【後編】台湾最大の国際空港を徹底解剖。新規エリアもオープンし、乗降だけではない、より楽しむ空港に!
こんにちは、台北ナビです。
台湾の空の玄関口といえば、「台湾桃園国際空港」でしょう。現在、2025年の運用を目指し第3ターミナルの建設も急ピッチで進められています。それに先駆け、2019年末には第2ターミナルに新たなスポットも開設されています。
本日はますます拡大の進む空港の第2ターミナル(第二航廈)にスポットを当ててご紹介します。
【空港ターミナルをフル活用】食べる・見る・休む!
いくつかある美食広場。こちらは地下2Fに
B2[美食広場] MRT駅から続くフロアには、各種メニューを提供するフードコートが広がります。営業時間はショップにより異なりますが、マクドナルドは24時間営業。糖醋醬(スイートチリソース)のチキンナゲットなど、台湾ならではのテイストを楽しんでみてはいかがですか?
※マクドナルド24時間2F[お土産一番街] 出国前に買い忘れたお土産がある方は、まずこちらに立ち寄ることをおすすめします。パイナップルケーキの「微熱山丘」、ヌガーの「糖村」、台湾茶の「金品茶集」、食品全般を扱う「義美」など、台湾で人気の土産物屋が凝縮しています。
※お土産一番街8:00~17:00また、お土産一番街の一画には、税還付カウンターは&KIOSK(還付手続きマシン)があります。
4Fの美食広場は出発フロアが見渡せる!
4F[美食広場] 出国手続き前に立ち寄れる2つめのフードコートは4階に。スタバやモスバーガー、バーガーキングなどおなじみのファストフードのほか、牛肉麵の「皇家傳承」も。チェックインカウンターを行き交う人々を眺めながら、食事が楽しめますよ。
※ショップのより7:00~19:00の間で営業
5F[北側・南側モール]
そして時間を作ってでも立ち寄りたいのが、2019年末に新たに誕生した5階モール。北側・南側それぞれに特色ある空間となっており、「旅に出なくとも楽しめる空港」的スポットとなっています。
レゴの空港が目印の北側モール
■北側モール 空港をモチーフにしたレゴが目印の北側モール。フードコートのほか、24時間営業のセブンイレブン(※)もここに。無料で自由に使えるシャワールーム(※)もあります。
※セブンイレブン24時間
※シャワールーム8:00~20:00(シャンプー・ボディーソープ・ドライヤー完備、タオルは持参)
北側モールのセブンイレブンは24時間営業
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スタバも。コーヒーを片手に離着陸を眺めよう
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■南側モール
強力プッシュしたいのが南側モール。レトロタウン大稻程をイメージした街並みをフロア全体に再現しています。フードコートの片隅にある3Dアートは思い出の写真を撮るのにも最適!台湾旅気分にひたれそうです。
※ファミリーマート24時間
※シャワールーム8:00~20:00(シャンプー・ボディーソープ・ドライヤー完備、タオルは持参)
※授乳室8:00~20:00
レトロな3Dフォトが楽しめる撮影スポットもある南側モール
南北の各モールは独立した造りとなっているので、それぞれ目的のエスカレーター/エレベーターで向かってください。各々景観台もあり、テラスからは飛行機の離着陸を眺めることができます。(景観台入場時には手荷物チェックが必要)
また、両モールのフードコートは、コンビニを除き夜間は営業終了。そのため、横になれそうなソファーこそありませんが、広々としているので仮眠スペースとしても活用できそう!Wi-FIのホットスポットや充電用のコンセントもあり、深夜・早朝便利用時の強い味方となってくれそうです 但し、主なLCCは第1ターミナル発着のため、移動時間の配分にはくれぐれもご注意ください。
※景観台6:30~11:30
【空港に宿泊】台湾初!空港ターミナル内にオープンしたカプセルホテル
南側モールのオープンと同時に開業したのが、「Thé Stay 町・草修行館」。台湾で最初の空港ターミナル内にある宿泊施設となります。
フードコート脇に現れたエントランス
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カフェ風のホテルロビー/フロント
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男女別のドミトリータイプのほか、2・3・4人用個室もあり、旅のスタイルで選択が可能。宿泊以外にも、時間単位での休憩もできます。
オープン後すぐにコロナ禍に見舞われたため、施設はまだ新築の匂いがするほど。詳細は公式サイトでご確認ください。
→Thé Stay 町・草修行館:
https://chostay.com/ja/(2023年1月現在、ソフトオープン中のためデイユース利用は不可)
【台湾到着】入国の流れ
台湾でのスマホ環境を整えるなら
2F[到着・乗り継ぎ] 到着後2階ゲートC/Dよりターミナルビル内へ。台湾へ入国の場合は「入境」のサインに従い検査場に移動します。両替のできる銀行(※)や比較的早朝から営業している電信カウンター(※)もあり、こちらでWi-FiレンタルやSIMカードの購入手続きができます。
※兆豐銀行5:30~21:30
※ezfly Hifi飛買家4:30~23:00
1F[到着ロビー]
手荷物受け取りレーン付近には、24時間営業の銀行(※)が。また無料で利用できるシャワールーム(※)も完備しています。
※臺灣銀行24時間
※シャワールーム24時間(シャンプー・ボディーソープ・ドライヤー完備、タオルは持参)
制限エリア内の24時間銀行
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シャワールームも24時間
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ドアを抜け、制限エリアの外へ。到着ロビーには観光サービス等のデスクほか、銀行(※)・郵便局・電信会社(※)・宅配サービス等のカウンターやコインロッカーもあります。
※兆豐銀行24時間(両ターミナル制限エリア外で唯一の24時間営業)
※電信会社各社は4:30~24:00の間で営業
到着ロビー。お迎えはここで。出てくる人の様子はモニターでも確認OK
市内へのアクセスですが、タクシーの場合、到着ロビー正面ドアから外へ行くと乗り場があります。空港バスは到着ロビー北側方面から脇の通路を通り反対側へ。待合所で乗車券の購入ができます。
MRT利用者は到着ロビー正面にあるエスカレーターで地下2階フロアへ。地下1階は駐車場となっています。
B2[MRT・A13空港第2ターミナル駅(A13機場第二航廈)]
フードコートの先に直結のMRT駅があります。ICカード(悠遊卡)の購入もこちらで対応しています。また、空港MRTはタッチ決済可能なクレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、NFC機能を利用した決済(Apple Pay、Google Pay、Samsung Payなど)でも乗車可能です。
【台湾出発】出国の流れ
3F[チェックインカウンター/出発ロビー]
税還付手続きが必要な方は、チェックインカウンター10・11番付近にあるKIOSK(還付手続きマシン)で行なえます(2Fお土産一番街にカウンターあり)。銀行は営業時間が限られていますので、時間帯によっては1階到着ロビーにある24時間対応の「兆豐銀行」へお立ち寄りください。
動植物検疫のカウンターも1階にあります。
※台湾銀行・兆豐銀行5:30~21:30
3F[出発エリアC/D]
出国審査を終えて制限エリア内に入ると、向かって右側が出発ゲートCエリア、左側が出発ゲートDエリアとなります。免税店でのショッピングや飲食が楽しめるほか、各種工夫を凝らした無料施設(※)があり、搭乗直前まで有意義に時間を使うことができます。
※TOKUYOマッサージチェア(ゲートC9/D2)受付でコインを引き換えのこと
※キッズパーク(ゲートC3/D7)
※スポーツパーク&シャワールーム8:00~17:00(ゲートD1)
4F[ラウンジ/美食広場]
出国審査後、ゲート方面へ向かう前にエスカレーターで4階に上がると、ラウンジがあります。各航空会社専用ラウンジだけでなく、特定カードがなくとも有料で使える2つのラウンジ(※)も。
※プラザ・プレミアム・ラウンジ環亞貴賓室6:00~22:00(1500元/2hr)
※オリエンタル・クラブ・ラウンジ東方宇逸貴賓室5:00~23:00(1300元/2hr)
ゆっくり食事をしたい方にはフードコートもおすすめです。市内で人気の「林東芳牛肉麵」「KiKi麵」「青葉食堂」(※)などが揃います。
※フードコートはショップにより5:00~23:00の間で営業
また、フードコートの一画には無料で使えるシャワールーム(※)も完備されています。搭乗前にサッパリしたい方はご利用を。
※シャワールー24時間(シャンプー・ボディーソープ・ドライヤー完備、タオルは持参)
【アクセス】ターミナル間の移動はどうするの?
空港MRT
ご利用の航空会社により離発着のターミナルが異なりますので、ご注意ください。日本と台湾とを結ぶLCCの多くは第1ターミナルを、レガシーキャリア(FSC)は第2ターミナルを主に使用しています。
2つのターミナルビルを移動するには、
①空港MRT、②シャトルバス、③ターミナルスカイトレインのいずれかで。MRTはICカード(悠遊卡など)での乗車が条件となりますが、どれも無料で利用できます。
■空港MRT(機場捷運)時間に正確で、最も早く移動ができるおすすめの移動手段です。しかし深夜帯は運休となるため、ターミナルトレインをご利用ください。トークンでの乗車は片道20元となります。
■ターミナルトレイン(航廈電車)
ピーク時(6~22時)は2~4分間隔で、非ピーク時(22~24時)は4~8分間隔でターミナル間を行き来しています。深夜(24~翌5時)はホームにある緑色のボタンを押し、列車を呼び出して乗車します。カートの持ち込みもOK。但し、乗り場まで移動時間が意外とかかるのが難点です。制限エリア内も同様に移動できます。
深夜の乗車はホームの緑色ボタンを押して
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ターミナルトレインのホームまでが意外と遠い……
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■シャトルバス(巡迴巴士)
24時間運行ですが、日中と深夜ではルートが若干異なり、MRTの運行時間内(6~23時)はターミナル1・2間の運行は行なっていません。また所要時間もかかるため、あまりおすすめはできません。
桃園空港は意外と広く、また便によっては搭乗ゲートがとてつもなく遠い場所に指定されることも。ナビも過去には、第2ターミナルから出国したはずが、表示されたゲートへ向かうとそこは第1ターミナルだった……ということがありました。真っすぐ搭乗口に向かうだけでも10~15分ほどかかる場合もあります。
当然、チェックインカウンターで案内はありますが、途中の免税店でショッピングを計画されている方は、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
台湾桃園国際空港・第1ターミナルや台北市内へのアクセスについては、以下の記事をご参考ください。
以上、台北ナビでした。
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