魅惑のミュージカル、ピーターパン アジアツアー、台湾上陸!

ミュージカル、ピーターパンもうご覧になりましたか?まだの方はぜひお見逃しなく!(公演は08/3/16まで台北新舞台にて)


こんにちは、台北ナビです。


ミュージカルのピーターパン、一度はご覧になった方もいるはず。時代をさかのぼれば、かつて榊原郁恵さんがピーターパン役で、宙を舞ったのがすごい話題になりましたっけ。(とても昔の話ですみません…)

アジアのニューアイドル、柳田龍太郎くん

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今回皆さんにご紹介したいのは、香港ベースのイギリスのプロダクション、ABAプロダクションが手がけたミュージカル、ピーターパンです。特筆したいことは、柳田龍太郎くんという14歳の男の子が、主役のピーターパン役を務めているんです。堂々たる空中での演技、見逃せません。
そうなんです。このミュージカルはキャストの大半が子供たちによって演じられているのです。およそ30名の9歳から16歳までの子供達が大人顔負けの演技で観客を楽しませます。

今回幸運にも柳田龍太郎くんご自身にインタビューできたナビですが、その模様はまた後ほどお届けするとして、まずは今回のアジアツアーの舞台裏を少しご案内したいと思います。

香港発祥のミュージカル「ピーターパン」


2005年より香港を皮切りに、シンガポール、マニラ、クアラルンプールそして台北と、各地で20回前後の公演を行ってきています。このプロダクションは香港ベースなので、キャストの多くは、特に子役たちは香港のインターナショナルスクールの生徒たちが大半を占めているそうです。

でも、中でもフェアリー役の女の子たちは、各地で現地の子供たちを対象にオーディションを通して採用したんだそうです。今回の台北公演では東門小学校の舞踊班の生徒たちを14名ほど採用。ダンスディレクターのKitty Cortesさんによると、台湾の子供たちの勤勉さはすばらしいとの事。今までツアーの中で出会ってきた子供たちの中でも、ズバ抜けてプロ意識が強いと感じたそうです。

「ピーターパン」の原作者、J・Mバリーの思い

ここの楽屋裏で、子役たちは空き時間に宿題や勉強をしているんだそうです。

ここの楽屋裏で、子役たちは空き時間に宿題や勉強をしているんだそうです。

他のキャストの子供たちはイギリス、オーストラリア、香港、フィリピンから参加。でもいったい、こんな長いツアー中の勉強はどうしているんでしょう。なんと、プロダクション側には二人の家庭教師がついていて、空き時間にはみっちり勉強を見てあげているんだそうです。子供たちの権利はちゃんと守られているんですね。それもなるほどとうなずけます。

「ピーターパン」の原作者、J・M バリーは1929年にこの「ピーターパン」の著作権をロンドンのグレートオルモンドストリート児童病院に寄贈したそうです。ですので、毎回「ピーターパン」の公演が行なわれるたびに、この児童病院の許可を得なければなりません。でも公演を許可する条件として、制作者側は慈善教育活動を行わなければいけないとされているようです。

今回の「ピーターパン」も天母のアメリカンスクールまで出向いて、慈善活動を行ったそうですよ。原作者のバリーは当時の子供たちの境遇を改善しようと心を砕いた人物で有名だったようで、その遺志を受け継いで、「ピーターパン」の公演は子供たちに夢を与えてくれるということでは、バリーの願いがかなったのではないでしょうか。

柳田龍太郎くん、ナビ独占インタビュー!

さて、先ほどご紹介いたしました、柳田龍太郎くんに登場していただきましょう。
龍太郎くんは大阪生まれ。お父さんは香港の方で、お母さんは日本人。生後2ヶ月で香港に移り住んだそうです。現在香港でも最も歴史の長い、キングジョージ5世インターナショナルスクールに在籍中の14歳。
シャイな感じの龍太郎くん。

シャイな感じの龍太郎くん。

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ナビ:こんにちは。今日はお忙しい中インタビューに時間を割いてくれてどうもありがとう。台北は初めてですか?
龍太郎くん(以下“龍”と省略):はい、初めてです。

ナビ:どこか台北の名所へは行きましたか?
龍:まだです。台湾の食べ物もまだです。今度時間ができたらぜひいろいろ見てみたいです。
ナビ:そうですか。アジアツアー、ずっと続いていて大変ですね。疲れませんか?

龍:いいえ、僕は2005年からロストボーイの役で参加しているので、キャストのみんなとはほとんど兄弟みたいな存在なので、毎日が楽しいです。

ナビ:龍太郎くんは小さいころからダンスなどを習ってたんですよね。
龍:はい。母が言うには、5歳くらいから街角でストリートダンスを見ると、飛んでいって参加してたみたいです。それでぼくはダンスをするのが好きなんだと母が思ったようで、香港でダンス教室を探したんです。でも、そのころには子供が習える教室はなかった。仕方がないので、6歳のぼくは大人に混じってレッスンしてました。

ナビ:へえ~、じゃみんな小さい龍太郎くんが大人といっしょに踊るんで、結構目立ったんじゃないかな。
龍:(笑)いえいえ。でも確かにそれからいろいろヒップホップやブレークダンスのコンテストとかに入賞したりとか、マスコミにも注目されるようになりまして、テレビや雑誌、コマーシャルの仕事とかもくるようになりました。
あの、アンディー・ラウさんとも共演!

あの、アンディー・ラウさんとも共演!

ナビ:そうなんだ。そういえば、香港のディズニーランドが開幕するときに、日本の代表として開幕式に参加したんだそうですね。
龍:ええ、一日遊び放題でとても楽しかったですよ。

ナビ:それはよかったですね。龍太郎くんはいろんな言葉が話せるんだそうですね。
龍:はい、英語と日本語と広東語に、北京語が少しです。

ナビ:学校はインターナショナルスクールだから、やっぱり英語が一番話しやすいのかな。今回のミュージカルも全幕英語ですものね。お仕事以外では何が好きですか?
龍:バスケにドラム、それから空手は8歳のときに黒帯を取りました。

ナビ:すごいですねえ。じゃ将来は空手の先生になりたいとか?
龍:そうですね、どちらかというとジャッキー・チェンのようなアクションスターにあこがれます。
ファンへのサービスも忘れない龍太郎くん。

ファンへのサービスも忘れない龍太郎くん。

ナビ:龍太郎くんはいでたちが中性的な感じがしますね。身長は160センチだそうですが、今回の「ピーターパン」にははまり役という感じがしますね。「ピーターパン」といえば見所はやはり宙吊りの演技だと思いますが、怖くないですか?
龍:もう何回もこなしているんで、全然怖くないです。台北の前はクアラルンプールで公演をしたんですが、そこの劇場は大きくて、宙吊りの高さもビルの2階くらいありました。でも怖くなかった、とても楽しかったです。

ナビ:たのもしいですね。先ほど龍太郎くんのお母様にもお話を伺ったんですが、小さいころは日本のジャニーズ事務所に入りたかったそうですね。
龍:一時それも考えました。でもやはりインターナショナルな環境の中でアジア系の人たちがあまりいないところで活躍したいかなと考えを変えました。

ナビ:お父さんやお母さんは龍太郎くんのお仕事についてなんと思っていますか?
龍:二人ともぼくを応援してくれてて、ぼくの好きなようにさせてくれます。でもぼくももう中学生なので、これからは勉強のほうも頑張らなきゃなって思ってます。
ナビ:では、最後に台湾の皆さんに何かメッセージを。
龍:はい、「ピーターパン」は子供から大人まで楽しめるミュージカルで、空中を飛んだりして今風なステージです。ぜひ皆さん来て楽しんでいってください。

ナビ:今日はありがとうございました。

ミュージカル「ピーターパン」は素晴らしい!


今回ナビは龍太郎くんのお母様のご好意で、龍太郎くんのステージを拝見させていただきました。

場所は信義区にある、台北新舞台。開演間近にならないと入場できないので、入り口ホールには人があふれていました。さて、いざ入場となると、アナウンスとともに大きなドラの音が…。なんかここの会場、独特な雰囲気がありますね。客席で開演を待っている間も、鳥や虫の鳴き声が聞こえてきて、ピーターパンのネバーランドのムードに引き込まれていきます。

あらすじは、皆さんよくご存知だと思うので、省略しますが、幕が開くと、エキゾチックな音楽が流れてきました。この音楽がまた多彩で、場面によってアジア風になったり、タンゴ風になったり、ヒップホップ調やアフリカ風になったりと、舞台のメリハリがすばらしいです♪
さて、いよいよ龍太郎くんの登場。彼の踊りはエネルギッシュで歯切れがいい。バック転も、片手で逆立ちもなんのその。最大の見せ場は、やはり空中の演技。他のキャストに比べ、ダントツに宙で舞う頻度が高い。でも、全く堂々としたもの。見ているほうがハラハラするのに、なんて楽しそうに空中を飛ぶんでしょう。

あまり内容を沢山ご紹介してしまうと、実際に見る楽しみを奪ってしまいそうなので、この辺にしておきますが、「ピーターパン」の公演は08年3月12日から16日までありますので、ぜひ皆さんお誘いあわせの上、ご覧になってみてください。

舞台裏をちょっとのぞいて…ピーターパンとロストボーイたちの家に、ウェンディーのベッド!
ERAチケットサービスでは、ネットでチケットを販売しています。今回の協賛がスタンダードチャータード銀行(渣打銀行)なので、こちらのクレジットカードをお持ちの方は、ネットでのチケット購入に限り、25%引きになるそうです。詳しくはウェッブサイト、http://www.ticket.com.tw(中国語)をご覧になってみてください。

「ピーターパン」は子供向けのステージですが、90センチ以下のお子様は入場できないそうです。背丈の小さいお子様には客席のほうで座席に敷くクッションも提供されているので、必要の場合は係員におっしゃるといいでしょう。

お帰りの際には、子供たちに風船が配られます。

公演終了後には、キャストの何人かが入口ホールに出てきてサイン会をしてくれます。写真もいっしょい撮ってくれますので、デジカメもお忘れなく。それからステキな「ピーターパン」グッズもそろっていますので、こちらも要チェック。
キャプテン・フック、こわーい キャプテン・フック、こわーい

キャプテン・フック、こわーい

こーんなにたくさんなグッズ、どれにしようかな?
こーんなにたくさんなグッズ、どれにしようかな?
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こーんなにたくさんなグッズ、どれにしようかな?


こーんなにたくさんなグッズ、どれにしようかな?


最初からおしまいまで楽しさいっぱい。小さな子供たちも釘付けになって見ていたこの「ピーターパン」。ぜひ、よいお席をお早めに、この機会をお見逃しなく!

以上、台北ナビでした。

その他情報

行き方:「台北新舞台」MRT板南線「市政府駅」3番出口より徒歩約7分

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-07-08

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