円山大飯店(圓山大飯店)

夫と３度目の訪台で初めて、彼のかねてからの希望の圓山大飯店泊りました。今回、台北～高雄縦断６泊の旅のうち、最後の2泊がここでした。
総合的には「大満足」です。贅沢に空間を用いた重厚な建築物の中にいる安定感と安心感を堪能しました。次回もできればこのホテルに泊りたいと夫と話したところです。
◆交通の便と立地
MRT円山駅～ホテル間のシャトルバスを何度か利用しました。早朝から22時まで20～30分間隔で運行。タクシーは、駅～ホテルが100元以内。士林夜市や松山空港も近く、タクシー移動が安価で便利です。
今回の旅の最初２泊はMRT中山駅近くのスタイリッシュなビジネスホテルに泊りましたが、商店や歓楽街で賑わう立地だったので、私たちには緑豊かで公園や史跡も多い圓山駅周辺の方が落ち着いて好みです。
ホテル裏手の剣潭山は、早朝から市民が集まり思い思いに運動をしています。現地の人に交じり、見よう見まねで太極拳をするのも楽しいですし、見晴らし台からの市街の眺望もなかなかです。
◆部屋
Prestige　Floor Mountain Viewを予約しましたが、チェックイン時に最上階（９F）のCity Viewの部屋にグレードアップされました。プレステージラウンジでのコーヒー＆軽食、インターネット接続、朝食等、十分な無料サービスが付帯されていました。
何よりも、素晴らしかったのは、広すぎる開放的なベランダとそこから眺める眼下の景色です。
そして、嬉しい誤算なのですが、トイレのTOTOウォシュレットに不具合があり、修理の必要が生じたことが理由となって、同階のスイートルームへの移動を提案していただきました。
松山空港側のサイド部屋は、左手に剣潭山、正面に基隆河、右手に台北市街と最高の眺望で、夜はベランダに椅子を持ち出し、涼しい風を感じながらワイングラスを傾け、河面に写る夜景を眺めました。次に泊る時は、東サイドの部屋を希望したいと思います。
◆食事等
プレステージラウンジの朝食はコンチネンタル系なので、私たちは１Fのビュッフェチケットを発行していただきました。和中洋の品目を揃えた普通のビュッフェでした。
最上階に「スカイラウンジ」の表示はありましたが、夜景を楽しみながらアルコールを飲む場所はありません。以前あった１Fのバーは閉鎖されたとのことです。ちなみに、台湾では、市内で生ビールを飲む店を探すのにも苦労しました。
◆その他
アメニティグッズはビジネスホテル並み。持参したシャンプー＆コンディショナーを使いました。
夕方、スタッフがベッドのターンダウンで部屋に入るので、不在時はそれなりの片づけが必要だと思います。
以上、このホテルでは、ロビーの重厚な華やかさとベランダでの開放感、周囲の落ち着きを楽しむことをお勧めします。