旅チャンネル「ASIA NAVI」 #26 台湾編

旅チャンネル「ASIA NAVI」

スカイパーフェクトTVが主催する情報番組「ASIA NAVI」。ナビグループ全体とコラボしています。これまでは、各国在住の日本人ナビスタッフがそれぞれその都市の楽しみ方をご紹介してきましたが、その「ASIA NAVI」も大リニューアル！日本人芸能人の山田太一さんを日本からの検証人としてリポーターに。内容もモデルコース仕立てで、より役立つようになりました。日本でのONAIRスケジュールはココからチェック！日本での初回放送は、6月14日（日）21：00からでした。このあと何度も放送予定がありますので、ぜひご覧くださいね。実はこの「ASIA NAVI」、台湾でも字幕付きで放送されるんです。字幕編集の関係で2ヵ月くらい遅れますが、台湾在住の方はJETTVでチェックしてください。

テーマは農場リゾート！

今回ご紹介する農場は、台南の「大坑休閒農場」と南投の「台一生態教育休閒農場」！それに加えて現地のおいしいものや有名スポットを紹介しています。「大坑休閒農場」は、太一さんと、今回ご協力いただいた台湾レジャー農業発展協会の邱（キュウ）さんのおふたりでレポート、「台一生態教育休閒農場」は、ナビと農場オーナーの息子さん念祖（ニエンツゥー）のふたりで別々にレポートすることになりました。

1日目：台北→台南

ではでは、まずはナビと邱さんとで旅チャンのスタッフのみなさんを空港までお出迎え。お昼過ぎの飛行機で到着されました。この時、ちょうど新型インフルエンザの影響で、みなさんはマスク姿での登場。プロデューサーさんとカメラさんとはすでに前回仕事をご一緒していたので、久しぶりの再会でナビはうれしくなったのでした。初めての太一さんとディレクターさんにご挨拶を済ませたのも束の間、ここでサクッと撮影をするといいます。さっきみたいなお迎えとご挨拶を撮影。やっぱり少し緊張しましたが、前回は一人でカメラに向かったのに引き替え、今回は誰かしらと掛け合いができます。よかった～！！あんまり緊張しなくてすむし、カメラを忘れて（いいのかな？）会話を楽しんでいればいいので、ずいぶんと自然なはず。

そして、早速台南へ車で大移動。ほとんどトイレ休憩もなく急いで台南へと向かいました…車の中でも終始今後のスケジュールの確認作業。やっぱり番組ひとつが出来上がるのって大変なことなんです。台南へ着いてまず最初に訪れたのは「小西脚碗粿店」。台南名物の小吃、碗粿（ワークイ）の老舗です。急ピッチで撮影を済ませて、大坑農場へ！急がないと夜のスペシャルイベントが始まってしまいます…そのイベントとは。原住民ダンスともちつきです！会場はスタッフの盛り上げに乗せられ、異様な盛り上がりになっています。番組ではカットされていましたが、太一さんの歌披露なんかもあったりして。「stand by me」をリクエストしたんですが、おじさんバンドたちのリズムが微妙…これもまたシュールな感じで楽しめました♪その後にやっとこ夕飯の撮影へ。農場内で採れた野菜をふんだんに使った健康料理です。ナビたちも食事を終えたところで、1日目終了。お部屋に戻るとすでに日付が変わっていたのでした…

★ウラ話
今回邱さんが太一さんを日本語でアテンドするというスタイルなのですが、邱さんは日本語学科卒業といえだいぶ忘れてしまっている様子。その場で日本語を覚えてもらって、撮ってはカット撮ってはカットという感じでした。でも、キャラクターが明るい方なので、身振り手振りがおもしろいですよ。みなさんも寛大な心でチェックしてみてください。

2日目は予定を繰り上げて朝7時からスタート。まずは広い農場内を下見ということでオーナーと一緒に歩くことに。この間、景色だけの撮影は先に済ませてしまいます。アスレチックやちょっとだけバンジー感覚が味わえるブランコなんかもあります。ナビもちゃっかり乗ってみたりして…そのほか、放し飼いの鶏、植物などを下見して、いざ太一さんたちと撮影開始です。このバンジーブランコ。太一さんは編集の関係上3回は乗っていましたよ。また、1年中楽しめるSPAでは水着姿で。マンゴー園では実際にマンゴー収穫のお手伝いを。まさしく、体験型リゾートを存分に撮影できました。午後から、ふたたび台南市内へ。「これぞ台南！」というスポットの情景撮影と、台南名物の担仔麺の老舗「度小月」にも訪れました。夜、農場へ戻ってからは…オーナーの長女ジャーリンは、カクテルが作れる調酒師で相当な酒豪！この農場にはなんとバーが併設されているので、そちらでの撮影を済ませたあとに、お疲れ様です～となりました。

★ウラ話
ディレクターさんも、昔バーテンダーをしていたという経歴の持ち主。ジャーリンとお酒を作り合って、飲み比べなんかもして、その宴は夜な夜なまで続いたのでした…（ナビは先にダウン）

3日目：台南→南投へ移動

この日は大坑農場のみなさんともお別れの日。名残惜しい気分です。ナビはもちろん、旅チャンのスタッフの方も、オーナーをはじめとしたスタッフのあたたかさを感じられたよう。まず、近くの新化果菜市場で撮影してからいよいよ南投へ向かいます。この市場は、全国から果物やさんが押し寄せる有名な市場。そのため、大量売りが目立ちますが、もちろん一般客もOK！台南といったらやっぱりマンゴーですからね。日本のみなさんは存分に食べてから帰りましょう！

車で移動すること約1時間半。南投へ到着しました。ナビも訪れるのは今回で2回目。南投は「台湾のおへそ」と言われ、台湾で唯一海に面していない県です。ナビをアテンドしてくれるニエンツゥーとはバスターミナルで待ち合わせ。ここで迎えてもらうシーンを撮るのです。初めての彼の印象は…こんがり日焼けした黒い肌に笑顔がキランと光る好青年、といったところでしょうか。明るい雰囲気で撮影も楽しくなりそうです♪それから、すぐ近くにある南投の観光スポットや情景を撮影し、いざお目当ての「台一生態教育休閒農場」へ。まずは、また下見も兼ねて、ニエンツゥーについて園内をグルッと見学。園内にはビックリするほどいろんな施設が…めずらしい鳥がいる鳥園、蝶々が舞う中に入って行くことができる蝶々園、はちみつも作っている蜂園などなど。また、ニエンツゥーはさすがオーナーの息子！いろいろおもしろいことを教えてくれながら案内してくれるので、自然に興味津々で楽しんでいる自分がいました…夜は、こちらでいちばん有名な花料理！これを食べないわけにはいきません。見てカワイイだけじゃなくて、どれも健康に気を使ったあっさり味。ここでは食レポも撮影したのですが、本当においしかったので正直な感想を言っていればOK。とってもやりやすかったです！

★ウラ話
ディレクターさんは、本当に「思ったことはそのまま言っていいよ」ということで、「まずかったらまずいって言っていい」とまで。あと、口に入れた後にまずどう感じたか、カメラ目線で一言ほしいと言われました。やっぱり食レポっていちばんむずかしいような…。

いよいよ撮影も終盤になってきました。今日は朝から園内の撮影です。前日にチェックした撮影ポイントをふたたび回ります。めずらしい草花などをニエンツゥーに教えてもらいながら歩きました。午後は、“水がきれいな街、埔里”の象徴として滝へ。残念ながらこの部分は番組ではカットされていましたが、水が本当にきれいでナビは生水を味見！甘くておいしかったです。農場へ戻った後は、DIY（手作り教室）の撮影。この日は、カエル型ロウソクの飾り付けをしました。意外にも熱中して途中無言に…大人も楽しめて、イイ記念品になりますよ。そして、夜は夜市へ繰り出しましたー！遊びに、ではなくて撮影です。やっぱり台湾と言ったら夜市！夜市の撮影は欠かせません。台北では見られないものを食べながらレポートしたり、ゲームで遊んだり…撮影とは言っても、素で楽しんでいたナビでした。実は、この日で太一さんともお別れ。なので夜の食事は大盛り上がりでした♪

★ウラ話
ナビとニエンツゥーが同じ年ってこともあり、ディレクターの指示で「ふたりで恋人っぽく演じてー」と言われていたんです。ニエンツゥーの彼女さんも近くで見ていたのに…すみません。

最終日は移動だけなので、5日目のこの日が実質上の最終日。気合い入れていきましょ～！この日は、埔里市内の有名スポットを重点的に撮影。まず訪れたのは、紙工場。伝統のある「廣興紙造場」です。紙すきの様子や近くを流れる川のきれいな水を撮影。番傘を日差しよけに貸してくれたり、帽子をいただいたりしたので、カワイイ写真が撮れました♪

続いては、有名な「埔里紹興酒工場」。ここでは紹興酒にまつわる展示物のほかに、めずらしい紹興酒アイスや紹興酒たまごなんてのもあり、観光客に大人気なのです。…というわけで、番組内でももちろん紹介していますのでチェックしてください！

翌日旅チャンスタッフの方を空港までお見送りして別れる時、なんだか大袈裟かもしれませんが戦友と別れるみたいで、少しさみしい気持ちになったくらいです…ナビは、つい先日出来上がった番組を見て、見ていて楽しい気持ちになる、楽しさが伝わってくる番組になっていて、改めてうれしくなりました。自分が携わった番組が出来上がるってこんなにうれしいものなんですね。ぜひ、これを見て“台湾の観光地”だけでなく、“台湾の農場”へ訪れる人が増えればいいな、と願うのでした。そして、できるならナビのように「農場にハマッタ」と言ってほしいですね！
以上、台北ナビでした。