順益台湾美術館

Shung Ye Museum of Formosan Fine Arits順益台灣美術館

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古典~現代まで!台湾アートを間近で鑑賞できる小さな美術館

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「順益台湾美術館」は「順益台湾原住民博物館」 の分館として2020年に開館しました。台湾の原住民文化に特化した本館(博物館)に対し、こちらは台湾アート全般を扱う美術館。古典から現代まで幅広いジャンルの展示作品から、台湾の文化や歴史を窺い知ることができます。

場所は北門(承恩門)のすぐ近く。クラシックとモダンが融合するビルは、かつての自動車部品販売店「順益行」をリノベーションした建物で、75年を越える歴史があります。それは順益グループ(三菱自動車ほか車販売を中心に多方面に事業展開する企業)の前身であり、つまりここはグループ創業の地。そのオーナーである林純姬さんは、事業を受け継ぐと共に、さらには社会貢献の一環として博物館を開いた父・林清富氏の思いも引き継いで、ここに美術館をオープンしました。林清富氏は事業の傍ら、自らの父親の名前を冠した「林迺翁文教基金会」を設立し、長きに渡り台湾の芸術作品を収蔵してきたそうです。ここにはそんな父が大切にしてきたコレクションが、それを継承した娘の気持ちが、三代に渡る家族皆の思い出が詰まった美術館でもあるのです。

そんな美術館は家の壁の掛けられた絵画のように、作品との距離が近いのも魅力です。館内は決して広くはありませんが、それが却って功を成し、より身近に芸術鑑賞ができるのです。2階の常設展では台湾の画家や台湾で活躍した日本人画家の作品を中心に展示が行なわれています。キャンバスの中に台湾の風景や文化をみつけてください。同じく2階の「林清富先生展覧室」では、林氏のこれまでの歩みを紹介しています。数か月ごとに内容を変えて開催される特別展は3階に。この日は台湾の若手アーティストの絵画や写真、映像作品が飾られていました。さらに、400点近い収蔵品すべてをデジタル化したアートの壁は必見です!最新技術を駆使して、より深く作品に触れることができる仕掛け(日本語対応)となっています。

また、1階には美術書が並ぶ図書スペースを設けています。館内入場者ならば誰でも自由に閲覧が可能です。加えて美術館のコレクションは、 マグネットやクリアファイル、ポストカードなどのグッズになって販売中。気に入った作品をぜひお土産にいかがですか?

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スポット登録日:2023-05-15

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