>まっちやん様
私と同様、台湾B級グルメ病に罹られたようで、ご愁傷様です(笑)。
台湾で料理を持ち帰りたい時には「外帯」と書いてみせると、より確実
に意思が伝わるかと思います。(ちなみにTake Outという表現は英語圏
でも、あまり通じず、Take Awayと言うのが一般的なようです。)
しかし、台湾の料理は、熱々、外はサックリ、中はもっちりという食感
を大切にするものが多く、それを維持するが為に、屋台などでも芸術的
な早業を披露してくれる所があります。
できるだけ、その場で食することをお勧めします。
かきに関しては、新鮮でも「あたる」ことがあるので、注意が必要で
す。
「かき毒」に関しては、長らくその正体が不明だったのですが、近年ノ
ロウイルス(SRSV)というウイルスによる感染性腸炎であることが
判りました。ノロウイルスは、人間の代表的な胃腸炎原因ウイルスです
が、患者の排泄物で汚染された水が河川から海へと流入し、カキに感染
することにより、ヒトとカキなどの2枚貝との間で無限ループをつくっ
ているといわれています。
的矢などの「無菌がき」は、出荷前に十分な期間、ろ過して無菌化した
海水でカキを養生することで、この危険を減じています。それでも感受
性の高い人は、生食を避けることを、生産者は薦めています。
ノロウイルスは熱で不活化され、たとえ感染しても、脱水に気をつけれ
ば数日で軽快する病気なのですが、旅先で感染するとツライです。
かくいう私も去年、台南の有名な虱目魚粥にかきが入っていたのを食べ
て、翌日、高雄から台北へのアロハバスの中で発病・・・・・。
もう少しで人間の尊厳を失うところでした。
皆様もかきを食する時は、十分に過熱されていることをご確認のうえ、
お召し上がりください。
ちなみにノロウイルスには、抗生物質、わかもと、正露丸など一切無効
です。
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