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その通りを歩くたびに目に付くので、今回は夕食時にふらっと入っ
てみた。味はそれぞれの人の好みなのでなんともいえないのだが、
私はあまり感心しなかった。
スープ、饅頭、小菜の3つを試しに頼んでみた。どれも普通の味
(自助式の店でたべるのとさしてかわらない)でした。人気メニュ
ー以外にこそ、店の味が出るのではと思ったのでそうしたのだが。
実際、何を食べても美味い店というのはあるし、点心や小菜は職人
の力量次第でうまくもまずくもなる商品なので、それは味のバロメ
ーターであろうと思う。
入ってすぐの席に座ったので、入り口そばの厨房が丸見えの席だっ
た。しょうろんぽうを売りにする店はどこも、そうやって、入り口
に入るところに厨房を置いて客に見せる戦略だ。
世界10大レストランの店はその厨房がいつも緊張感と真剣さにあ
ふれていると思うが、ここの厨房では、中にいるコックさんたちが
とてもゆったりして和やかムードだったのもまたこれ気になった。
ラオパン(店主)が店の中と厨房をうろうろしてみて回っているの
はいいが、あまりさまになってない。
店としておいしいものを作ろうという迫力には、どうもかけている
店のような気がする。
ただ、夜の蝶を相手に同伴の食事をされている人もいて、その点は
昔ながらの林森北路の雰囲気を感じた。これは懐かしかったね。
みていると、台湾の人は持ち帰りの人も続々と多くて、それが多分
この店の使いかただろうとおもう。場所が良いからなあ。。。
やはり、こちらの店主たちが修行した店を超えることはできないの
かなあ、と、もぐもぐと食べながらついつい考えてしまった。
今度は、本店とか言われている同じ「京」という名がついている遠
い方の店へ行ってみたい。タクシーで行けばすぐの距離だしね。お
いしいものというのは、場所では決まらないものだと再度実感させ
てくれた次第。
このお店、対応は丁寧でした。それは満足している。
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