獅城旅館

目的地がデンパサール（バリ島）で、中華航空利用の為、往復で一泊ずつ利用しました。
初回は場所も良く分からず、通りすがりの人に聞いたら『ここに泊まるの！？』『もう予約はしたのか。お金は払ってしまったのか』とびっくり＆とても嫌な顔をされました。実際行ってみて良く分かりました。建物はあまりに古すぎて、壁等も汚く触れたくありません。窓には鍵がありません。あまりにひどい部屋なので従業員に言って部屋を替えてもらおうとしたら、鍵がないのは全ての部屋だ、と嘘をつかれました。（本当にその部屋が嫌だったので他の部屋を見せてもらったら鍵はありました。）そして、今夜は混んでいるのでもう他の部屋はない、今見た部屋にしたいならそこはもっと高い部屋だから追加料金を払ったら替えてあげる、と言われました。他の部屋がないのは鍵棚の鍵の量から本当の様でした。が、その部屋は鍵がかかる以外の違いはありません。こちらは余分な両替もしていなかったし、追加料も納得できなかったので、最初の部屋に戻りました。また、彼らの言い分では『ここは日本の東京と同じ。街だから高いのだ』と、東京ではいくら安かろうとここまで酷い部屋を貸して商売が成り立つとは思えません。その位の部屋です。
帰りに立ち寄る2泊目はキャンセルしたかったのですが、帰りに寄る時は夜の11時を過ぎるので、その時にまたホテルの場所を探すのも大変な為、スタッフに次回は鍵のかかる部屋を、と頼んで去りました。
そしていよいよ2泊目です。今度は指定された部屋のドアを開けると、なんと他人の荷物がありました。慌ててスタッフを呼びましたが、慌てる様子も悪びれた様子も全くありませんでした（その日にいたスタッフは英語すら全く通じなかったのでそれ以上は何も話せませんでした）そして別の部屋に案内されると、この部屋に関してはベッドの頭に壁、足元に壁、と言う配置になっていましたが身長154cmの私でも足がギリギリ壁に付かない程度でしたので男性がこの部屋に案内される事はないかも知れません。窓に鍵はありましたが、2枚の窓がかみ合っていないため結局鍵はかかりませんでした。
いや、もう鍵の事よりも、人が泊まっている部屋に他の客を案内してしまうんだ、という事に驚き
です。やってしまった！と言う感じもなかったのでこれも日常茶飯事なのか、と思うとやはり安心できません。あと、あんなに揉めたのに、お願いした内容が伝わってない、と言うのも呆れました。
ちなみに私は女性ですが、これまで小奇麗なホテルにしか泊まった事がない訳ではありません。インドネシアやタイで数百円の宿を経験していますので、安宿と言う意味での覚悟はしていましたが、私の経験した数百円の安宿以下のレベルです。（物価が違うのは承知の上ですので敢えて数百円のものと比較してみましたが・・・）
あと、この宿は、現地の看板や、隣の部屋から聞こえてくる声などからして、チープなラブホテル、というか連れ込み宿の様です。
安いから、と割り切るには高い気がします。