中部で一番美しい夕日です

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投稿者:I LOVE MUSIC

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2015-09-04
2015年8月17日に、高校生の息子と男二人旅で高美湿地へ行ってきました。6日間の旅行だったので、行ってみようと思って事前にいろいろと調べていきました。天候、潮位、日の入り、交通手段などです。
①台北から台中へ~台北発9:00自強号で11:18台中着。駅弁40元を買ってのんびりと移動。自強号は356元。日本で予約済です。切符は記念に欲しいと申し出たら親切にもらえました。雨の中、宝覚寺の大仏へ。空もだいぶつかれたのか、滝のような雨、雷雨。その後タクシーで宮原眼科と台中第四信用合作社へ。変った名前の店ですがスイーツで有名です。眼科で願掛けしているうちにやや小ぶりの雨。
②台中から清水へ~13:20発の区間列車で彰化へ13:42着すこし遅れる。彰化から乗り換えて14:05発で14:40清水着。悠遊カードが使えます。45元だったかな。どんなローカルな駅でもバスでも使えて便利です。清水駅は超ローカルな駅。駅前はシャッター商店街みたい。100メートルもしないうちに右手にファミマを発見。中は大きく喫茶・休憩スペースの机・いすがたくさん。向かいにバス停があり、15:20発のバスに乗ろうとするがなかなか来ない。バス会社のサイトにも、実際のバス停の表示にもそう書いてあるのに来ない。台湾か上海か香港か人々が並ぶが一向に来ない。結局20分遅れで小型バスが来て乗車。20人も乗れば満員くらいのバス。日曜ならばもっとたいへんかもしれない。あるいは大型バスになるのかもしれない。ここでも悠遊カードを使う。バスは、すれ違いできないほどの小道をすごいスピードで進む。20分ほどで高美湿地へ。全員が下車。降りるとすぐに海辺。売店数軒、駐車場、トイレ、車も多いし、けっこう人も多い。海水浴場みたい。
③高美湿地にて~トイレで用をすませてから、ゆっくりと海へ。木でできた遊歩道というか、桟道が延々と沖へ続いている。2時間くらい余裕があるのでゆっくりと、現地の方々大勢と歩く。けっこう人が多い。200メートルくらいかそれ以上か、やっと先端。途中で帰る人にも多く出会うが、夕日めあてではなく日中から水遊びしていたのだろうか。そこには、たくさんの人、人、人。サンダルもたくさん脱いで並んでいる。桟道に腰かけている人も多い。のどかな雰囲気。現地の人はサンダルばきなので、そのまま海へ入る人も多い。われわれは靴をなくしてはいけないのでビニール袋に入れて手に提げて海へジャポン。日本人なのでジャパン。最初だけ少し深い。
④高美湿地の夕陽~桟道はすごい人だったが、海は広いのでばらばらひらほら。浅瀬で、干潮のため、海水の高さはくるぶし程度。全部砂地でやや硬く歩きやすい。大潮と風のために、波の流れというか潮の流れが速い。どこかの湖みたいに鏡のようには映らないが、潮の流れのゆるいところで遠くから写真を撮るとやや鏡のようになった。
水遊びに興じる子どもたち。海で砂を掘って遊ぶ女の子。ばしゃばしゃ歩き回る男の子。飛び上がって写真を写す大学生らしいの集団。飛び上がるといい写真になるようだ。だんだん日が沈みだす。自分も、まわりも、オレンジ色、赤、赤、赤。全身が赤。夕日も赤。心が雄飛し、気持ちが前進する感じ。遠くの人のシルエットがすばらしい。夕日も、海もきれいで絶景だが、ひとがいて、それにあうような形でのんびりと、かつしっかりと風景が生きているような気がする。こんな経験ははじめて。いい場所。いいひとたち。いい時間。風もきもちがいい。
⑤帰り~残念ながら水平線に雲が少々。完全な日没はだめでやや「ボツ」でしたが、95点といったところでしょうか。やや早めに桟橋へ。日本から持ってきたブラシとウエットテッシュで足をふく。ジーパンをひざまでめくった程度でしたが、幸いにもまったく濡れず砂もそれほどつかなかった。暗くなるとたいへんなので、帰りのラッシュにもまれながらバス停へ。その前にトイレに寄る。足洗い場は無料で誰でも使える感じでした。
バス停にはすでに人が並んでいます。客引きタクシーをしり目に定刻よりも早くバスが来て乗車。行きは遅れ、帰りは早め。適当っぽいがそれが当たり前でしょう。18:40より前に乗車し、20分ほどで清水駅へ。ファミマで軽い夕食。高鉄のチケットを筆談で発券してもらい、20:02清水発20:40新烏日着。しかしこれも5分くらい遅れ。台湾の鉄道は「晩」という電光掲示があるくらい遅れるのは当たり前。10分もかからず高鉄台中駅へ。21:15発22:06台北着。はやいですね。いい旅でした。ここまで日本人は皆無でした。
◎高美湿地は、天候(雲のあるなし、風の強さ)、潮位、日の入り時刻、などがそろって、サイトなどのような有名な風景に出会えます。ただ、これは年に数回もあるのでしょうか、といった感想です。しかも、水濡れ、砂、靴を持つ、など大変で、特に女性や子どもの場合は、より一層たいへんでしょう。
ただ、現地の家族連れや子どもたちの楽しい様子や、大学生らしい若者のはしゃいだ様子、人々の幻想的なシルエット、そして自分もまわりもオレンジと赤の世界。これはすごい世界です。世界観がちょっとは変わります。時間的な余裕、心の余裕をもってぜひトライしてみてください。