MARTINEZ COFFEE

瑪汀妮芝咖啡

閉店・移転、情報の修正などの報告

The World's Finest Coffees!永康街散策に疲れたら靴をぬいで。リビングで、味・香り一級品の深いコーヒーのくつろぎを。

こんにちは、台北ナビです。暑く長い、台北の夏。ことに7~9月の酷暑は連日35度を超すどころか、亜熱帯気候の蒸し暑さが。でもせっかく行ったのだからおいしいものたくさん食べたい!かわいいものいっぱい買いたい!永康街は私達のそんな欲求を十二分に満たしてくれる街です。とはいえ・・・この暑さでは散策もままならず。アツイ~アツイ~っ!と言いながら、暑さしのぎにほっと一息つこうと、スタバやバリスタへ向かってもどこも満員。カキ氷や町の小吃店では、お隣さんとのお席もちょっと近めで、日本人にはちょっとゆっくりできない。このあとのスケジュールを立てたいのに・・・などなどみなさん理由もさまざま。この永康街の散策の合間に、靴を脱いでちょっとほっとひといきしてみましょう。そこは意外や意外・・・コーヒー好きにはたまらない、極上のコーヒーを楽しめるお店なんですよ。

何杯もがぶがぶ飲めますか?コーヒーって

毎日必ず一杯はコーヒーを飲んでいるナビですが、皆さんどうですか、特に女性の方。何杯も、おいしいおいしい!ってがぶがぶコーヒーって飲めますか?ナビはなりませんねえ。ナビはコーヒー党ですが、そんな経験は全くなし。一杯飲んでもう充分、もしくは、う~ん・・・なんか今日調子悪い?と胸焼けすることまであったりして・・・。

永康街の疲れを癒すだけでなく、こちらのマルティネスコーヒーは実にマイルド。喉越しも爽やか。その理由は、コーヒーの本場・ジャマイカ政府のより厳しい検査に合格した豆など、厳選品のみを取り扱うお店だからなのです。

通には有名です。マルティネス(マーチン)コーヒー

日本に馴染み深いお話ですと、ブルーマウンテンコーヒーをはじめとしたジャマイカコーヒーを、日本市場に広く伝えるための活動を目的とした任意団体「ジャマイカコーヒー産業公社商業部門」の責任者にも就任しているデビッド・マルティネス(マーチン)氏。現在UCCをはじめとする7社が加盟しています。彼はアメリカで有名なMARTINEZコーヒーを設立したいわばコーヒーのエキスパート。ジャマイカの宝とも言えるブルーマウンテンを中心に、正真正銘の純度の高い貴重なコーヒー豆を世界へと展開する最高級ブランドです。日本では意外と知名度が低いブランドです。そのマルティネスコーヒーを唯一台湾に輸入しているのがこちらのオーナー、陳偉峰さん。2007年の7月に、永康街店をオープンさせました。
◆ 疲れた足を、靴を脱いでリラックス。お邪魔してみましょう。 ◆ 疲れた足を、靴を脱いでリラックス。お邪魔してみましょう。

◆ 疲れた足を、靴を脱いでリラックス。お邪魔してみましょう。

今日はその中でも特に陳さんがオススメする2種類のコーヒーを詳しくご紹介しましょう♪

牙買加頂級藍山珈琲(100%ジャマイカブルーマウンテン) 
日本では、人気、知名度ともに高い銘柄がブルーマウンテン。しかし残念なことに、日本に輸入されている豆の多くは、なんと定められた標高800m以下の麓で栽培されたにもかかわらず「ブルーマウンテン」の名を付けられていることが多く、本来のブルーマウンテンを入手する事は極めて難しい状態!そのため日本国内での「ブルーマウンテン」としての販売量が正規輸入量の3倍という残念な事態なんだそう。また、限られた地域でしか栽培されないため、収穫量が極めて少なく、高価な豆としても有名です。しかしながら、コーヒーの3つの条件、香り・味・コクが完璧なまでにバランスの取れた上品な味わいのブルーマウンテンは、手仕事ならではの逸品で、まさにコーヒーの伝統工芸品です。
そんな希少価値の高い貴重なブルーマウンテン、マルティネスコーヒーはなんと純100%!本物をもとめるならこのシールをチェック。「CLIFTON MOUNT ESTATE」とは、混じりけのない100%ブルーマウンテンを保障する品質保証書であり、この商標を取得するためには、ジャマイカ政府の大変厳しい検査をパスしなければ付けられないものなのです。陳さんはこの豆を、新鮮さをたもつため、2週間に一度のペースで空輸することを守っています。
まずはビックリ!抽出したコーヒーを温めたカップに。そして、残りのコーヒーを中国茶の「聞杯」に注ぎ、それをまた別のカップに空けて香りを楽しんじゃうのです。中国作法の「聞茶」のコーヒー版!茶の国・台湾ならではですね~面白くなってつい、写真をパチリ。
ブルーマウンテンは挽いた時の豊かな香りも特徴です。空気を含ませ、攪拌させ、より芳醇な香りが立ち込めたところを、お客さん一人ひとりに楽しませてくれます。フタを開けてもらうと、直ちに素晴らしい香りが立ちこめます。
では、いよいよひとくちいただいてみることに…。
おっと、その前に飲み方を一言。実はコーヒーの飲み方も、最初の一口は紅茶のマイスター同様、口の中で十分に空気を含ませ、香りを鼻から出すように、ズズズーッとお蕎麦を食べるような音を出して飲むと、味と香りがよく分かるんだそう。しかも「立ち飲み」は効果的!しかし、音を出すのはなかなかうまくできませね~やっぱり初心者にはちょっと抵抗があります。音を出せる勇気のある方は是非、トライして!陳さん大喜びです。
一瞬無味無臭のかと思えるほどのまろやかな口当たりにビックリ!とてもソフトです。充分なコクと、柑橘系のフルーツを思わせるほのかな中程度の酸味がありますが、苦味はほとんどナシ!なのに、きちんとした深みがあります。バランスが取れたテイストで、飲んでいくと段々甘みが増してきて、とても美味しい♪由緒正しい敷居の高い「正統派豆」と覚悟していたので、もっと重厚なのかな~と思っていましたが、意外や意外、軽くアッサリした感じで飲みやすかったです。後味もスッキリしてます。もちろん香りは絶品!2杯、3杯と飲めるコーヒーでした。
夏威夷可那珈琲(100%ハワイアンコナコーヒー) 

コナコーヒー。ナビの前に出されてまずはじめに思ったことは…おいしいの?実は大のハワイ好きのナビ。何度ハワイに足を運んだ事か…。しかし、コナコーヒーといえばフレーバーコーヒーのイメージがみなさんも強くありませんか?コナコーヒー=南国チックな甘ったるい香りしかしないコーヒー。そんなイメージ、実はコナコーヒーはハワイの法律ではアーモンドやココナッツをいれても、10%使用されていれば「コナブレンド」とされるのだそうで。
その本当の希少価値の理由は、コナはコーヒー・チェリーの摘み取りに機械は使用せず、1粒1粒手作業で摘み取っていること。1杯のコーヒーに必要な豆は、約70~80粒。粒の摘み取りを考えただけでも、コナコーヒーが世界的に高い評価を得ることのできた理由が分かりますね~。また、その作付面積は世界中の大農園に比べるとあまりにも小さく、また丁寧な手作り生産をおこなっているため、生産量は全世界のコーヒー生産量の0.1%にも満たないんですって。そして残念なことに、そのほとんどがアメリカ国内の高級レストランやホテルで消費されてしまうため、海外にはあまり輸出されていないのが現状です(人気がないからと思っていました…ごめんなさい!だって、美味しいコナコーヒーにめぐり合ったことがないんですもん)。日本で知名度が低く、良質な商品が入手しづらいのは、こうしたことが原因かもしれませんね。購入の際には、ラベル表示などで100%コナコーヒーかどうかを確認すると良いそうですよ♪
ではではその極上100%を頂いてみましょう!

とても上品で、やはりほのかなフルーティな酸味があります。そしてまろやかなコクにスムーズな喉越し。苦みも嫌みがなく、コーヒー豆の持つ独特の甘さが充分に味わえました!こちらも、これだったらおかわりしたい、と思う味、エグミのないコーヒーなんです!どんどん飲んでしまいそう、そんな表現ができるコーヒーです。さすがに最上級の豆といわれるだけある深いコーヒーです。目からウロコとは…まさにこのこと。今まで信じて飲んでたコナコーヒーって一体…。
冰拿鐵(アイスラテ) 750CC  

毎日コーヒーを飲むナビ。本格ドリップもグー!ですが、実はインスタントにミルクどばどば入れて飲むお子様コーヒーミルクも大好き♪こちらのラテは、いくら本格派でおいしくってもブラックじゃちょっと…という方にオススメ。程よいコーヒー加減で、しかもミルクのコクも豊か。暑い夏、サイズも味もグビグビいけちゃいます。
冰醸珈琲(アイスコーヒー・数に限りあり) 

一滴一滴ていねいに抽出したアイスコーヒーで、黒砂糖の様に口当たりがとてもやわらか。さらさらしているのに、飲んだあとでまろやかなコクが残ります。
今回はこだわりのコーヒー店だけに、コーヒーを先にご紹介しました。店内ではゆったりと時を楽しむ人が、おいしそうにコーヒーを飲む姿が。まったりとした午後でした。こんなお店ならゆっくり地図も広げられそうです。
小さなテラス席も。

小さなテラス席も。

こちらはブータンからの直輸入品。お店では水差しでサーブしていただけます。一個5000元ほど!(販売もしてもらえます。高い~!)でもステキです。

こちらはブータンからの直輸入品。お店では水差しでサーブしていただけます。一個5000元ほど!(販売もしてもらえます。高い~!)でもステキです。

個室もありました。最低5人から。一人消費500元以上でお借りできます。 個室もありました。最低5人から。一人消費500元以上でお借りできます。

個室もありました。最低5人から。一人消費500元以上でお借りできます。

ちょっと甘いものでブレイク

焦糖胡桃起士蛋糕(キャラメルクルミチーズケーキ) オーストラリア産チーズを使い、しつこくないキャラメルの下にクルミが。一日寝かせ、熟成させ馴染ませたチーズケーキです。ケーキはこちらで作っているのではなく、陳さんお気に入りの台北市内のお店からセレクトしています。

藍苺起士蛋糕(ブルーベリーチーズケーキ) ベースはみな同じチーズケーキです。とろりとしたブルーベリーがなめらか。

栗子蛋黄起士蛋糕(マロン&黄身 チーズケーキ) 台湾でしか味わえないものを、とこだわりたいならこちら。台湾の人は鴨などの卵が大好き。お菓子やチマキにも入れてしまうんです。こちらのケーキには栗と卵の黄身が。えええ~?と思ってしまいますが、ほんのり塩味が意外とマッチ。食感も、いわれてみれば栗のホクホク感にそっくりじゃないですか!どうして日本人は黄身使わないの?と逆に陳さんに聞かれてしまいました。

玫瑰起士蛋糕(バラのチーズケーキ) なんだかローズの香りばかりがしそうだな~…と思いきや、妙な花の香りムンムンというわけではなく、ほのかな香りと、サツマイモに似たやわらかな甘さにまろやかさ。こちらも日本ではない味。美味しいです。

濃巧克力起士蛋糕(チョコレートチーズケーキ) 綺麗なマーブル。台北のチョコレートケーキはコクがあって本当にどれも美味しい。はずしません。

下午茶(アフタヌーンティ)は、14:00~17:00。お好きな飲みものプラス40元で、ケーキ・クッキー・サンドイッチがセットに。 下午茶(アフタヌーンティ)は、14:00~17:00。お好きな飲みものプラス40元で、ケーキ・クッキー・サンドイッチがセットに。

下午茶(アフタヌーンティ)は、14:00~17:00。お好きな飲みものプラス40元で、ケーキ・クッキー・サンドイッチがセットに。

オーナーの陳さん。
コーヒーに対する熱意は凄い迫力。熱心にコーヒーを語ってくれました。そんなコーヒーを愛する陳さん、こちらのお店でコーヒー道や基礎知識、ドリップの仕方を教える教室も開講しています。

完全予約制、5回
店内では世界トップクラスの農場で作られたコーヒー豆をそろえています。コーヒー豆の販売もしておりますので、気軽にスタッフへご相談ください。

ちなみに、店内でいただけるコーヒーをご紹介いたしましたが、お持ち帰りは

● 100%ブルーマウンテンコーヒー 1500元/以下全て半ポンド(半ポンド=227グラム)
● 100%コナコーヒー 1200元

また、上記ではお家で入れるにはお高くてちょっと自信がないという方には・・・
● プエルトリコ 800元(陳さんオススメ)
● エチオピア 550元
● コロンビアン 550元

● ドンジョバンニエスプレッソ(2006年度世界コンテスト優勝商品) ラテやカプチーノにもおいしくいただけます。

以上、台北ナビでした。




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記事更新日:2009-08-30

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-07-30

スポット更新日:2014-07-12

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