台香茶荘

台香商店(台香茶莊)

閉店・移転、情報の修正などの報告

地下鉄ですぐに行けちゃうナイスなロケーション。地元の人々御用達のお茶屋をご紹介。

台香茶荘は台北市民生西路50号2Fに移転しました。現在は不定期で営業しています。訪問の際は事前に電話でご予約をお願いします。
また、掲載の情報は移転前のものです。
こんにちは、台北ナビです。皆さんは、台北でお茶を買うとき、どうやってお店を選びますか?紹介?交通の便?日本語が通じるかどうか?交通が便利で日本語も通じるお茶屋さんはないものだろうか、と捜していた所、条件にぴったり合うお店がありました!なんとMRT雙連駅から徒歩約30秒。
お店の前からMRT雙連駅が丸見え!
お食事の後にホテルに帰る道すがら、または宿泊先から出発前に、ちょこっと寄れる抜群のロケーションに加えて、日本語が堪能なおばあちゃんがいらっしゃいます。

凄い便利なロケーションに超地元な佇まい

MRT雙連駅をでたばかりなのに、もう到着。何だこの便利さは!すごい!でも、一見、「?」と立ち止まってしまう店先風景。茶行の看板、でもカラフルなお参りグッズが目を引く不思議な雰囲気。ご覧のように、お店は半分がお茶、半分がお香を扱っています。大変どっぷり土着な感じにナビの期待は高まるばかり。

亀山郷に工場もあるので、品質は自分で管理できるため、自信があるそうです。取り扱うお茶の価格帯も広く、信用できるお人柄。これが長年この土地で愛されるお茶屋さんの条件なんですね。自分で飲む用のお茶、お土産用のお茶、そしてインセンス好きならお香グッズもそろう楽しいお店。是非、行ってみよう!

台北で老舗中の老舗

「台香茶莊」は、見た目は超地元っぽい佇まいで、50年以上の歴史をもつ老舗中の老舗なのです。30年ですら老舗といわれる台湾で、50年以上は珍しいくらい。元は漢方医だったご先祖様の代から今の所に住んでおり、後に茶行に転身し、現在のご主人の呉立文さんは4代目だそうです。1949年に既にお茶屋さんとして登録されていたので、正真正銘です。
台北市政府公認老店!

台北市政府公認老店!

棚に並ぶ茶缶も年代物。珍しい!茶行では初めてお目にかかる角のある茶缶。

棚に並ぶ茶缶も年代物。珍しい!茶行では初めてお目にかかる角のある茶缶。

60年前からあるお店と言うことで、その時代のニーズに合わせてお香とお茶を扱うようになったのでしょう。今でもお店の半分はお香、もう半分はお茶を扱うようになっています。入口から見ると縦に二分されている感で分かりやすいです。
お店に入って・・・
右側はお香

右側はお香

左側はお茶

左側はお茶

お参り時に燃やす冥土のお金

お参り時に燃やす冥土のお金

その冥土の金を燃やす炉も売ってます

その冥土の金を燃やす炉も売ってます

旧正月や中秋節など、贈り物の季節にはお茶が良く売れて、清明節などのお墓参りの時期にはお線香がよく売れるんだそうです。おまいり用だけでなく、沈香を使ったインセンス的な高級線香もあります。

お香だってお土産になりそう

ご主人がお茶の用意をしてくれている間に、お香の売り場をチェック!店員さんによると、お部屋でリラックス用に焚くお香を買いに外国人観光客がふらりと寄ることもあるそうです。沈香の線香はお土産にもよさそう。
渦巻き香は上品な太さと大きさ。香料ゼロの自然な香り 渦巻き香は上品な太さと大きさ。香料ゼロの自然な香り

渦巻き香は上品な太さと大きさ。香料ゼロの自然な香り

蓮の花モチーフの蝋燭。ピンクやレッドでキュート!

蓮の花モチーフの蝋燭。ピンクやレッドでキュート!

幸運のシンボルを幸運のカラーで金運UP! 赤いパイナップルキャンドル。

幸運のシンボルを幸運のカラーで金運UP! 赤いパイナップルキャンドル。

粉香もあり
お茶に香りが移ってしまうので、お香は炊けないよ、とのこと。この姿勢こそが、香と茶を一つの店に同居させるのに必須ですよね。客に媚びない、好印象です。
台湾の島田洋七。呉立文さんは穏やかで笑顔のステキなご主人。とても親しみやすく、いい味の方で、純粋で善良な台湾人の代表といった感じ。観光客ははっきりいって極端に少なく、地元の人との商売が殆んどだそうです。取材中も、近所の奥さんらしきお客さんが訪れます。「今日は何よ?取材されてんの?」なんていう会話が。

豊富な価格帯での品揃え

準備が整って、いよいよ泡茶タイム。お店の歴史を話してくれた時とは一変。評茶用カップでお茶を入れるときは、引き締まった表情で鮮やかな手さばき。プロっぽくてカッコいい!評茶師の免許もお持ちだそうです。
ナビたちのためにご主人が選んでくれた3種類のお茶を、評茶に使う鑑定杯でいれてくれました。
一斤(600g)600元の凍頂烏龍茶 品種は翠玉。手頃な値段でお土産用に人気。
浅めの発酵で香りがよく立ち昇ります。機械摘み。風通しのいい店内なので、レンゲから立ち昇る折角の香りがたなびいちゃう。思わず手で風を防ってしまいました。
あとの2種類は、中国茶の美味しさが解ってきた人が、自分に買うならこのくらいの等級は欲しい、と言うイイ感じ。 一斤(600g)1900元の阿里山高山茶。品種は青心。豊かな香りと深い味わい。茶葉も厚みと艶が違います。 一斤(600g)1600元の高山金萱茶。大袈裟でない自然なミルク香と豊かな花香が鼻を擽ります。
上記は取材時のものです。実際の価格は店頭でお確かめください。

上記は取材時のものです。実際の価格は店頭でお確かめください。

小分けもOK

左から300g、150g、100g
お値段は、茶畑の海抜で決められます。海抜が高い高山茶ほど、茶葉が厚く成分も豊富で美味しいのだそうです。600gで6000元の大禹嶺産のお茶、あこがれますよね。100gからでも売ってくれますので、最高級茶、試してみてはいかがでしょうか。
ナビが試飲した一番目の凍頂茶は、翠玉という台湾の品種ですが、価格が手頃なので、冷泡(水出し)にして楽しむ方法もあると、ご主人が紹介してくださいました。ペットボトルの水の中に、直接茶葉をいれ、そのまま冷蔵庫で一晩。12時間くらいたてば飲み頃だそうです。発酵の浅い焙煎の極軽い清香系の茶葉でお試しください。

水出しに便利な携帯用 冷泡ボトル

中に濾網が内蔵。安全便利!137℃までの耐熱ボトルなので、普通に熱湯で淹れても大丈夫。お茶は熱々に淹れた後、保温して置くと味が変わって色も悪くなるのはご存知ですか?なので、烏龍茶、とくに清香系烏龍茶は保温しない方がよろしいのです。その点から、このボトルは保温性がなく勝手に冷めてしまいますので、理想的。

                    サイズ

                     大 550元
                     中 500元
                     小 450元
呉さんは日本語はできませんが、筆談でかなり通じます。おばあちゃんはペラペラです。勇気を出して何でも訊いてみよう!
お茶好きなナビは、茶のお値段が品質の割に控えめだと感じ、ご主人に訊ねたところ、店舗が自宅なので、家賃を商品価格に上乗せしていないからだ、と嬉しそうにご説明くださいました。商売っ毛旺盛な茶行も少なくない中、まだこんなほのぼの&のんびりとした古きよき台湾的茶行があるのかと、心温まりました。

自分の工場ならではの安定品質

亀山郷に工場もあるので、品質は自分で管理できるため、自信があるそうです。取り扱うお茶の価格帯も広く、信用できるお人柄。これが長年この土地で愛されるお茶屋さんの条件なんですね。自分で飲む用のお茶、お土産用のお茶、そしてインセンス好きならお香グッズもそろう楽しいお店。是非、行ってみよう!台北ナビでした。

記事更新日:2009-09-22

ページTOPへ▲

ユーザーアルバム

  • photo

    てなうさ

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-11-14

スポット更新日:2014-09-11

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供