木抽屜咖啡

Wooden Drawer & Cafeムーチョウティーカーフェー

閉店・移転、情報の修正などの報告

70年代ヨーロッパへタイムトリップ、レトロな家具に囲まれて、おしゃれなティータイムを!


こんにちは、台北ナビです!今日はお買い物スポット東区にある「木抽屜咖啡」にやってきました。忠孝敦化駅から徒歩約10分、閑静な住宅街の一角にあるおしゃれなカフェです。誠品敦南店でお気に入りの本をゲットした後は、ステキなカフェでおいしいコーヒーを飲みながら、ゆった~りのんび~り読書! そんな至福なひと時を過ごせるのが、ここ「木抽屜咖啡」。こだわりのドリンクとフード、レトロでかわいいインテリア、ゆる~い感じのインディーポップミュージック。ここはまさに知る人ぞ知る小ヨーロッパ空間。自分だけの秘密のカフェにしておきたいところですが、今回ナビが特別にご紹介しましょう~。 

オーナーはインテリアデザイナー兼バイヤー


店長の黄新棠さんにカフェ誕生の経緯などを伺ったところ、以前こちらはビンテージ家具専門店だったことが判明。デザイナー兼家具バイヤーのオーナーが、後々カフェとしてオープンさせ、別のカフェで働いていた黄新棠さんに声をかけ、店長としてカフェを任すことにしたのだそうです。バーカウンターの後ろに何枚か写真が貼られているのですが、そのうちの2枚は家具専門店だったころの店内を撮ったもの。写真には時代を感じさせる革張りのソファーや木製テーブル、そしてサイケデリックな柄のクッションや壁掛けなどが。その写真からもオーナーのずば抜けたセンスの良さがうかがわれます。カフェへと変貌を遂げた現在も、家具店時代の雰囲気は健在です。お店に入ってまず目を引くのが、やはりオーナーがヨーロッパで購入したレトロでおしゃれな家具の数々。バーカウンターやテーブルは、オーナーの手作り。北欧を彷彿させるようなデザインの壁紙などなど、空間作りのプロが生み出すハイセンスな世界にうっとりしてしまいます。
よく見るとイスもひとつずつ違う!

よく見るとイスもひとつずつ違う!

「木抽屜」ってどういう意味?


「木抽屜」とは、日本語で木の引き出しという意味。このかわいい店名は、以前オーナーさんが家具屋さんだったということも由来のひとつですが、店員さんたちが徐々にお店に持ち込んだ私物も関係しているとか。店内のレトロ家具の他にこのお店をにぎやかにしているのは、入り口や窓際、バーカウンターなどに無造作に置かれた小物たち。カラフルなフィギュアだったり古いカメラだったり…これらほとんどが店員さんたちの私物だそう。「木抽屜」という名前のとおり、引き出しを開けたらステキな宝物がい~っぱい!!そんなサプライズとウキウキワクワク気分を与えてくれるのがこの「木抽屜咖啡」なんです。

幅広い客層から支持される居心地のいい空間


客層についてお聞きしたところ、20代~40代のお客さんが特に多く、常連さんも少なくないとのことでした。また地元の文化人や台北在住の外国人にも人気のようです。
さてさて、今日はどんなお客さんがティータイムを満喫されているのでしょうか?
大きな窓から自然光が降り注ぐ入り口に一番近い席では、サラリーマンらしき男性2人が。階段を上がってバーカウンターの前を通り奥へ進むと、レトロなキャビネットで仕切られた2つの空間があります。4人がけの席では学生らしき3人グループがおしゃべりを楽しんでいました。もう一方の2人がけの席ではクールな女の子が、音楽を聴きながら勉強中?一番奥には大きな本棚があり、分厚いデザインブックや画集、日本の雑誌などがびっしり。本棚の上にはレトロなティーカップも飾られています。そんな芸術コーナーでお寛ぎ中の男性は、いかにもアート系。
ナビの人間ウォッチングはこれにて終了。
席によってテーブルや椅子、照明などがそれぞれ異なるので、目的や気分に合わせて席を選んでみるのも楽しいですよ。

キッチンからはいい香りが…。お腹がすいてきました。

こだわりのフード・ドリンクメニュー


小さなキッチンで丁寧に作られるフードも本場の素材を使ったものばかり。コーヒー、紅茶の入れ方にも店長のこだわりがあるのです。
今回ナビがいただいたのは 人気メニューのこちら

今回ナビがいただいたのは 人気メニューのこちら


■肝醬牛肉三明治 (ビーフサンドイッチ)150元
外はサクサク、中はふんわり食感のデニッシュパンを使ったサンドイッチ。たっぷりのビーフとシャキシャキ新鮮レタス、焼きたてたまごのコンビネーション。コショウが程よくパンチを効かせていて、病みつきになる一品です。半分だけでもお腹いっぱいに…。
■德國香腸(ジャーマンソーセージ)240元
プリプリジューシーでボリュームたっぷりの大きなソーセージ。オリジナルとスパイシーの2種類から選べます。ナビがいただいたのはスパイシーの方。ピリッとした辛さがくせになりそう。マスタードをつけたり、マッシュポテトやサラダといっしょにいただいたり。お好みで食べ方もいろいろ。2人でシェアしても十分かも。
■巧克力鬆餅(チョコレートワッフル)170元
生地そのものがチョコレート味の珍しいワッフル。ぎっしりサンドされたチョコレートは甘さ控えめで大人の味。焼きたてサクサク♪生クリームをたっぷりつけて冷めないうちにいただきましょう!

■伯爵奶茶(ダージリンミルクティー)160元
ミルクの甘味がダージリンティーとマッチ。まろやかで上品なお味!!くせのあるダージリンティーが苦手な方にもおすすめです。

■抹茶拿鐵(抹茶ラテ)150元
抹茶ミルクのことかと思いきや、コーヒーラテに抹茶を加えた新感覚ラテでした。ひとくち飲んだ瞬間、抹茶とコーヒーの香りが口いっぱいに広がります。ほろ苦さを濃厚なミルクがやさしくカバー。抹茶とコーヒーがこんなに合うなんて意外でした。

店長さんが考案したオリジナルメニューは他にもいっぱい。牛肉、シーフードの2種類から選べるラザニアも人気です。ワッフル以外のスイーツではチーズケーキがおすすめ。濃厚なのにさっぱりとしていて甘さ控えめです。
小花柄のカップ♪

小花柄のカップ♪


フード、ドリンクを更に美味しくしてくれる脇役はやはりレトロな食器たち。
ティーカップやお皿、フォークにナイフにスプーン、どれをあげても他のカフェではなかなかお目にかかれないような珍しいものばかり。ポップな色や花柄に胸キュンです。

店員さんもみんなおしゃれでフレンドリー


ナビのためにいくつかの人気メニューを作ってくれたのは、写真が趣味というBOCOさん。欧米の映画やインディーズ音楽にも詳しい彼。他の店員さんも、芸術大学の学生さんだったりとみんなアーティスト肌。親切な接客に加えとってもフレンドリー。時にはバーカウンター席に座って彼らとおしゃべりを楽しんでみては??

ついつい長居してしまいました


このカフェの魅力はなんといっても台北の騒々しい生活から離れて、小ヨーロッパ空間でのんびり過ごせるところ。おしゃれすぎたり、高級すぎるカフェは現実離れしすぎていてちょっとそわそわしてしまったり、無意識のうちに緊張してしまったりなんてことはありませんか?ここ「木抽屜咖啡」はおしゃれなのに不思議と自分の家にいるような安心感があり、レトロな照明から放たれる暖かい光が、心をホッと落ち着かせてくれます。なおかつとってもリーズナブル。あまりの居心地のよさに時間さえ忘れてしまいます。一度訪れたら、きっと何度も足を運びたくなりますよ。
以上、台北ナビでした。

記事登録日:2010-03-03

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2010-03-03

スポット更新日:2014-03-06

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供