実は身近な「蓬莱米」をご存知ですか?

台湾ビールの原料にも蓬莱米が使われているんですよ。

皆さん「蓬莱米」ってご存知でしょうか?台湾の日本統治が始まった頃、台湾のお米はインディカ米(いわゆるタイ米)で、日本で食べられているジャポニカ米と比べると、味も品質もかなり劣るものでした。そこで台北帝国大学の磯永吉博士と台中農事試験場の末永仁氏らの数十年にわたる努力により、味も抜群、日本国内へ移出しても高く売れる「蓬莱米」が完成したのです。その功績を称えて、二人の胸像が台湾大学へ寄贈されました。

皆さん「蓬莱米」ってご存知でしょうか?台湾の日本統治が始まった頃、台湾のお米はインディカ米(いわゆるタイ米)で、日本で食べられているジャポニカ米と比べると、味も品質もかなり劣るものでした。そこで台北帝国大学の磯永吉博士と台中農事試験場の末永仁氏らの数十年にわたる努力により、味も抜群、日本国内へ移出しても高く売れる「蓬莱米」が完成したのです。その功績を称えて、二人の胸像が台湾大学へ寄贈されました。

台湾大学キャンパス内にある育種準備室。通称「磯小屋」として親しまれているのは、この小屋が磯博士の研究室だったから。

台湾大学キャンパス内にある育種準備室。通称「磯小屋」として親しまれているのは、この小屋が磯博士の研究室だったから。

こちらが蓬莱米の父と母、磯永吉と末永仁です。

こちらが蓬莱米の父と母、磯永吉と末永仁です。

この建物、実は台湾大学の中で最も古い建物。築80年以上!

この建物、実は台湾大学の中で最も古い建物。築80年以上!

多くの人々の募金で作られた胸像が3月に寄贈されました。

多くの人々の募金で作られた胸像が3月に寄贈されました。

こちらが磯永吉・台北帝国大学教授。

こちらが磯永吉・台北帝国大学教授。

末永仁・台中農事試験場長。

末永仁・台中農事試験場長。

実験に使われた米が現在も保管されています。

実験に使われた米が現在も保管されています。

こちらの種籾は「嘉農242号」ですね。

こちらの種籾は「嘉農242号」ですね。

種籾を割って中を調べる道具

種籾を割って中を調べる道具

論文作成に使われたタイプライター

論文作成に使われたタイプライター

広島出身の磯と福岡出身の末永。二人の功績は現在の台湾でも評価されています。

広島出身の磯と福岡出身の末永。二人の功績は現在の台湾でも評価されています。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-07-24

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