リニューアルなった故宮に昨日行ってきました。
展示は以前より見にくくなったように感じます。陶器の歴史など大きく一覧表にしてあったのが亡くなっているし、人類の歴史との比較コーナーも縮小、絵画と書は閉鎖中。
絵画と書の大半は閉鎖されており見ることができず、これには本当にガッカリ。以前の書画の展示部屋はどかんと展示してあり、中央にしつらえたソファに座り心ゆくまで浸れたのですが。
各部屋毎にあった、紙に印刷されたパンフも無くなった。
多くの説明がデジタル化されたディスプレイになっているが、陶器の歴史などはデジタル化してモニターで時間をかけて示すより、いぜんのような大きな比較表があれば一目瞭然。忙しい旅人としては助かったものでした。
おみやげコーナーは、だだっ広くなった分だけ分かりづらく見るのに時間がかかる。以前のおみやげコーナーは狭かったが欲しいものが直ぐ見渡せて大変に便利。古いが時代を超えた故宮の文物をデザインしたおみやげはいくつか消失。
ロビー(2つの階に分かれている)は、更にひろくなり不便。
相対的にかんがえて、こりゃお役所仕事てきと言わざるを得ません。意味のない広いロビーと、やたらと人を疲れさせる配置。デジタル化しなくて良いものまで、デジタル化している。
思いつきとしか思えないようなコーナーもあった。馬具についての考察をするコーナーだが、出土品が極めて少なくて、でもてんじしている部屋は大きい。管理費だけがかかりそう。
唯一の救いは、陶器だけはまとめて一つの大きな部屋に連続して展示。これは依然と同様に分かりやすい。
近代化したかったのでしょうが、展示品の迫力あってこその故宮。奇をてらわずに、数千年のお宝ものをどかっとこれでもか、これでもか、と展示して欲しかった。下手に細かい部屋にテーマ別に分けてもピンと来ない。殆ど物を置いてない部屋などあり、笑ってしまう。ルーブルやメトロポリタンには勝てませんで、こんなことやっていると。
今回の改修は、大衆化と普及、がテーマのようです。でも、おなじデジタルするならもっともっとデジタルを使って更に判り安kしてほしかったなあ。なんだか中途半端。
極めつけは清明上河図。場所を係から聞いて真っ先に飛んでいったが、なにこれ?レプリカのお遊びもの。。。まあ、見られたかたはおわかりでしょうが。
繰り返しになりますが、本物をどかっと置いて欲しいよねえ。
ちなみに今朝はジョギングをかねて駅から2本の足で行ってきましたが川辺の散歩道はとても気持ちが良かったです。9時過ぎでもうかなりの人だかり。これにもビックリ。でも、これって大衆化に成功したっていう指標かな。
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