台北市内にあって閑静な環境の博物館。芸術品を楽しんだ後は、絶景の庭を眺めつつ、お茶でまどろむのはいかがですか?
こんにちは!台北ナビです。今日は、MRT「中正紀念堂」駅から徒歩8分ほど、台北市の植物園そばに位置する、中華風の建物が目印の「国立歴史博物館」へ行ってきました。台北市内にあるのにもかかわらず、静かな立地のこの博物館、以前通りかかったときは何となく敷居が高いような気がして入りにくかったのですが、食わず嫌いをした自分に大後悔!とても素敵なところでした。
その歴史
「国立歴史博物館」は、1955年に創設されました。長年芸術文物面でのコレクション、教育の推進、学術研究と展示イベントの企画などの面で大きな成果をおさめ、各界から高い評価を受けています。また、国内の博物館学および博物館事業の交流と発展にも貢献しつつ、文化サービスを提供する専門博物館へと発展を遂げています。
1階特設展示場
1Fは、2~3か月の期間で、様々な展示が行われるフロアです。ナビたちが訪れた時期は、「盛世皇朝祕寶—法門寺與大唐文物特展」(2010.10.29-2011.1.9)の展示会場でした。台湾の財団法人向陽公益基金会(www.tosun.org.tw/famen)が主催するもので、中国大陸の陝西省にある法門寺に納められていた宝物を展示していました。1Fは展示物により、入館料は変わります。今回大人は250元。かつて中国大陸から運ばれてきた兵馬俑やゴッホの絵画の展示では、連日多くの人が詰め掛けました。展示物によっては、日本でもめったに見られないものも多いので、台湾でもアートに触れていたい方は、歴史博物館のWEBサイトを常時チェックしてみてください。3F以外のフロアは、2~3か月のタームで展示内容が変わります。
法門寺は、陝西省扶風縣法門鎮に位置します。唐代の200年間、栄華を誇っていた寺でしたが、その後国力の衰退とともに寺は閉じられました。この度1000年以上内部に眠っていた秘蔵物の数々が出土され、ここに公開されることとなりました。宝飾品は実に2499点!中でも選りすぐりの美しいものを展示しています。
その他にも宝物の数々
法門時以外で陝西省内から出土された展示物
「曾明男陶芸展」
台湾の陶芸は、1970年代、経済や教育の向上により、花開きました。曾明男氏は台湾現代陶芸において、早期の開拓者と言えます。幼少を澎湖島で過ごし、陶芸に触れたのは、南投県に住み始めてから。その後イギリスに渡り、技術面に一層の磨きをかけました。曾氏の作品は生命力にあふれ、故郷への想いや友情、血のつながり、伝統文化などが、創作の根源となり、簡潔な流れる曲線を作っています。ここでは台湾的な特色が出ている曾氏の作品100点を陳列していました。
台湾の陶芸は、1970年代、経済や教育の向上により、花開きました。曾明男氏は台湾現代陶芸において、早期の開拓者と言えます。幼少を澎湖島で過ごし、陶芸に触れたのは、南投県に住み始めてから。その後イギリスに渡り、技術面に一層の磨きをかけました。曾氏の作品は生命力にあふれ、故郷への想いや友情、血のつながり、伝統文化などが、創作の根源となり、簡潔な流れる曲線を作っています。ここでは台湾的な特色が出ている曾氏の作品100点を陳列していました。
「中国近現代水墨画名家特展」
民国100年を祝して、現代水墨画の「名家特展」が展示されていました。多くの人が知るところの張大千を始め、海外留学をして水墨画に西洋の風を吹き込んだ林風眠や傳抱石世代、台湾の特色を強く打ち出した呉冠中、江兆中など、鴻禧美術館や個人の収蔵品から卓越した作品を見ることができました。
民国100年を祝して、現代水墨画の「名家特展」が展示されていました。多くの人が知るところの張大千を始め、海外留学をして水墨画に西洋の風を吹き込んだ林風眠や傳抱石世代、台湾の特色を強く打ち出した呉冠中、江兆中など、鴻禧美術館や個人の収蔵品から卓越した作品を見ることができました。
「忘言軒」
博物館内で、わざわざ時間をとって訪れてほしいのが、2階のカフェ「忘言軒」。入った途端、ここはかなり穴場のデートスポットかも!と感じたナビたち。夏場の蓮の花の季節には、ぜひ!窓際に席を確保し、語らいながら飲みながら、愛を語ってほしいものです。とは言うもの、カップルじゃなくとも、本などを持ち込んで、1人で過ごすにもとびきり似合うカフェです。メニューの台湾コーヒーは、杏仁クッキーかパイナップルケーキがついて120元。各種コーヒー、お茶、ジュースの他に、サンドイッチやケーキなどの軽食類も約10品そろっています。3階常設展
常設展は「館蔵華夏文物」で、国立歴史博物館自身が所有している、新石器時代から中華民国までの美術工芸品が、時代ごとに並べられています。平日の昼間だったからか、館内は人がわりとまばらというのもあり、静かでした。また、「場内の雰囲気を守るため、携帯の電源を切ってください」との表示も出ていて、落ち着いた雰囲気で展示品を楽しめます。新石器時代や青銅器なども楽しく鑑賞したのですがやはりこのフロアのメインは陶器。こんなにたくさんの唐彩が、常設展で一度に見られる所は、もしかしたら台湾ではほかにないのではないでしょうか?実際に、唐三彩と青銅器の収蔵点数は台湾一なだとか。決して広いとはいえない展示スペースに、ところ狭しと並ぶ陶器達。気をつけないと、見逃してしまいそうな廊下にまで飾ってあります。こんなにゆったりと美術品を眺められる環境といい、展示品のクオリティといい、本当に来てよかったと思える博物館だと再認識しました。4階展示場
この日は「美人美景・浮世風情」というテーマで、日本の江戸時代が紹介されていました。展示品は日本人五井野正画伯の収蔵品40点。江戸時代の享楽文化や生活美学が浮世絵を通して知ることができます。
「挹翠楼」
この博物館が心憎いのは、4Fに茶芸館「挹翠楼」を備えていること。2Fのカフェと同じく、広い窓から植物園の蓮池を見ることができ、気分よくお茶ができます。ここは窓際に沿った細長いスペースになっているので、蓮池は必ず見られますね。ジャスミン、ウーロン、鉄観音、プーアール、東方美人、龍井、碧螺春、菊花茶などのお茶類は各150元。パイナップルケーキやカシューナッツなどのお茶菓子もあります。
ミュージアムショップ
1Fにあるミュージアムショップは、1Fの特設展示場と隣接しているところは、展示品と関係があるものが販売されています。ところで!「国立歴史博物館」のミュージアムショップはこの館内だけではなく、桃園国際空港(4店舗)や高雄国際空港(2店舗)、花蓮空港にもあるので、お時間がある方はちょっと寄ってみてください。
感想
建物はレトロですが、サービスはハイテク、休憩場所もしっかり確保され、明と清の宮殿式建築様式が取り入れられた、というこの建物。確かにこのエリア一帯の建物は伝統的な中華風で、外から見るとよくも悪くも古めかしい感じ。しかし、入ってみると、音声ガイド(中国語のみ)の無料貸し出しサービスや、コンピュータの案内。眺めのよいベンチなど環境はとても整っています。特別展の豪華さで有名な博物館ですが、常設展だけでも楽しめる博物館です。特に夏の季節にはカフェか茶芸館は寄ってみることですね。ちなみに郵便局もあります。入館前にミュージアムショップで絵はがきを買い、のんびりとカフェで手紙を書き、そのまま郵送なんていかがでしょうか? 門を入り向かって右側に郵便局があります。
以上、台北ナビでした。
記事更新日:2011-01-04
基本情報
| 住所 | 台北市南海路49号 |
|---|---|
| 電話番号 | (02)2361-0270 |
| ファックス | (02)2361‐0171 |
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 休業日 | 月曜日(祝日の場合は開館)と旧正月の大晦日、旧正月元旦 |
| クレジットカード | 不可 |
| 日本語 | ほんの少し 英語OK |
| 料金 | 料金 入館料 大人30元 小人15元(身長120cm以下の児童、及び65歳以上の方は無料) 中国語の音声ガイドあり(無料) |
| ホームページ | http://www.nmh.gov.tw/ (中国語) |
| その他の情報 | 手荷物一時預かりサービス(無料)や車椅子、杖、ベビーカー、公用の傘、拡大鏡の貸し出しサービスもあります。 授乳室が3Fにあります。 |
| 行き方 | MRT「中正紀念堂」駅1番出口から徒歩10〜15分位。南海路をひたすらまっすぐ歩いていきます。重慶南路二段も越えると、右側に中華風の建物が見えてきます。向かいは建國高級中学です。 |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2009-04-06



























































































