Piece of Cake

エンジニアからパティシエへ華麗な転身

「Piece of cake」はロールケーキの専門店。何かと派手ごのみの台湾で、シンプルなロールケーキだけを扱うケーキ屋さんって、実はかなり異色な存在です。

オーナーの郭さんは、このお店を開く前は、エンジニアとして日系企業で働いていたのだそう。これまた異色な経歴ですよね～。「なぜ、エンジニアからパティシエになろうと思われたのですか？」と質問してみたところ、「日系企業で勤めているうちに日本への興味がどんどん増してきたんです。一国一城の主になりたい、という思いもありました」と郭さん。そこで、仕事を辞め、京都で日本語の勉強をしながら、自分が何をやるべきか探していたところ、ある日、京都の二条城近くにある「Cake」という名のケーキ屋さんに出会います。

そのお店の看板商品は、シンプルなフルーツロールケーキ。さほど期待もせず食べてみると、そのあまりのおいしさにビックリ、気づくと1人で1本まるごと食べきってしまったのだそう。「おいしいロールケーキのお店を台湾でつくることこそ、自分がやるべきことだ」と郭さんは決意し、「Cake」で修行を重ね、ようやく自分の店を持つことができたのです。

シンプルなロールケーキが台湾の人たちに受け入れられるか不安もあったそうですが、そのおいしさはクチコミで広がり、今やたくさんの固定客に支持され、コーヒーショップなどからもオファーが来るほどにまでなったのだそう。うーん、やはりおいしいものは万国共通！なんですね～。

ケーキの香りただよう店内でのんびりティータイム

ふわふわのスポンジ生地に、新鮮な生クリームと季節の果物がたっぷり。冬季はイチゴをふんだんに使っています。驚くほどキメの細かいスポンジと、ミルクの香り、酸味のイチゴがよく合っています。郭店長イチオシのロールケーキです。

イタリア製のココアパウダーを練りこんだスポンジ生地で、フランス製のチョコレート、生クリームを捲いたロールケーキ。重くなりがちなチョコレートの味も、甘みをおさえたフレッシュな生クリームと合わせれば、ふんわりやさしい味わいに。

コーヒー味のスポンジ生地で、キャラメルソースと生クリームをロール。ほんのり苦味のあるコーヒー味のスポンジと、香ばしいキャラメルソース、フレッシュな生クリームがよく合います。ちょっと大人の味。

プレーンのスポンジ生地とレモンチーズクリームのロールケーキ。酸味のあるレモンチーズクリームが濃厚なのに爽やか。女性に人気の一品。

10種類以上あるハーブティの中でも人気なのがこのローズティ。新陳代謝をよくし、美肌効果もあるということで、女性に大人気なのもうなずけます。お好みで蜂蜜を入れていただきます。ほっとやさしい味わいです。

ローズティー同様、ハーブティーの中で人気なのが、このジャスミンの工芸茶。お湯を注ぐとゆっくりゆっくり花を広げていく様を眺めていると本当に心が和みます。こちらもお好みで蜂蜜をどうぞ！

フルーツの香りと味がたっぷりの、アイスフルーツティ。少し甘めなので、ケーキと一緒にいただくよりは、ドリンク単品でいただく時にオススメです！

キャラメルの香ばしい香りただようキャラメルマキアート。個人的にはロールケーキにはこれが1番合うかな？と思います。白と赤のカップ＆ソーサーもかわいいです。

トマトと鶏肉のドリア。ピラフの上にたっぷりのベシャメルソースとトマト。こんがり焼けたチーズが香ばしくてとてもおいしいです。日本の洋食レストランで食べているみたい！

サクサクの薄焼きピザ。トッピングはチキン、ビーフ、ハムの3種類からチョイスできます。超薄なので、ボリュームもおさえめ。朝食にもいいかも。

パストラミビーフとたっぷりの生野菜をはさんだクロワッサンサンド。バターたっぷりサクサクのクロワッサン、さっぱり生野菜、スパイシーなビーフがよく合います。見た目よりボリュームがあります。

以上、台北ナビでした。