台北最後の夜を飾るイベントとして妻と楽しみに集合場所まで向かいました。集合場所はわかりにくく、案内も不親切で先行き不安を感じましたが、結果はその通りでした。観光バス16台に分譲して日本人が向かうのも考えてみれば異常な状況なのですが、車内で「九份は雨」と聞かされ、小雨程度の天気を予想しました。ところが現地に近づくごとに雨風は強くなり、下ろされた場所では悲鳴が上がるほどの嵐。それでもずぶ濡れになりながら散会場所までたどり着き、あまりの日本人の密集ぶりで、階段を上る気力もなくなりました。それでも集合まで1時間。雨の中で震えながら待ちました。ほかの皆さんも憔悴し切っています。食堂では食べる気もしない粗末な食事で、雨で寒いのに冷房が効いています。帰りのバスでも水滴がつくからと冷房を下げてもらえず、震えながら市内の夜市に向かいました。とにかく早く暖かいものを食べて寝たかった。寝て最後の夜を終わらせたかった。夜市で麺をすすってMRTでホテルに帰りましたが、案の定、熱が出てきました。ホテルに風邪薬がなかったため、近所の薬店で風邪薬を買って飲み、震えて寝ました。朝から気分は最悪で、午前に宿をチェックアウトして空港へ向かい、フライト中もがたがた震えていました。祝日は医者も休みですが、翌日は出勤しなければなりません。夜は食欲がなくろくな食事もせず震えて寝ました。妻との会話もほとんどありませんでした。
感想は「ひどい目にあった」だけ。現地があそこまでひどい天候なのは行く前からわかっていたはずです。それでもあとからあとからバスが到着し、嵐の九份は叫ぶ日本人であふれる。なぜ、こうなることがわかっていながらバスツアーを決行したのでしょう。理解に苦しみます。希望者にはお金を返して行く前に帰らせるべきでしょう。どうしても行きたい人は自己責任で行けばいい。まるで選択の余地がない地獄ツアーははっきり言って犯罪に近い。日本人は文句を言わないとか考えて、「ナメて」いませんか? 私はいま(16日)も体調が戻らず伏せっています。賠償してもらいたいくらいです。
今後もこのツアーを続けるなら①九份は雨が多い地域であること②風雨が厳しい場合には観光どころではないこと③当日の現地情報を伝えて客に選択の機会を与えること――を伝え、希望者にはしかるべき対応を取るべきです。こんなことが続けばこのツアーの信頼性は著しく傷つきます。
今回のツアーの評価は最低。九份の印象は「非情城市」。
また機会があればチャレンジしてみたいと思いますが、当分は行きたくありません。
ひどい体験でした。
コンダクターのお兄さんが一生懸命なのが、かえって悲しかったです。
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