CYCLO洛城牛肉粉

店は台湾風でもなくベトナム風でもなく、外観は香港の蘭桂坊にでもありそうな欧米感覚レストランといった感じだ。
　店員は若い人ばかりで、ファッションタトゥーがガッツリ入った方を見つけると一瞬怯んでしまうが、皆やさしい。ふたりで来てフォーを1椀注文すると、料理と一緒に小椀とスプーンを余分に持ってきてくれる。もちろん１つを２人で食べることは台湾ではＯＫだが、この店はこちらが言わずとも、さり気なく持ってきてくれるところがいい。
メインの看板商品の牛肉がのったフォーは牛肉がレアで、スープの熱で徐々に火が通っていくのがわかる。味はクセがなく、優しいダシが効いており実にうまい。
ただし、巷の台湾牛肉麺が50元から150元くらいのところ、フォーで290元は割高で、庶民感覚からすれば、ちょっと背伸びして奮発する店ということになるのだろう。