詹記麻辣火鍋 敦南店

CHAN CHI HOT POTS LAB.

閉店・移転、情報の修正などの報告

予約2か月待ち?!当日3時間待ち?!の人気火鍋店「詹記麻辣火鍋」に潜入!おいしい鍋だけじゃない、店内のエンターテイメント性は細部まで見逃せない!

こんにちは、台北ナビです。

台湾でぜひトライしてみたいグルメの1つといえば「麻辣火鍋」ですよね。様々な火鍋店がある中でも、特におしゃれな台湾っ子がこぞっておすすめするのが「詹記麻辣火鍋」!2018年、六張犁站周辺に移転リニューアルオープンし、さらにパワーアップ。今回は「詹記麻辣火鍋」の人気の秘密に迫ってきました~!

和平東路沿いに現れる大行列の先には「詹記麻辣火鍋」

平日のランチタイム、まだ開店前なのにもう行列が!

平日のランチタイム、まだ開店前なのにもう行列が!

MRT六張犁駅から徒歩5分ほどの和平東路と敦化南路の交差点の一角にある「詹記麻辣火鍋」は、台北では知らない人はいないと言えるほど有名な麻辣火鍋店です。民國83年(1994年)に新北市の新莊エリアに1号店をオープン、その後2店舗目を台北の南京東路沿いにオープンし、そのおいしさで老若男女問わず人気を集める火鍋店へと成長を遂げていきました。2018年11月に台北店が六張犁駅エリアにお引越し。店内にエンターテイメント性をたっぷり盛り込み、さらに人気のお店へパワーアップしています!
詹記麻辣火鍋

詹記麻辣火鍋

お店が入る建物の前で行列を目にしたことがある人も多いのでは?詹記と言えば行列のできるお店としても有名です。なんと平日のランチタイムでも行列ができるほどの人気ぶり!以前ナビも予約なしでディナーに訪れたら、なんと3時間待ちだったこともありました…。
予約はオンラインブッキング(https://inline.app/booking/-KO9-zyZTRpTH7LNAe99/-LOcon_dHjl7H4_PR39w?language=ja)、もしくは当日受付のみですが、(電話での予約は受け付けていません) オンラインブッキングは、なんとすでに2か月先まで予約がいっぱいなんです…。毎月1日に翌々月までの予約が開放されますが、予約開始と同時にすぐに埋まってしまうほどだとか。平日、休日問わず毎日予約でいっぱいになるそうなので、台湾旅行のスケジュールを組んだらすぐにオンラインブッキングする、それでも予約ができない場合は、平日の22時頃に訪れると比較的当日受付でも待ち時間が少ないそうです。
オープンと同時に続々とお客さんが!

オープンと同時に続々とお客さんが!

平日のお昼でもあっという間に満席!

平日のお昼でもあっという間に満席!

とことんユーモアとおしゃれのセンスを詰め込んだ店内デザイン

外観からは火鍋店には見えません

外観からは火鍋店には見えません

移転オープンした敦南店は、丸窓が可愛らしいレトロな雰囲気を漂わせる建物の1階に位置しています。こちらの建物は台湾電力公司の所有で、2階から上は台湾電力公司の福利厚生施設などになっています。以前の店舗からの移転先を探していた際に、立地や広さに加え、この古風な出で立ちもオーナーさんの心を掴んだポイントだったとか。

敦南店のデザインコンセプトは、台湾の80年代~90年のビジネスビルとなっていて、至る所に遊び心いっぱいの仕掛けが詰まっているんですよ。内装は、台湾のおしゃれで話題な数々のレストランのデザインを担当している本事空間製作所に依頼しました。
ビルの住所表記風のデザイン

ビルの住所表記風のデザイン

台湾のビルでよく見かけるお知らせの紙を模しています

台湾のビルでよく見かけるお知らせの紙を模しています

なんとこちらはビル風に見せるためにわざわざ取り付けたもの

なんとこちらはビル風に見せるためにわざわざ取り付けたもの

ビルのエントランス風の受付

ビルのエントランス風の受付

入口のエレベーターに入ると…

入口のエレベーターに入ると…

実はこちら同じフロアの店内へ続く扉。お客さんは違う階に案内されたと錯覚してしまうこともあるとか。

実はこちら同じフロアの店内へ続く扉。お客さんは違う階に案内されたと錯覚してしまうこともあるとか。

この電気メーターはイミテーションです

この電気メーターはイミテーションです

こちらもポストに見立てた収納

こちらもポストに見立てた収納

台湾のビルで以前取り入れられていた格子ガラスもあえてオーダーメイドしたもの

台湾のビルで以前取り入れられていた格子ガラスもあえてオーダーメイドしたもの

台湾の80年代のレストランホールをイメージした設計

台湾の80年代のレストランホールをイメージした設計

レトロな雰囲気の椅子は80年代のレストランによくあったような椅子をわざわざオーダーメイドしたものだとか

レトロな雰囲気の椅子は80年代のレストランによくあったような椅子をわざわざオーダーメイドしたものだとか

台湾の伝統的な建物に用いられる磨石子(テラゾー)の床もわざわざ作ってもらいました 

台湾の伝統的な建物に用いられる磨石子(テラゾー)の床もわざわざ作ってもらいました 

80年代ごろにラッキーアイテムとして人気を博したアロワナも店内に 

80年代ごろにラッキーアイテムとして人気を博したアロワナも店内に 

昔のレストランを彷彿とさせるために90年代に出版された料理本の写真を利用したパネル

昔のレストランを彷彿とさせるために90年代に出版された料理本の写真を利用したパネル

個室もどこかレトロな色使い 

個室もどこかレトロな色使い 

2人用の個室、通称カップルシート 

2人用の個室、通称カップルシート 

テーブル席も純喫茶のような懐かしい雰囲気を作り出しています

テーブル席も純喫茶のような懐かしい雰囲気を作り出しています

SYNDROデザインの制服

SYNDROデザインの制服

現在お店をメインで仕切る2代目は、デザイナーとしての顔も持ち、台湾のアーティストやファッション業界にも友人が多く、敦南店の至る所にも友人たちの作品がちりばめられています。例えばスタッフさんたちの制服は、メイドイン台湾のメンズファッションブランドとして人気を集める「SYNDRO」のデザイン。シェフの制服も同様にSYNDROのデザインです。
こちらのすりガラスは有名なタトゥーアーティストの作品

こちらのすりガラスは有名なタトゥーアーティストの作品

鯉たちが鍋を食べに来ている様子

鯉たちが鍋を食べに来ている様子

ずらりと並ぶソルトランプは羅智信氏の作品。レトロ感を高めるデザインの一つです。

ずらりと並ぶソルトランプは羅智信氏の作品。レトロ感を高めるデザインの一つです。

開運竹も羅智信氏のデザイン

開運竹も羅智信氏のデザイン

使い込まれた感じを出しているこのテレビモニターもアート作品!美しい景色の映像を流しているそう(笑)

使い込まれた感じを出しているこのテレビモニターもアート作品!美しい景色の映像を流しているそう(笑)

台湾の注目のセラミックアーティストHSIAN(Cody)氏デザインのタイル  台湾の注目のセラミックアーティストHSIAN(Cody)氏デザインのタイル  台湾の注目のセラミックアーティストHSIAN(Cody)氏デザインのタイル 

台湾の注目のセラミックアーティストHSIAN(Cody)氏デザインのタイル 

エントランスには友人アーティストたちのアートブックも

エントランスには友人アーティストたちのアートブックも

日本でも個展をしている鄭弘敬氏の作品集

日本でも個展をしている鄭弘敬氏の作品集

 おちゃめなポスターも友人の作品だとか

 おちゃめなポスターも友人の作品だとか

人気の秘密は飲み干せるほどあっさりな麻辣スープ

詹記のお鍋はシンプルな豚骨ダシとスパイシーな麻辣スープの2種類の鴛鴦鍋。豚骨ダシスープは濁りのない、すっきりとしたスープで老若男女から人気を集めます。麻辣鍋というとオイリーでこってりというイメージも強いですが、こちらの麻辣スープは豚骨ダシをベースにオリジナルの唐辛子ソースや花椒を配合し、辛いながらとてもあっさりとした味わいが特徴!飲み干せるほど軽いスープで特に女性から人気が高いんです。香りも強くないので、ランチタイムに火鍋女子会をしにくるOLさんも多いとか!辛さの調節も可能なので、辛いのが得意でない人は注文時にお店の人に伝えてください。さらに夏は花椒を少なめに、冬は体を温めるために花椒を多めにと、天気や季節でもスープの調合を変えています。
麻辣スープには鴨血と豆腐が入っています

麻辣スープには鴨血と豆腐が入っています

豚骨スープには豆腐、白菜、排骨、貢丸入り(それぞれ初回のみ、おかわりは有料)

豚骨スープには豆腐、白菜、排骨、貢丸入り(それぞれ初回のみ、おかわりは有料)

メニューとオーダー方法

オーダーはアラカルト式で、人数によって鍋の大きさが変わります。1~3人なら小鍋(330元)、4~6人なら中鍋(440元)、7~9人は大鍋(550元)を最初にオーダー。そしてお好みの具材を別途注文します。
日本語メニューもあるので安心 

日本語メニューもあるので安心 

「半」の文字があるメニューはハーフサイズも注文できます

「半」の文字があるメニューはハーフサイズも注文できます

*美國安格斯牛小排 550元

霜降りが美しいアンガスビーフのカルビ肉は、大きくカットしてあるので1口で肉の旨味をしっかり楽しめます。上質なお肉なので、レアくらいに火を通して食べるのがベスト。口の中でとろけていきます。

*梅花豬 350元

台湾産豚肉は旨味が濃厚で、噛めば噛むほど旨味が出ます。麻辣スープ、豚骨ダシとも相性抜群。

*牛筋 330元/大腸頭 330元/蜂巢牛肚 330元(※写真はどれもハーフサイズ)

牛筋(牛スジ)

牛筋(牛スジ)

大腸頭(モツ)

大腸頭(モツ)

蜂巢牛肚(ハチノス)

蜂巢牛肚(ハチノス)

麻辣鍋に欠かせない内臓類は、牛筋(牛スジ)、大腸頭(モツ)、蜂巢牛肚(ハチノス)が特におすすめです。しっかり下ごしらえしてあるので、臭みもなく食べやすいです。

*大草蝦(8尾) 450元

新鮮な台湾産のクルマエビ。甘みが強く、プリッとした身の食感がおいしいです。旨味が逃げ出し、食感もパサついてしまうので、あまり煮込みすぎないでくださいね!

*飛魚卵福袋 120元

油揚げのきんちゃくの中にイカのすり身と、トビコが詰まっています。プチプチはじけるトビコの食感がくせになります。

*芋頭貢丸 130元

人気メニューのタロイモ入りポークボール。プリッとした歯ごたえのポークボールの中には甘くてとろとろのタロイモが入っています。台湾ならではのあまじょっぱいおいしさを堪能してください。

*干貝三鮮丸 210元

エビとイカのつみれの周りにほぐしたホタテをつけた贅沢な一品。ぷりぷりとした食感と海鮮の旨味がつまっています。具材の甘みが引き立ち、思わず何個も食べたくなります。

*生豆皮 80元

厳選した提携先から仕入れる生湯葉は厚みがあり、豆本来の旨味がしっかり。柔らかい皮にスープがからみつき絶品。

*油條 60元

火鍋には欠かせない揚げパン!さっとスープにくぐらせてサクサク食感を楽しむもヨシ、よく煮てスープをしっかりしみ込ませてもヨシ!

*純糯米血糕 90元

もち米と豚の血を混ぜ合わせた台湾ではポピュラーな食材。臭みはまったくなく、もちもちとした食感がおいしいです。麻辣スープ、豚骨スープ、どちらにもよく合います。

*烏梅湯 100元/蘋果西打 40元

台湾の麻辣鍋に欠かせないのが烏梅汁と呼ばれる燻した干し梅を使用したジュース。スモークフレーバーの強い独特な味わいがありますが、辛さを和らげてくれる効果もあり、スパイシーな料理のお供には欠かせないドリンク。苦手な人は台湾のアップルソーダ「蘋果西打」もおすすめ。

*詹記大吉烏梅啤酒 160元

ビール派にぜひおすすめしたいのが、詹記オリジナルのプラムジュース風味のビール!火鍋に欠かせない烏梅湯とビールと合わせたというここでしか飲めないオリジナルビール。ダサ可愛いデザイン も詹記のユーモアセンスならではです。

*ソース

お鍋に合わせるソースは店内のソースコーナーからせフルサービスで作ります。2種類から1つを選べます。お店のおすすめはお酢と香油を3:1の割合で入れ、そこに刻んだ大蒜の芽をたっぷり入れたシンプルな酸っぱいソース。麻辣スープとの相性がばっちりでさっぱり食べられるそうです。ツウは別途生卵(別途10元)をオーダーして、酸っぱくてまろやかな味わいを楽しむんだそう。生卵入りのソースはスタッフさんが絶妙な配合のものを作って来てくれます。
生卵入りの特製ソース(10元)はスタッフさんに注文してください。 生卵入りの特製ソース(10元)はスタッフさんに注文してください。

生卵入りの特製ソース(10元)はスタッフさんに注文してください。

*一首歌???

メニューの片隅に気になる文字を発見!「點一首歌」???なんだ???
なんとこちら好きな曲を店内のBGMに1曲リクエストできるサービスなんです!意外にも台湾の人たちが日本の懐メロをオーダーしているのも嬉しかったです。
ユーモアたっぷりなおしゃれなお店のこだわりはお皿まで。お皿もオリジナルデザインです。熱炒(台湾の大衆居酒屋)をイメージしたお皿は、熱炒を訪れた時のように、みんなでワイワイお鍋を楽しんでほしいという思いなんだとか。
オレンジ色が可愛いオリジナルプレート オレンジ色が可愛いオリジナルプレート

オレンジ色が可愛いオリジナルプレート

シノワズリ好きにはたまらない小皿

シノワズリ好きにはたまらない小皿

コップにも店名が!

コップにも店名が!

食後も十分楽しませてくれる可愛いスイーツ

お鍋の〆にはお店からのサービスの一口アイスのサービスがあります。季節によってフレーバーが変わるアイスは、一口だけじゃ足りないくらいのおいしさ!単品で頼ませてほしい!と思ってしまうほどですが、ぐっとこらえてぜひ次回のお楽しみに。包み紙まで可愛らしいデザインになっているという心憎さ!
この日はパッションフルーツとキャラメル味のアイスでした!

この日はパッションフルーツとキャラメル味のアイスでした!

シュールなデザインの包み紙

シュールなデザインの包み紙

携帯に出ている番号は徐乃麟の「7533967」という曲のタイトル!台湾人はこの数字を見たら、この歌を思わず口ずさんでしまうんだとか!

携帯に出ている番号は徐乃麟の「7533967」という曲のタイトル!台湾人はこの数字を見たら、この歌を思わず口ずさんでしまうんだとか!

もし食べきれなかったら、「打包(ダーバオ)」とお願いすれば、スープも具材も包んで持ち帰らせてくれます。台湾在住の方なら、お家で好きな具材を足して、もう一度詹記のおいしいお鍋を自宅でも楽しめちゃいますよ!そしてお持ち帰りの袋も、台湾の伝統的な赤白のビニール袋をアレンジしたデザインに!もう詹記のおしゃれユーモアには脱帽です!
台北っ子におすすめの火鍋屋さんをきくと、必ず言われる「詹記麻辣火鍋」。お鍋のおいしさはもちろん、まるで一種のテーマパークのようなお店の作り込み方には頭が下がります。予約は2カ月先までいっぱい、当日も数時間待ちという人気ぶりも頷けました。スタッフさんもみなさんとてもフレンドリーで、一度訪れたらぜひまた来たいと思える素敵なお店でしたよ!苦労してでも予約する甲斐がありそうですね!

ぜひ詹記麻辣火鍋でおいしいお鍋とこだわりの空間を楽しんでみてはいかがでしょうか~?

以上、台北ナビでした。

記事登録日:2019-05-28

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2019-05-28

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供