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投稿者:papapanda

口コミ掲示板店名に違わぬ純粋「台湾」の店

2013-02-05
平日の昼間に行くと、お客がおらず、店内の奥の照明も消していたりして、ドヨーンとした感じです。
初めてだと、入りにくいと思わえるかも知れません。
でも、お客が来て奥を見ようとするとすぐに照明をつけてくれます。
また、こちらから質問しない限り、話しかけてこないので、落ち着いて本を探せます。

普通の本屋さんではなく、あくまで台湾本土派、独立派?の店主の趣味に叶う本だけが集まっています。
戦前および戦後の台湾の歴史や、独立派・本土派の論客、学者の著書はほとんど漏れがないといって良いぐらい揃っています。
あくまで本土派の著作限定ですが、ミンナン、客家、先住民などの言語や文化、歴史などの人文系から、政治や経済、国際法、そして自然や農業まで、あらゆるジャンルあります。
雑誌についても、普通の本屋にあるものから、独立派や民進党関係者が発行しているマイナーなものまであります。
台湾のことを知りたい人は、一度は訪れるべき本屋です。

ただ、あえて難点を言えば、
・ほとんど、値引きがない。
 一般書店でもおいてる本ですら、定価売りです。
・貴重な文献、既に絶版になってそうな本が見つかることもあります。
 しかし、長年店晒しで、色あせていることも。
 それでも定価です。
 というか、客入りの少なさと、この店の貴重価値を考えると、値引き交渉をする気になれません。
・国民党より、統一派などの人達が書いた本は、基本的においていません。
 ただし、本土派の著者が国民党や統一派の悪口、あるいはかつての蒋介石独裁政権の悪行を書き連ねた本はあります。
 中国人が書いた台湾関連書籍も殆どありません。
 ただし、阮銘のように中国人(だった)だけど、台湾独立賛成!という人の著作はあります。
・支払いはクレジットカードもOKです。
 ただし、レシートは合計金額が記載されているだけ。
 本のタイトルが明記された領収書が必要な場合は、その旨を言って、別途書いて貰う必要があります。
 
でも最後にもう一度、褒めておきます。
台湾の歴史や政治経済のマニアじゃなくても、図鑑類など一般に楽しめる本も多くあります。
マニアじゃなくても、一度は来てみると良いと思います。 
訪問日:2012/12