「優人神鼓」と「桑布伊」が初タッグを組み新しく創作した作品を池上の田んぼの中で演じます!
「池上秋收稻穗藝術節」は、台湾一の米どころ「池上」で10月最終週末に開催される自然と芸術が融合した野外フェスティバルです。毎年台湾の素晴らしいアーティストを招き、黄金色に染まる稲穂の中で、音楽や舞台芸術を楽しむという、まさに『土地と魂が響き合う』体験ができるイベントです!
2025年のパフォーマーは、身体表現と打楽器の融合を通し自然と人間の内面をつなぐ舞台表現を追求する「優人神鼓」と母語である卑南語で祖霊との対話、土地への祈り、そして文化の記憶を歌い継ぐ「桑布伊(Sangpuy)」。歌声と鼓の音を通じて、自然とのつながりや魂の目覚めをテーマにした新作パフォーマンス「我回來了─做一部作品給自己的靈魂!」を披露してくれますよ!
「我回來了─做一部作品給自己的靈魂!」とは?
第1章「出発」から、若き戦士の成長を祝う最終章「祝祭」まで、観客を少年戦士とともに、自然と自分自身に出会う場所へと導いてくれる全9章で構成されている公演です。
この中で桑布伊は、9曲の歌を披露するほか、鳥笛、鼻笛、風笛などさまざまな楽器も演奏し、複数の役割を担いながら、原住民文化の深い知恵と魂との対話を力強く表現します。
優人神鼓、創設者・劉若瑀
「我回來了─做一部作品給自己的靈魂!」誕生の思いを聞かせてくれました!
優人神鼓の創設者・劉若瑀は、桑布伊との初めての創作の過程についてこう語っています。
「すべてがとても自然でした。桑布伊が祖霊から授かった知恵を小声で語るのを聞いたとき、私はこの作品は『桑布伊』の物語であるべきだ思いました。これは、ひとりの若き戦士の命の学びの物語です。私たちもその若き戦士の探求に寄り添いながら、天と地、風と火、鳥のさえずりと野獣の声を感じ、内なる自分自身を見つめることができました」
「そしてこれは、勇気と信頼、そして『家に帰る』旅だと言えます。私たちはこの土地に育まれ、原住民の人々から自然と調和して生きる力を学びました。この作品を通して、桑布伊の歌声と優人の鼓の響きによって、その力を次の世代へと伝えていきたいのです」
桑布伊
さらに「桑布伊」は、池上秋收芸術祭の第17回目を「17歳の成人の儀式」と表現しました。彼はこう語ります。「この数年、花蓮・台東は台風や地震に見舞われました。多くの人にとっては災害かもしれませんが、私たちの祖先はこう教えてくれました。自然が与える『良いこと』も『悪いこと』も、すべてが自然からの贈り物なのです」「今回の作品は、みんなが未知なる未来に勇敢に向き合えるよう願ってつくりました。台湾のこの土地に汗を落としたとき、土地はあなたの匂いを覚えてくれていて、いつかあなたに力と能力を与えてくれるんです」
記者会見では、「優人神鼓」と「桑布伊(Sangpuy)」が共演し、新作の一部を披露してくれたわけですが、これが鳥肌もの!これを池上の田んぼの中で見られたら、魂が震えてしまうかもしれません。
チケットは残念ながら売り切れていますが、もしかしたらキャンセルが出るかもしれません。興味がある方は、チケット販売サイトとにらめっこしてみてください!
公演インフォメーション
公演名:2025池上秋收稻穗藝術節「我回來了 – 做一部作品給自己的靈魂!」
公演日時:2025年10月25日(土)14:30、2025年10月26日(日)14:30
会場:臺東縣池上鄉天堂路稻田區(萬新道路)
チケット価格:1000元 / 1500元 / 2000元 / 2500元
チケット販売サイト:
www.opentix.life
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記事登録日:2025-08-21