亜尼克

こんにちは、台北ナビです。

本日ご紹介するのは、台湾で人気のケーキ屋さん「亜尼克YANNICK」です。美しいケーキ、かわいらしいケーキ、ユニークなケーキ…さまざまなケーキがある「亜尼克YANNICK」ですが、数あるケーキの中でも、最近巷で話題なのがシンプルな見た目のロールケーキなんです。今日はその人気の秘密に迫るべく、ナビは内湖にあるフラッグシップショップにおじゃまして来ました。

それでは「亜尼克YANNICK」のおいしいを求めてレッツGO★

始まりは小さなお店から

「亜尼克YANNICK」の創業は2000年。台湾人パティシエの呉宗恩さんが台北郊外に開いた小さなお店が始まりでした。ショップをオープンする前の5年間、呉さんはフランスと日本で修行、帰国後に開いたのが萬里（金山や基隆の近く）創始店でした。

当初より高品質食材にこだわり、最高級クラスのケーキを作り続けてきた呉シェフ。そのため、開店当時は一般のケーキと比べたら少しお高めで、あまり多くの人に受け入れられなかったといいます。しかし、台湾で相次ぐ食問題が取りざたされると、自分たちの口にするものにより慎重になり始めた台湾の人々。高品質ゆえの安心感とその味、だからこその値段に気づかされます。それから「亜尼克YANNICK」のおいしさは瞬く間にネットや口コミで多くの人に広がりました。

ナビが記憶するにそれは2005～2006年ごろ。それは第一次「亜尼克YANNICK」ブームとでもいうべきほどで、至るところで「亜尼克YANNICK」の名を聞き、台湾人は元より、在台日本人たちの間でも話題となっていました。

ナビもおいしいケーキを求めて、行列ができるという創始店に行ったのを覚えています。そのケーキのおいしかったこと！当時の台湾には日本のようにあまりおいしいケーキがなかったのです。

キテマス！YANNICK第二次ブーム

その後、「亜尼克YANNICK」は内湖にセントラルキッチンとフラッグシップショップを構え、また台湾各地のデパートにも出店、気軽に手に入るおいしいケーキとして、1つのステージを築きました。

ネットでは家族親戚や友達同士でまとめて買えば割引が適応となる団体購入システムを導入し、その人気は人伝えにますます広がりを見せました。より多くの人が買えば当然単価も今まで以上に下がる…そんな企業努力もあって、「亜尼克YANNICK」は多くのファンを獲得してきました。

フラッグシップショップ上、2～5階セントラルキッチンが。「亜尼克YANNICK」の全てのケーキは毎朝5時からここで職人さんたちの手によって作られ、新鮮なうちに各店舗に送られています

ナビも事あるごとに「亜尼克YANNICK」のケーキにはお世話になり、かつてのように「わざわざ買いに行くスペシャル感」はなくなっていました。が…

最近また「亜尼克YANNICK」の名前をよく聞くようになりました。なんでもロールケーキがおいしいんだとか！そう、近ごろウワサされているのは十勝生乳捲（生クリームロールケーキ）。「亜尼克YANNICK」、第二次ブーム到来です～！

爽やか～！しっとり軽くてふわふわ～なロールケーキ

ウワサの十勝生乳捲（生クリームロールケーキ）は、見た目はフツウのロールケーキ。特別なデコレーションがされているわけでもないから、至ってシンプル。でも、食べればフツウでない訳がわかるはずです。しっとりとした生地とふんわり軽～い生クリーム。台湾のお菓子は日本のソレより一般に甘さ控え目。このロールケーキも例外ではありません。クリームもあっさりとしたものが好まれるとかで、乳脂肪分28％と日本のものより抑え目だとか。だから重たくなく、くどくなく、あっさりとしていて、爽やかでイイ感じ♪いくらでも食べられちゃいそうです。

十勝産放牧牛の生乳から作られたクリーム、日本のメーカー昭和の小麦粉、放し飼いで抗生物質を使わず育てたニワトリの卵を主原料として作られています。それは味に現れているだけでなく、何よりヘルシーで、安心して口にすることができます。そんなロールケーキは1日で8千本以上も売り上げるそうですよ！驚きっ！

スチームオーブンで焼かれる生地はキメ細かくてしっとり～♪クリームふっわふわ～♪軽くてさっぱりです！

カフェテリアでいただきま～す！

それでは、早速いただきます。

…と行きたいのですが、ロールケーキは長～いサイズしか販売がありませんでした…（涙）。カットサイズが欲しいところですが、残念！けれど、軽いので1度に半分くらいペロッといけちゃいそう。ホテルに持ち帰ってお友達とシェアしてもいいかもしれません。

ならばっ、ここカフェテリアでは、違うケーキにチャレンジしてみませんか？他にもおすすめケーキがいっぱい！ナビが気になったケーキをご紹介します。

芒果三重奏　109元/個

マンゴーシーズンのスペシャルデザート。フレッシュマンゴーとマンゴームース、マンゴージュレが3層になったスイーツ。思いっきりマンゴーが味わえちゃう、マンゴー❤ラバーにおすすめの一品です！甘酸っぱくて美味♪

北海道芒果　62元

マンゴークリームとフレッシュマンゴーを小さなシフォンケーキの中にデコレート。これもマンゴーの季節だけのスペシャルデザートです。

德國布丁　62元/個

人気ナンバー１のカットケーキ（ショートケーキ）。ずっしりと重いジャーマンプリンタルトは、まったりと濃厚。結構大き目です。

紫芋香緹　89元/個

台湾らしいタロイモクリームをサンドしたケーキです。スポンジはロールケーキ同様キメが細かくてしっとり。一般のタロイモクリームよりもさらに甘さ控えめだからしつこくなくて食べやすい！人気ナンバー2なのも納得。

拿鐵咖啡　105元

おすすめのカフェラテ。こちらで扱うコーヒー豆は、世界初古代ローマ焙煎法で焙煎しているとか。アイスでもホットでもケーキに合いそう。

約克夏鮮奶茶　90元

英国王室御用達の老舗紅茶メーカーTAYLORSのヨークシャーティーを使ったミルクティー。まったりしすぎてないのがイイ。

チョコレートいろいろ。台湾っぽいパッションフルーツ（緑色）が気になります！

お土産にできそうなスイーツも

「亜尼克YANNICK」　ｖｓ　「YANNICK夢想村」

現在「亜尼克YANNICK」には2つのブランドラインがあります。

1つが社名を冠した「亜尼克YANNICK」。こちらは上記で紹介したロールケーキやショートケーキ、ホールケーキなどのケーキ類とマカロンやクッキー、チョコレートなどの洋菓子全般を扱います。

フラッグシップショップほか、萬里創始店、板橋のグローバルモール、西門のFE21にショップを持ち、テイクアウト専門の西門以外ではカフェコーナーでいただくことも可能です。

パイ＆タルトが楽しめる1号店

カップケーキとロールケーキがいただける2号店 50年代風のノスタルジックなインテリアがかわいい～♪フォトジェニックな空間も地元っ子のハートをわしづかみにしている理由 写真提供：亞尼克菓子工房股份有限公司

日本でお取り寄せ、しちゃおう！

さて、ここまで読んできっとみなさんも「亜尼克YANNICK」のケーキを食べたくなっちゃったのではないでしょうか？では、台湾へGO！…と、簡単に来台できない皆様に朗報です！

「亜尼克YANNICK」のロールケーキの販売が日本のインターネットで開始されるそうですよ！2016年7月～Amazon、8月～楽天、その後もYahooジャパン…と続々とそのネット販売網を開設する予定で、便利に気軽に、日本にいながらにしてお取り寄せができちゃうとか。ヤッタネ！！！

詳細は日本語版HPよりご覧ください！

写真提供：亞尼克菓子工房股份有限公司

とりあえずの販売はロールケーキ3種のみ。オリジナルの生クリーム味とチョコ味、期間限定でマンゴー味が購入できるとか。マンゴー味は、特別にマンゴー好きの日本人に合わせた日本仕様となっていて、通常マンゴーゼリーのところ、フレッシュマンゴーがクリームと一緒に巻かれているそうですよ。販売は2016年は7月末辺りまでというから、今すぐ上記WEBにアクセスして、オーダーしちゃいましょう！
※実際の商品は異なる場合がありますので、商品内容や期間は上記WEBにてご確認ください

おなかも心も満たされちゃいそうな「亜尼克YANNICK」のケーキ。台湾で、日本で、お楽しみください。
以上、台北ナビでした。