ナビスタッフ 下町で食べ歩き!

皆様を「ディープな台湾の旅」へ、お連れいたします。

こんにちは、台北ナビです。今日は数名のナビスタッフたちの強い希望で、台北の下町へやってきました。ここは、乾物街として有名な迪化街の北にある媽祖を祭る「慈聖宮」。迪化街と甘州街に交差する涼州街から入るとわかりやすいです。まずは、ここの「宮」前広場が、本日メインのランチの場所!「宮」前の路地には、朝から夕方まで、30軒ほどの屋台が並んでいます。ここの屋台の特徴は、屋根がない、アルコールがない、夜はやってない。この3つってとこでしょうか。

青空屋台にもルールが


しっかし、6月末の台湾て、最高にムシムシする1年で一番暑い季節のような気がします。こんな中、無謀にもB級美食を求め、バイク組とタクシー組、マイカー組に分かれてバラバラと集合したナビたち。先に到着したタクシー組が、皆のお腹を満たすため、ガンガン注文して、ドンドンテーブルに並べていきます。そうそう、ここで、この「宮」前屋台のルールを先に述べておかなければ。

いつも人が多いところなので、着いたら早くテーブルの確保をしなくちゃと思ってしまいます。広場には開いたのとたたんでいるのとざっと50個はテーブルがあるでしょうか。木陰のいいとこ見つけた!とさっさと座ってしまったあなた。ちょっとそのテーブル、屋台主の名前が書いてありませんか?そこに座ってしまったら、その屋台の料理は注文しなくちゃならないんですよ。屋台はそれぞれ特徴があるので、サメ肉屋台のテーブルに座って、サメ食べずというわけにはいきません。なので、やっぱり一番最初は何を食べるか決めて、その後方にある席を探しましょう。注文したら、屋台の人が探してくれたりもします。

暑い~


が、今日ナビたちはざっと10人。10人一緒には座りにくいので、やはり席の確保といきました。実は、事前に「宮」へ連絡をして、広場のテーブルの予約はできるのか?と聞いた一スタッフ。そんなもんはやってませんと言われ、ならば早く行かなければと第一陣は11:30に到着。朝からお粥を食べたりもできるとこなので、11:30でも遅い朝ごはんだか早い昼だか、人はボツボツいました。掟破りで、でっかい扇風機がブンブン回る見晴らしのよいところに、手近のテーブルを2つくっつけてしまったナビ。さっそくテーブル主の兄ちゃんが何を食べるんだ?と飛んできました。お断りはできませんので、彼らの屋台の品であるカキ卵、麺、チャーハンを注文。人数を言ったら、椅子も近くにあるのを10個並べてくれ、それだけいるなら、あの屋台のスルメはどうだ?と勧められ、それも注文。他ナビ3人は、路上の屋台でいろんな種類の料理を注文中。

ふと足元を見たら鳥のフンがチラホラ。上を見上げると、緑が生い茂る大きなガジュマルの木の真下。これはヤバイと、地面にフンがないところへ、テーブルを少し移動させました。

屋台料理の数々


今日は6軒の屋台から15品をテーブルいっぱいに並べてみました。どうです?これで、全部で約1500元、1人150元ですね。お昼の食事にしては豪華でしょう?屋台は「宮」様に向かって、右側から1軒、左側から5軒選びました。屋台の人が運んで来てくれたのもあるし、自分たちでお盆を借りて載せてきたものも。と、他のナビたちもそろって、食べ始めようとしたら、エ?そりゃないでしょ、雨がボツボツ降ってきました。こりゃ大変。皆各自が料理と各自のお皿をもって、濡れないところへ移動しました。
さあ、食べるぞ!
注:その一、料理はすべて前払いです


鶏蛋蚵仔煎 40元
はっきり言って、士林夜市のそれよりだいぶおいしかったです。あちらより10元安いし。全体的にフワフワとしてて、また食べたいと思う味でした。卵の溶き方に工夫があるんでしょうか?

現煮鼎辺趖 40元
中華鍋の周囲に片栗粉と在来米を溶かしたものをかけ、固まってきたら切りながら中央のスープに落としていくという、太番の麺のようなもの。出汁もおいしく、具だくさん。小腹が空いている時はこれ一杯で十分。

魩仔魚蛋炒飯 大50元 小40元
この料理がこの屋台の看板。シラスとタマゴのチャーハン。今まで鮭チャーハンは食べたことはあったけど、シラスは初めて。こんなにたっぷりのってるし、おいしかったです。栄養にもなるし、ヘルシーですよね。

鮪魚(スルメ) 350元
坐った屋台のお兄ちゃんにすすめられて注文した品。ワサビもどっちゃりのっています。豪華ないでたちで登場したので、期待したかいがあったかと、さっそくパクリ。ちょっと硬い・・・。柔らかい部分と硬い部分とまばら。これで350元って、ここでは高いんでは…。

肉粥 20元
こちらのお粥は、「宮」様に向かって左側。お粥屋台としては有名で、「宮」入口から4軒目くらいの「葉家肉粥」。といっても看板は、ほとんどない屋台群。4,5種類の品名は店先に書いてあるから、大体どの屋台かわかります。お昼を軽く済ませたいときは、このおかゆと紅焼肉だけで十分。たった20元で、こんなにおいしいものが食べられるなんて。

紅焼肉 50元
この品も皆がつついてあっという間になくなった一品。これが一番という人もいました。日本のトンカツとは違いますねえ。肉は薄く、コロモは赤みがかっています。全体的に香ばしい、肉の甘味も感じられる、ここ「青空屋台」へ来たら、ぜひトライしたい料理です。

海鰻炸 70元
これまた、日本のウナギとはちょっと違った味付け。おかゆのおかずとしては、最高に合っているようです。白いご飯もほしくなるなあ。日本では定番の味付けが、台湾ではいろんな風に工夫されていて、食べてみて、あれ、おいしい、開眼しましたということがよくあるんですね。

蚵仔炸 50元
これもナビは大好きです。日本で言えばカキフライですが、コロモが地瓜粉のため、粘り気と甘味があります。よく台湾で揚げ物を食べて、ちょっと粘りと甘さを感じたら、だいたいこの粉がまぶされています。ゴボウのテンプラとかもそうですね。台湾のちょっと小ぶりなカキには、ピッタリって気がします。

毛蟹 360元(一個120元)
Mナビが、カニだ、食べたい!と衝動的に注文してしまったのですが、一つ120元x3という高さとカニの小ささに、後でボラれたんではとMナビ、Zナビについてきてもらい、値段を聞きなおしに行った一品。聞くところによると台湾産の希少な高級カニだそうです。手足は細く、食べたと感じられるのは甲羅のミソだけ。ミソは濃厚で、お酒のつまみとしてチビチビ食べたいと思いました。自宅がここから近く、ここに一番くわしいSナビ曰く「秋になったら、屋台前にいっぱい出てきて安くなってるよ」とのこと。
注:その二、毛蟹は、秋に食べましょう。

炒蝦 140元
台湾で丸テーブルのコース料理には、必ず「エビ」が出てくると思いませんか?皆上手に剥いて、おいしそうに食べるんですね。日本人は慣れなくて、モタモタしがち。ちょっと肉が硬いなあといいつつ、パクパク食べてたのは、Sナビ。
そういえば、この青空屋台はティッシュペーパーがないんですよ。
注:その三、ウエットティッシュは必需品としてもっていってください。

腿肉麺線 60元
脂身はそぎ落とされ、ほとんどが赤みの部分。なかなかさっぱりしています。スープもいい味出しています。家庭的な料理だけど、レストランでは食べられない、屋台でもめったにないメニューですね。今日は皆でシェアをしましたが、ナビは次回一碗独り占めして、じっくり味わいたいと思いました。

猪脚湯(豚足スープ) 60元
ここは人がいつも並んでいます。涼州街から入ってきたら、4軒目くらいかな、猪脚麺線、40年老店と書かれているのですぐわかります。台湾では、祝い事や誕生日に「猪脚麺線」を食べるんですね。麺線は日本の年越しそばみたく、細く、長くという意味があります。細いので日本のそうめんかと思う人も多いようですが、もっともったりしています。豚足の油分は落とされ、柔らかく煮込まれてて、あっさりと美味でした。

韮菜豆干 100元
おかずとしては最高でした。ニラもシャキシャキとした食感があって新鮮だったし、干し豆腐もおいしいですよね。もやしや豚肉と炒めてもいいんですよ。干し豆腐、焼いたのも煮込んだのも、ナビは大好きです。

炒鯊肉 150元
サメ肉は柔らかくて、味わい深いものでした。上品な料理に感じました。サメ肉屋台が多いのは、このエリアの特徴でもあります。だから、ちょっと食べてみるのはどうでしょう?サメ肉の刺身の盛り合わせは鯊魚煙といって、サメの皮や腹、ヒレの部分などが一口サイズでお皿にのっかってきます。ワサビと台湾の甘い醤油か特製ソースでいただくのですが、これも珍味としてオススメ。

竹盧筍沙拉 120元
タイの細いアスパラとタケノコのサラダで、甘い台湾マヨネーズをかけて食べます。あっさりしていて美味。タケノコサラダは日本のマヨネーズは合いませんね。この甘いのでなくっちゃ。暑かったので、これを食べてさっぱりしました。

気まぐれなお天気


食べ始めに降ってきた雨、なんと、移動して食べ始めたらやんでくれました。しかも、隅っこの場所はすごく暑い。巨大扇風機をこっちに向けようとしたら、テーブル主の兄ちゃんが、それ、うちのじゃないから動かせないよって。扇風機にも主がいたんですね。こっち向けていい?って主に聞いたら、オレんちでは何も料理を注文してないだろってな感じで無視されました。料理はすべに食べ始めてたので、テーブルごとまた元の場所へ皆で運んで戻りました。まだこっちの方が涼しいんです!
注:その四、扇風機はむやみに動かさないこと


満腹後


スルメなんか食べてると、ねえ、ここってビール飲めるの?と皆からの疑問。1卓だけ、ビールを飲んでるテーブルがありました。テーブル主のお兄ちゃんに聞いたら、お酒を売っている屋台のテーブルでは飲めるけど、ほとんど売ってないよ、と。見た限りサメ屋台とさっきのスルメ屋台だけらしく、飲み始めるとまず皆が座る時間が長くなるから置いてないとか。それに、昼間メインですし、何と言っても「宮」前ですからねえ。
注:その五、アルコール類の持込みはご法度です

ナビ的な感想のまとめですが、「青空屋台」は、いわゆる高級料理には向きません。ぶっとびスープの屋台があったので、喜び勇んで300元の一鍋を買って帰って食べたら、やっぱり300元の味でした。高級はちゃんとしたレストランへ行ってください。庶民の味は最高においしいです!台湾の下町情緒にどっぷり浸かることもできます!

慈聖宮


「宮」へ来たということで、皆満腹後、少しお参りをしました。中は意外と広くてきれいで、気持ちのいいお宮でした。媽祖様、おいしいものをありがとう、ごちそうさまでした。また来ますね。台湾では、昔から廟や宮、寺というのは人が集まるところ。その周辺にはしだいに屋台ができ、屋台が多くなったところは夜市に発展していっています。士林にも慈聖宮があり、士林夜市はここから始まったんですよ。龍山寺周辺も巨大な夜市が広がっていますよね。
媽祖が祭られている宮は多くが「天后宮」。媽祖の紹介は、ここにもあります。

かき氷


汗をカキカキ、屋台を楽しんだナビたち。お次のスイーツはかき氷しかないでしょっ。ここから徒歩5分も行かないところにあったんですよ、下町でしかないかき氷屋さん!ここのかき氷の中身は米苔目、大粒のアズキ、透明の粉粿、この3種類だけ。シンプルなのに、この人だかり。ナビたちは、中へ入ってテーブルを確保し、3種類入ってるのを注文(40元)。1種類しかないのは、35元だけ。お味のほどは?この人の多さを見てわかるように、うまい!ここお店は、昔屋台から始まって、今は店舗になってるのですが、初心忘るべからずというか、屋台でやっていた時の情景を店の中に描いているのです。壁には隣の家や門、足元を見ると、道路の線が。あら、ナビは道路のど真ん中で食べてたんですね。

「呷二嘴」
甘州街34号
(02)2557-0780
営業時間:9:00-17:30 不定期で休み もちろん現金のみ 日本語通じません

最後はお茶で


スイーツも食べて、最後はお茶を飲んで、ほっと一息つきましょうか。かき氷から徒歩1分のところにあるお茶屋さんにやってきました。下町では珍しく、個性を打ち出したおしゃれなお茶の空間を持つお店です。近所に問屋もかかえているので、お茶の種類も多いし、高くないんです。花粉症に効くというお茶もありました。油っこい食事のあとに向いているという最初は苦く感じ、後は甘みが残る不思議なお茶をいただきました。東方美人も甘かったです。

一畝田
住所:台北市大同区甘州街14号
電話:(02)2557-0078
営業時間 10:00~12:00  13:30~18:00(18時以降の場合、連絡をいただければ対応可)
休業日 日曜日、旧正月3日間、端午節、中秋節
カード:可 日本語:筆談でスイスイ

以上、台北ナビスタッフご紹介のお昼2時間ほどの下町の旅、迪化街近辺の下町は楽しめるところがいっぱい、皆さんも、自分で歩いて、その面白さを発見してみてくださいね。台北ナビスタッフがお届けしました。
関連タグ:屋台サメお粥チャーハン豚足うなぎ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-07-10

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