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栄養豊富、デトックス効果や美顔効果もある豬血(紅豆腐)!

大家好、一青妙です。
お豆腐のようなつるんとした食感で色が赤いことから、「紅豆腐」と呼ばれる「豬血」。豚の血を使った“豬血湯”は日本では殆ど食べられない台湾料理の一つ。私は台湾に住んでいた頃から大好きで一週間に一度は必ず食べていました。定食屋さんのスープとして多くのお店のサイドメニューにありますが、今日はこの豬血湯がメインの専門店に来ました!
青空がまぶしい爽やかな日。MRTに乗って最寄りの民権西路から出発!
駅を下りて左に曲がると「素食」=「ベジタリアン」のお店を発見。日本でベジタリアンのお店を見つけるのは意外に大変。その点台湾には結構ありますよ。
民権西路から承徳路に入って行くとひたすらお茶屋さんの看板。問屋街みたいです。しばらく歩くと昌吉街との交差点にぶつかります。昌吉街に入ってすぐ道の両端に赤い看板が見えて来ます。
日本統治時代、この辺り一帯は豚の屠殺場だったため、この場所は台湾語で「豬屠口」と呼ばれています。だからお店の看板の下には「豬屠口昌吉街血湯専店」と書いてありました。
向かいにも「豬血湯」のお店があるけど、食べている人は誰もいませんでした。。。
間違う人が多いみたいなので、気をつけて下さい!!

お店に入ってみましょう

入るといきなり真っ赤なTシャツを着てテキパキ働いている若者が大勢!壁にはお店を訪れた有名人の写真がぎっしり。馬総統の写真もありました~。
席を確保したら、まずはここでオーダー

席を確保したら、まずはここでオーダー

お店のメニューは壁にあります。結構沢山あって、どれにしようかな~と悩んでいたけど、食べている人を見回したら、ほとんどの人が「豬血湯」と「魯肉飯」。だから真似っこしてこの二品を頼みました。
人口調味料を一切加えてない豬血湯

人口調味料を一切加えてない豬血湯

魯肉飯

魯肉飯

わさび、ニラ醤油、唐辛子、ニンニク、醤油、黒酢等

わさび、ニラ醤油、唐辛子、ニンニク、醤油、黒酢等

お店の中の調味料コーナーは、かなり種類が豊富。これをどうやって使っているかと思ったらスープから「豬血」を取り出して、ニンニク醤油や唐辛子醤油にしてつけながら食べている人が多かったですよ。本当に色んな材料があるから、自分の味を作ってチャレンジしてみるのも楽しいですね。
私は魯肉飯に刻みネギを沢山!食欲がそそられます

豬血の効能

元々は屋台で延平北路一帯にて、豬血湯を売っていた昌吉街豬血湯。
10年前にこの場所で開店したこのお店は、現在初代の味を継いで二代目の古朝禎夫妻が経営しています。豬血は毎朝絞った新鮮な血液を使って作るので、ツルッと柔らかく滑らかな食感はまさにお豆腐のよう。だから「天然紅豆腐」と呼ばれているんですね。

豬血の作り方は、豚の血に水と塩を混ぜて、蒸して豆腐のように固めたもの。レバーより臭みが少ないので、つるんと食べられます。血赤蛋白、と鉄分を多く含んでいるので、まさに栄養満点な健康食材!その他食べると以下の効果が得られるそうです。
●栄養豊富で免疫力をアップさせ、老化速度を遅くさせる。
●新陳代謝を良くして、体内の老廃物の代謝活性。
●人体が吸収し易い血赤素鉄を含んでいるので、老人、虚弱体質、青年期の成長期に重要。
●豬血に含まれるタンパク質は胃酸によって分解されると、消毒と腸を潤す物質になり、体内に蓄積された有害な金属を対外に排出させる効果がある
●特に春は肝臓を養うのに良い季節だから沢山食べると良い。
●老人は一日20gの豬血を食べる事を推奨されている。

良いこと尽くしの「豬血」

私が小さい頃、大好きで毎日食べたいと言った時には、母や叔母から「栄養が多すぎて鼻血が出るから止めなさい!」と止められたっけな。日本でも食べたいな~とずっと思っていたけれども、日本で血液はあまり市場に出回る事がないとのこと。その理由として、食べる習慣がないことの他に、鮮度が命のため、そのような輸送ルートが確保されていないとか。中国でも豚の血は食べますが、むしろ「鶏血湯(ニワトリの血スープ)」や「鴨血湯(アヒルの血のスープ)」の方が、多く食べられているそうです。血を食べるのって、もともと中華民族の食習慣なんでしょうね。
因に沖縄では「血イリチー」という豚の血の炒め煮の料理があります。やはり台湾や中国に近い沖縄では食文化も近いし、手に入りやすいのかしら!羨ましい。日本人にとってちょっと馴染みがなく、「臭豆腐」と同じように敬遠されがちだけれども、癖が全くないので、是非チャレンジしてみてください。

記事登録日:2010-12-27

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2011-01-31

スポット更新日:2014-07-16

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