コーヒー愛好家必見!台湾のチャンピオンコーヒーを手軽に味わおう!
以下の内容は衡陽路にあった「台北衡陽店」で行いました。現在「台北衡陽店」での営業は終了しています。
こんにちは、台北ナビです。
台湾と言えば台湾茶を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はコーヒー好きが多いのをご存知でしょうか?コーヒーを飲むのはもちろん、自らこだわりを持っていれている人も少なくありません。そして、コーヒーに関する世界コンペティションで優秀な成績を収めている台湾人も年々増えており、台湾は今、空前のコーヒーブームと言えるんです。
今回は、そんな台湾コーヒー界の注目のブランド「CAFE!N」に迫りたいと思います!
世界も認めるこだわりコーヒー
大学院で食品科学と企業管理を学び、CQI(コーヒー品質研究所)認定の鑑定士であるオーナーのHenry Chu氏。(写真提供:CAFE!N)
2018年にスタートした「CAFE!N」ブランドは、コーヒーショップチェーンやコンビニカフェのコーヒー豆を取引し、なんと台湾で流通するコーヒーの約4分の1のシェアを占めているという「源友企業」が手掛けています。1年間で7000トンものコーヒーを焙煎しているということからも、その規模の大きさが伺えます。量だけでなく、30年以上も前からコーヒー豆に携わっている歴史を見ても、台湾のコーヒー界を影で支えていると言っても過言ではないとナビは思います。そんな超実力派の企業が新しく立ち上げたオリジナルカフェブランドだからレベルの高さは折り紙つきです!
コーヒーの専門家としておいしいコーヒーを直接お客さんに提供したいと、自社ブランドのカフェ事業に着手しましたが、ブランド構築の際に最も力を入れたのは「コーヒー豆」へのこだわりです。コーヒーの世界大会に台湾代表として出場した者、国際的なコーヒーのライセンスを持つバリスタ、日頃は競技会の審査員を務めるような専門家、焙煎師など、コーヒーのありとあらゆる方面のプロ中のプロを集めて作り上げた究極のコーヒー。このコーヒーを標準化し、シンプルながら的確なマニュアルを通じてどの店舗でも確実においしいコーヒーをスピーディーに提供しています。
ちなみにCAFE!Nの中国語名は「硬咖啡」と言うのですが、これは、硬いコーヒー豆は品質がいいこと、国外へも事業を広げているゆるぎない実力がある(硬實力)があることから!英語名から見ると、「コーヒーはここにある」という意味でもあります。「!」は地図でこの場所ですよという標識も使われることから、「良質でおいしいコーヒーがここにあるから見逃さないで!」というメッセージが込められているように感じます。
日本統治時代からの歴史を持つ建物を話題のカフェがリノベーション
今回ナビがお邪魔したのは、地元民に特に話題の「台北衡陽店」。MRT「西門」駅と「台大醫院」駅のちょうど中間あたりに位置する衡陽路を歩いていると、「!」マークが目印のお店があるので、すぐに見つかります。
この衡陽路というストリートは、かつて「榮町」と呼ばれたエリアにあり、台北駅からほど近く、日本統治時代から台北の金融、商業、交通の中心地となった場所の1つです。衡陽路には当時に建てられた貴重な歴史建築が立ち並び、今も趣を深く残しています。なんでも、ヨーロッパに建築の勉強に行った学生が、帰台後初めて手掛けた建物で、この通りの中で最も完全な状態で残されている建物なんだとか!台北市の2級古蹟(文化財)にも指定されているんですよ!
店内に入ってみると、白とウッド調の空間が広がっていました。テイクアウトがメインのコンセプトなのでイートインスペースはシンプルな造りですが、静かにおいしいコーヒーを楽しむのにぴったりな雰囲気です。
奥に長く続いています。
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2階はオフィスなので開放していません。
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マストオーダーのチャンピオンコーヒーとおしゃれでおいしいスイーツ!
「CAFE!N」の名を一躍有名にした「冠軍黑咖啡(チャンピオンブラックコーヒー)」はぜひ味わっていただきたい看板メニュー。お店に行ってみたいけどコーヒーが苦手……という人もご安心を!ミルクティーやココア、抹茶ラテ、フルーツスパークリングドリンク、さらに台湾茶のメニューもありますよ!またそれぞれの店舗限定ドリンクもあるので要チェックです!
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冠軍黑咖啡(チャンピオンブラックコーヒー) (M)45元 (L)60元コーヒー愛好家の皆様にぜひ飲んでいただきたいシグニチャーメニューの「冠軍黑咖啡(チャンピオンブラックコーヒー)」は、「ワールド・コーヒー・イベント(WCE)」という世界的なコーヒーの協会が主催した大会に台湾代表として参加し好成績を収めた焙煎師・黃琮瑜伝授のコーヒー豆を使用した、まさにチャンピオンのコーヒー!
コロンビア産ウォッシュド精製方法の豆をセレクトし、シティローストで焙煎。酸味と苦みのバランスがちょうどよく、花のような芳醇の香りに、キャラメルのような苦味とコクが感じられます。台湾では安価なエチオピアやブラジル産のコーヒー豆が多くを占めていますが、コーヒー栽培に適した気候のコロンビア産のコーヒー豆に注目しているのも、長年コーヒー豆の卸業に携わってきた専門家だからこその答えです。
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冠軍拿鐵(チャンピオンカフェラテ) (M)75元 (L)95元「冠軍拿鐵(チャンピオンカフェラテ)」は、自慢のチャンピオンコーヒーをカフェラテで楽しめるメニュー。
芳醇なコーヒーを牛乳がまろやかに包み込み、ブラックコーヒーとはまた違ったおいしさを楽しめます。さらに、「燕麥冠軍拿鐵(OATLY!×チャンピオンカフェラテ) (M 100元、L120元)」を選べば、牛乳の代わりに「OATLY!」ブランドのオートミルクを使用したラテも味わえます。オートミルクは栄養も豊富、また牛乳が苦手な人やビーガンの人でも楽しめるのがうれしいですね。
人気ブランド「OATLY!」のオートミルク
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ベジタリアンやヘルシーにラテを楽しみたい方にぴったり!
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鐵觀音鴛鴦(烏龍カフェラテ)
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飲む前にはよくかき混ぜてくださいね!
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鐵觀音鴛鴦(烏龍カフェラテ) (M)100元 (L)115元
「鐵觀音鴛鴦(烏龍カフェラテ)」は台北衡陽店の限定メニュー。
オリジナルブレンドコーヒーのラテに、なんと台湾鉄観音茶を合わせたコーヒーとお茶のミックスドリンク!コーヒーとミルクティーをミックスした香港名物の「鴛鴦奶茶(コーヒーミルクティー)」からインスパイアされた台湾版鴛鴦奶茶です。最初はカフェラテの味わいを感じますが、後味に鉄観音茶の香ばしさが口いっぱいに広がり、コーヒーと鉄観音茶の両方のよさをしっかり楽しめます。ちなみにあらかじめ甘みがついていました。
サーブされたときにはコーヒー、牛乳、鉄観音茶が見事なグラデーションになっているので、目でもおいしい一杯です。
DOGG!E 經典脆餅 70元DOGG!Eと名付けられた犬のキャラクターのクッキーは、こちらを目当てに訪れる人も多いほどの人気商品。ドリンクと合わせて記念撮影するのが台湾っ子に人気なんですよ!
ザクザクとしたクッキー生地からは濃厚なバターの風味が楽しめます。硬めに焼き上げられたクッキーは食べ応え十分で満足感もしっかり!
白巧克力檸檬磅蛋糕 60元しっとりしたレモン風味のパウンドケーキに檸檬果汁を入れたホワイトチョコレートをかけています。
チョコレートはレモンフレーバー好きにはたまらない味わい。上に散りばめられたレモンピールのフレッシュな香りとほろ苦さもいいアクセントになっています。「BITE ME!」(私をかじって)のケースもキュート!持ち運びにも便利です。
奶酥野莓瑪芬 50元
バターが濃厚なしっとりしたマフィンに甘酸っぱいベリーミックスをプラス。上には、ほろりとした食感のクランブル生地もトッピングされ、1つで様々な食感が楽しめます。コーヒーや台湾茶と合わせて食べれば素敵なアフタヌーンティータイムに。
季節ごとにメニューが変わるというサンドイッチやトーストもあります。現在は自家製ソフトクリームが有名な台南の「蜷尾家」のトーストとコラボレーション。ぜひこちらもお見逃しなく!
コーヒー豆をおみやげに!
自家焙煎のコーヒー豆はお土産に購入することも可能です。商品棚には豆の入った小瓶が並べられ、じっくり香りを確認できるようになっています。お店で実際に飲んでみて、気に入ったコーヒーをお家でも楽しめるのはうれしいですよね!
ほかにもロゴ入りのオリジナルグッズも販売中。どれもおしゃれで使い勝手もいいんですよ!
ブランドのオープニング時にスタートしたポーランド出身の有名グラフィックデザイナー、フィリップ・パゴウスキー (Filip Pagowski)氏とのコラボレーションは、特に注目を集めました。
フィリップ・パゴウスキー氏と言えば、世界的な大ヒットとなった「コムデギャルソン(COMME des GARCONS)」 の目が描かれたハートのキャラクターが有名ですよね。 今後も世界的なアーティストたちとコラボレーションして、また違った趣を加えていく予定だとか。楽しみですね!
トレンド感が台湾っ子の心をキャッチ!
台北吳興店(写真提供:CAFE!N)
おいしいこだわりのコーヒーはもちろんですが、「CAFE!N」が台湾っ子に人気を集める理由の1つはおしゃれさにアリ!
「CAFE!N」は現在、台北に4店舗(衡陽店、吳興店、三民店、延吉店)、そして桃園空港の第2ターミナルの展望エリアにも出店しています。ファッショニスタなナビ友たちも、こぞって「CAFE!N」を訪れて、おしゃれにコーヒーを楽しむ姿をSNSにアップしています。ファッショナブルな雰囲気も、トレンドに敏感な台湾っ子たちの心を掴んでいるんですね。
桃園空港へ行った時に寄ってみたのですが、ここもおしゃれ~!飛行機が離陸していく様子も楽しむことができました。しかも、桃機二店の限定ドリンクは「阿里山コーヒー」だったんです!旅のスタートや締めくくりに台湾産コーヒーが飲めるってサイコーー♪