荷豊家屋

HO HEING RESORT荷豐家屋

閉店・移転、情報の修正などの報告

温かなおもてなしとアートが楽しめるクラシカルな中華様式の温泉プチホテル


こんにちは、台北ナビです。

本日ご紹介するのは、温泉ホテル「荷豊家屋」です。北投温泉街の外れに位置し、静かにの~んびり、くつろぎのステイが期待できそうなホテルです。中華風のインテリアと国宝級?のお宝も見もの!

さぁ、それでは行ってみましょう~!

温泉街の外れに佇むプチホテル

温泉ストリートの1番奥だから静かで落ち着いた雰囲気

温泉ストリートの1番奥だから静かで落ち着いた雰囲気


MRT「新北投」駅を降りると、そこはもう温泉街。駅前から山へと伸びる道沿いには、大小さまざまな温泉ホテルや博物館、観光スポットが立ち並び、散策も楽しいストリートです。

そんな遊歩道を歩くこと約15分(山道なので荷物があったらもう少しかかるかも!)。ホテルも途切れ、住宅が目立つ小道に差し掛かったところに現れたのが、「荷豊家屋」です。一見、日本の旅館を思わせるような佇まい。温泉街の喧騒を逃れたその奥に、ひっそりと佇む部屋数33のプチホテルです。
専用の無料シャトルバスなら便利!北投・新北投駅の外、北投各地に送迎可 専用の無料シャトルバスなら便利!北投・新北投駅の外、北投各地に送迎可

専用の無料シャトルバスなら便利!北投・新北投駅の外、北投各地に送迎可

インテリアはクラシックな中華スタイル

ホテル内に足を踏み入れると、外観からは想像できなかった吹き抜けと中華風の空間が現れてビックリ!日本時代に開拓された温泉地だけあって和風建築が多いこのエリア。ですが、このような中華風建築様式はとても珍しいんです。
ロゴは中華式のホテルの屋根をイメージ

ロゴは中華式のホテルの屋根をイメージ

屋根の縁が上がっているのが特徴

屋根の縁が上がっているのが特徴


そんな「荷豊家屋」の前身は「新生荘別館」。北投温泉の繁栄期である1960年代にはすでに営業を始めていたという歴史ある温泉旅館です。その後幾多の変遷を経て、現在運営を担うのは「MATA家屋」という台東で原住民文化の要素をふんだんに取り入れたホテルを営業しているグループです。

その土地に根差したホテル経営をする「MATA家屋」らしく、「荷豊家屋」も、昔ながらの北投温泉の風情を感じられる造りとなっています。60年を越える建物のため、運営に当たり取り壊しや新たに建設し直すという話もあったそうです。しかし「昔の面影を消してしまうのはとても残念なこと」と敢えてリノベーションの道を選びました。現に近隣の歴史あるホテルの多くは、近年続々と立て直しを進め、きれいに、快適に変貌を遂げています。けれど、1度壊してしまえば、もう過去へ戻すことはできない…そんな想いから、「荷豊家屋」では少しずつ改装を進め、快適な空間造りを目指しているそうです。
台東商品の販売も。ゆくゆくはもっと増える予定!

台東商品の販売も。ゆくゆくはもっと増える予定!


経営を引き継いだのは2018年3月。
ナビが訪れたのはそれから1ヶ月経つか経たないか、といった時期でした。そのためリノベーションも徐々に進められている状態で、今もなおプチリニューアル中。だから正直、ところどころ年季を感じずにはいられない場所もあります。が、今後に大いに期待!それに何より、その1つ1つが長い歴史を感じさせてくれる大切な足跡なのです。

優雅にアートを楽しめるギャラリーホテル

「荷豊家屋」の特筆すべきポイントは、数々の骨董品を楽しめる、美術館のような博物館のようなパブリックスペース。国立故宮博物館にも匹敵するのでは!?と思わせる希少なお宝がそこここに飾られています。きっと骨董・美術品ファンなら垂涎モノ。ぜひともステイして、館内を巡りながらゆっくり楽しみたいですね。

<コレクションの一部>
檜のテーブルセット

檜のテーブルセット

十八羅漢

十八羅漢

象牙

象牙

麒麟の置物

麒麟の置物

翡翠の屏風1

翡翠の屏風1

翡翠の屏風2

翡翠の屏風2

雞血石

雞血石

贅沢すぎる大きな湯船のにごりの湯

日帰り温泉利用ならフェイスマスクをプレゼント!

日帰り温泉利用ならフェイスマスクをプレゼント!


「荷豊家屋」の自慢の湯は白硫黄泉。5PH前後、温度40~50℃という白濁色の湯で、慢性皮膚疾患や婦人科系の病、関節痛などに効果があるといわれています。日本の一般的な温泉旅館とは異なり共同の大浴場はありませんが、客室すべてに大きな湯船を設置。蛇口をひねれば、すぐに温泉を楽しむことができます。

また、日帰り温泉を楽しみたい人には個室の貸切風呂をご用意。こちらもまた大きな湯船で、ファミリーで利用しても余裕の広さです。ゆったりとお湯に浸かれそう~♪シャンプーやくし等のアメニティーもあり、手ぶらで来てもOK!また、個室内にはTVと椅子が置かれているので、のんびり過ごすこともできますよ。日帰り風呂専用の豪華湯屋は全9室、利用時間は80分間となっています。
2F個室貸切風呂 SPA House(豪華湯屋) 参考画像:201号室
広々とした快適な個室風呂。2~3人で利用してもゆったり。明るい陽射しが差し込むのも◎!
さらに、もっとゆっくり楽しみたい人には客室の時間貸し切りも行なっています。こちらは120分間利用できる上、ベッドもあるので、よりのんびりと過ごせそうですよ。詳細は下記の客室紹介をご覧ください。

客室設備

バスルーム&アメニティ
珍しい月岩石の湯船はどの部屋もゆったりサイズ 珍しい月岩石の湯船はどの部屋もゆったりサイズ

珍しい月岩石の湯船はどの部屋もゆったりサイズ

ハンドタイプのみのシャワー

ハンドタイプのみのシャワー

ハンド+SPAタイプのシャワー

ハンド+SPAタイプのシャワー

シンプルな木製の洗面台

シンプルな木製の洗面台

シャワーは客室により異なります

タオルは2種(大・中)

タオルは2種(大・中)

アメニティ各種。歯磨き粉にもこだわり感じマス!

アメニティ各種。歯磨き粉にもこだわり感じマス!

風呂桶もステキ

風呂桶もステキ

ベッドルーム
ソファまたは椅子はお部屋によって異なります

ソファまたは椅子はお部屋によって異なります

ベッドサイドのライトと電話

ベッドサイドのライトと電話

こちらもベッドサイド

こちらもベッドサイド

ドレッサー

ドレッサー

冷蔵庫は空の状態で

冷蔵庫は空の状態で

ポット

ポット

インテリに合った中華風お茶セット

インテリに合った中華風お茶セット

クローゼット(セーフティボックスはなし)

クローゼット(セーフティボックスはなし)

TVはケーブルテレビも視聴可

TVはケーブルテレビも視聴可

客室紹介


建物は7階までありますが、不吉とされる数字を持つ4階がないので実際には6階建て。山の傾斜を利用して建てられているため、エレベーターは3階まで。代わりにスタッフがお部屋まで荷物を運んでくれるのだとか。またその傾斜ゆえの設計で、館内はまるでラビリンス。上階にステイすれば、1フロア1ルームの贅沢さも相まって、プライベート感満載!VIP気分が味わえそうです。

また、ルーム名はいずれも「スイート」という名のお部屋ですが、一部を除き1ルームスタイルです。「あれ?2部屋ないの??」と思いますが、バスルーム自体が1つのお部屋分の広さがあり、それゆえのスイートルーム。温泉ホテルらしいスイートルームの形となっています。
※客室を日帰り風呂として開放しているので、チェックインは17時~となります
Elegant Bamboo Suite(雅竹スイート/雅竹套房) 8~10坪 参考画像:216号室
スタンダードなお部屋。ホテル内で最も小さなお部屋ですが、狭さは感じません。採光も抜群!気持ちいい~♪ドア側は吹き抜けに面したお部屋です。

Elegant Pavilion Suite(雅軒スイート/雅軒套房) 10~12坪 参考画像:311号室
中華風インテリアが活かされたお部屋。思わずチャイナドレスを着て写真を撮りたくなっちゃう!部屋ごとにデザインが若干異なり、このお部屋は室内の窓は開きませんが、浴室の窓は開閉できます。

Nine Plus Suite(荷豊スイート/荷豐套房) 15坪 参考画像:315号室
1階がリビングスペースとバスルーム、2階がベッドルームのメゾネットタイプのお部屋です。ベッドはダブル×1台、シングル×1台なので、小ファミリーにピッタリ!のんびりとステイできそうです。

Family Harmony Suite(頣闔スイート/頣闔套房) 15坪  参考画像:701号室
ダブルベッド×2台が入ったお部屋。さらにダブルサイズのソファベッドを利用すれば、最大6名までステイが可能です。こちらはビッグファミリーやグループでのステイに最適なお部屋です。

地元産のフレッシュフルーツ&ベジタブルでヘルシーメニュー

1階フロント脇がカフェ&レストランスペースとなっています。朝はこちらで中洋スタイルのビュッフェブレックファストをどうぞ。テラス席を陣取れば、すがすがしい1日のスタートを切れそうですよ。またランチやディナーの利用も可。特に夜は、無農薬の地元産の野菜を使ったヘルシー薬膳鍋がいただけるとか。温泉+食事でカラダが喜ぶ体験をしてみませんか?今後、アフタヌーンティーの展開も計画中だそうです。

北投のおうち、「荷豊家屋」に「ただいま~!」


「荷豊家屋」では、ゲスト1人1人に合わせたホスピタリティに力を入れています。これもまた小さなホテルだからこそできる行き届いたサービス。ナビがおじゃました時にも、すれ違うスタッフ誰もが、気持ちのよい挨拶と温かな笑顔を返してくれました。そして常連さんの多くは、毎回お気に入りの同じ部屋をリクエストするのだとか。リピートしたくなっちゃうそんな魅惑的なホテルなんですね!

ホテル名が示すように、「台北の家に帰って来たように過ごして欲しい」とは副総のJanetさん。「スタッフも家族みたいな感じなんですよ」とのこと。なるほど!だから和気あいあいとした雰囲気がこちらにも伝わるのかも。アットホームなプチホテルで、温かなおもてなしと最高の湯、そしてゆっくりとした時の流れを楽しみませんか?

以上、台北ナビでした。

記事登録日:2018-05-09

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2018-05-09

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宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

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