塔可皮雕

皆さんが言われているように「隠れ家」にしたいような、そんな素敵なお店なので、紹介せず大切な思い出にしておきたい気持ちもありますが・・・
塔可皮雕さんとのご縁で、私は幸せな台湾時間を過ごせたので、お裾分けのつもりで書きます。

こちらの記事を見逃していて、2017/9/23 偶然お店にお邪魔しました。
ナビさんの記事に路地裏と書いてありますが、本当にその通り。
携帯の充電が残り少なくてwebに頼れず、何となくカンで歩いていて、迷いこんだ路地でした。
でもそのおかげで、こんな素敵なお店に出会えるなんて・・・
歩き回ったせいで足はパンパンでしたが、ラッキー！

お店に入るとオーナーの黄さんは休憩中。
遠慮した方がいいかな？と思いつつ店内を見ると、自分の好みにぴったりな可愛らしいバッグや革小物達が。

男性的な強いデザインでは無くて、優しい印象のコインケース。
あ～こういうコインケース欲しかったな～と思い、さらに店内をよく見ると、インテリアもどことなく温かみがあって、つい足が店内へ。
黄さんは私に気がつくと、にこやかに迎えてくれました。

黄さん「観光？」
私「はい。」
黄さん「そうか、良かった。ゆっくりできるね。仕事だと忙しいからね。」

前日に行った北投温泉の足湯はリサーチ不足で休みだったし、帰国当日に携帯の充電切れそうで一人旅で心細いし、足は痛いし、とイライラしていた私の心を癒す優しいひとこと・・・
もう泣いちゃいそう。

私が行った観光地（北投温泉や九ふん）から、台湾の歴史を教えて下さったり、独学で続けているという日本語の勉強の話をしたり、お店をはじめた経緯や、作品の話や、ここには書ききれませんが、色々なお話が出来て楽しかったです。

無理に予定を詰め込んで、あれをしなきゃ、これをやらなきゃなんて、焦ること無いんだ・・・
行きたい所にだけ行って、じっくり休んだって良いし。
一人旅なんだから、気ままに出来るんだ。。。

黄さんに会えなかったら、「疲れた」っていう思い出しか残らなかったかも。
気持ちが楽になりました。
謝謝、黄さん。

黄さんは謙遜していますが、自然に日本語を使いこなしてお話されます。
（日本人の私でも、尊敬語と丁寧語は混乱しますよ(^^;）
努力する姿勢というか、人柄というか、本当に勉強になります。

居心地が良くて、ついつい長居してしまいました。

私はお店でコインケースを２つ、水色で無地の柔らかい革のものと、猫ちゃんが描かれた硬めの革のものを買いました。
どちらか選びきれなくて、２つとも自分用です（笑）
猫のコインケースは「もう作らないかも？」と仰るので、日本に連れて行ってもいい？と聞くと「ぜひどうぞ」と♪

本当はポシェットも欲しかったけど・・・次回の楽しみにしようと思い、今回は我慢。

台湾形のしおりも頂きましたよ。
これ、ホントに可愛いです！
何度も眺めては、台湾を思い出します。

お店にあるもの全てに温もりを感じます。
作品もインテリアも、黄さんが大切にしているものです。
これからお店に行く方にも、大切に扱って欲しいです。

黄さん、また遊びに行きますね。