーナー

「三清宮」

「三清宮」

教頭先生に遭遇!

教頭先生に遭遇!

そして次は、急にこの日行くことが決まった「蘇澳冷泉」。世界でふたつしかない冷たい炭酸温泉なんですって。ここでは、なんとオーナーと小井塚さんが水着姿になって混浴。トークもディープな内容になり…きっと楽しい映像が撮れているでしょう。夏にピッタリの温泉で、ナビも今度来ようと決めたのでした。その後、オーナーのもうひとつの香格里拉冬山河渡假飯店の外観を撮影しに。夜は夜市へ行く予定になっているのですが、まだ早いということで、景色のいい中庭でフルーツやら生ビールやらをふるまってくださいました。気分は最高!

撮影もいよいよラスト!近くですごいにぎわいの羅東夜市へ行ってきました。平日の夜なのにとにかくすごい人・ひと・ヒト…撮影するのも憚れるくらいでした。ここでは台湾ならではの小吃をいくつかご紹介しました。そして、最後の夜も更けていきましたとさ。
すごい人だね~

すごい人だね~

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最終日


最終日はもともと何もスケジュールを組んでいなかったのですが、農場の方々の計らいで「お疲れ様パーティー」を開いてくださいました。撮影にピッタリとくっついて(ひっついて?)写真を撮っていたスタッフがいたのですが、それはこのためだったんですねー。何枚ものたくさんの写真をまとめてスクリーンに流してくれました。音楽にのせられると、ナビも感慨深くなってしまいます…そして、このためだけに準備してくれたという踊りも披露してくれました。撮影隊も踊りに混ざり乾杯をし…小井塚さんの締めのあいさつで終了となりました~。お疲れ様でした!!
5日間のスケジュール、ゆったり組んであったとはいえ、ちょうどよく終わってナビとしても安心しました。台湾の牧場や農場は何度行っても、そのキレイな空気と緑豊かな自然、人のあたたかさに癒されます。ナビもまだまだ「台湾の田舎にハマッタ」から抜け出せそうにありません。早く番組見たいな~!
以上、台北ナビでした。
関連タグ:旅チャンネルASIA NAVI農場牧場苗栗宜蘭

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-07-31

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