伝統の味を守りつつも新しさを追求し続ける台湾菓子メーカーのパイオニア。
こんにちは、台北ナビです。今日は士林にある「郭元益」へやってきました。「郭元益」といえば、台湾人なら誰しも知っている中国菓子の名店。なにせ140年の歴史を持つ超老店なんです~。「結婚式の菓子(囍餅)を郭元益で」というのは、台北っ子にとっては定番中の定番なのだそう。そんな「郭元益」が中国伝統菓子だけではなく、最近は洋菓子やパンなどにも取り組んでいるとという噂を聞きつけ、さっそくお話を伺ってきました!
天秤棒から30店舗以上にいたるまで
「郭元益」の創立は1867年、中国大陸の福建省から士林へと移住してきた初代が、士林初の菓子屋としてお店をスタートさせたのが140年という長い歴史の始まり。当初は立派な店舗などなく、天秤棒をかついで1軒1軒に売り歩いていたのだそう。少しずつ評判を勝ち得るも、日本統治時代、その後の激動の時代には経営を続けることが困難な時期もあったのだとか。そんな中でも品質の向上、改良に心血を注ぎ続けた結果、今では台湾各地に30店以上、アメリカ、日本、香港、シンガポールなどにも輸出販売するに至りました。店舗も看板もない菓子屋からスタートして、このような大きな成功をおさめるなんて、台湾ドリームですね!伝統を守るだけでなく チャレンジ精神を忘れずに
「郭元益」がここまで成長したのは、伝統の味を守るだけでなく、時流を読み、客のニーズを適格につかんできたから。伝統的な中国菓子に洋風テイストを取り入れたり、パッケージにも上品でシンプルなデザインを採用したりと、常に新しいチャレンジを忘れませんでした。その姿勢こそが、長くお客様に愛される基礎となったのでしょうね。ナビがうかがった時も、店内には結婚式のお菓子「囍餅」の相談に見えたお客様がたくさん!台湾の結婚披露はかなり派手らしいので、いったい何セット売れたんでしょう!また、その反面、近所からちょっとお茶菓子を買いに来た、というようなお客様もひっきりなしにいらしていました。トレイに好きなお菓子を好きなだけのせて買う、まるでパン屋さん感覚です。この気さくさもまた魅力なんでしょうね~。
量も価格も種類も豊富!中国菓子の枠にはおさまりきれません
店内を見渡してみると、中秋節などお祝い用のセット販売から1個8元~という小売販売まで、また月餅や落雁など伝統的なお菓子からゼリーやクッキーなど洋菓子まで、量も価格も種類もなんとも豊富!
定番のおまんじゅうもヨーグルトやクランベリーといった健康にいい食材と組み合わせれば新鮮な味わいです!中華とインド料理の融合!?カレー風味中華パイ。
中国菓子の歴史や文化を紹介する博物館も!
「郭元益」総本舗内には中国のお菓子の歴史や文化を紹介する博物館が併設されています。本社家屋建替えの際、「郭元益」のスタート地でもある士林に、これまでの会社の歴史を資料館にまとめようと私設博物館を作ってしまった、というわけです。
台湾では四季折々の行事や人生の節目節目にいろいろなお菓子を食べます。中秋節の月餅は日本でも有名ですよね。赤ちゃんの誕生、1ヶ月の誕生日(満月)など成長を祝う際にもお菓子は欠かせません。この博物館では、このような行事や成長など時系列に沿って見本が展示されており、とてもわかりやすく説明されています。
また、月替りでいろいろな中国菓子作りを体験し、作ったお菓子を持ち帰ることができます。
博物館の見学は残念ながら個人での参加はできませんが、団体見学がある際に一緒に参加させてもらえる可能性があるそうです。
≪郭元益 士林総店・糕餅博物館≫ link
台湾の「木村屋」も、やはりアンパンが看板商品です
常に新しいことにチャレンジし続ける「郭元益」は、なんと「木村屋」というパン屋まで作ってしまいました!「木村屋」は日本のパン職人の指導を受けているということで、アンパンやカレーパンなど日本人になじみの深いパンもたくさんあります。
「木村屋」&「アンパン」と聞いて、もしや日本のアンパンの名店「木村屋」の支店なの?と思われたかもしれませんが、縁もゆかりもない台湾の「木村屋」です。正直このネーミングに少々胡散臭さを感じてしまうところですが、いくつかの日本風の名前の中から、画数のいい名前を選んだそうです。
以上、台北ナビでした。
記事更新日:2009-09-16
基本情報
| 住所 | 台北市文林路546号 |
|---|---|
| 電話番号 | 2838-2700(内線:457) |
| 営業時間 | 8:30~11:30、12:30~15:00、15:30~17:30(完全予約制) |
| 休業日 | 不定期 |
| クレジットカード | OK |
| 日本語 | ナビで予約する方に日本語ガイドつき。 |
| ホームページ | www.kuos.com (中国語) |
| 行き方 | MRT淡水線「士林」駅から徒歩10分。中正路出口を出て、高架下をそのまま約50m直進すると、バス停がある通りにぶつかります。この通りを左折し50mほど先に緑色の歩道橋が見えます。この歩道橋を向かい側の角に渡ります。この角をMRTと平行した道(文林路)沿いにまっすぐ5分ほど行くと、右手に郭元益ビルが見えます。1階が菓子店舗になっています。 |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2007-07-01
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