塔可皮雕

昨日、6時過ぎ頃にお店を訪ねてみると、既にシャッターがしまっていました。
隣のレゴ屋さん？に尋ねると、黄爺爺は、6時には帰っちゃうよとのこと！！

ナビをみて、わぁ！ここのバッグほしい！！と思っていた私は、
どうしても諦めきれなかったので、翌日に再訪！

思ったとおりのお店の雰囲気で、目移りしてしまいます！どれも本当に素敵！！

お店に入って少し待っていると、黄爺爺がにこやかに登場してくれました！
爺爺とはいっても、スマホもパソコンも使いこなす、スーパー爺爺です。人懐っこい笑顔がとても素敵です。

一人旅なの？何もかも嫌なことは忘れて、旅行を楽しんだらいいよと爺爺。

日本語はペラペラ。意思疎通に困ることはありません。コーヒーでも飲んでゆっくりしてよと、ごちそうになりました。

日本語は何かの役に立つと思って始めたそう。４０年近く使っているという爺爺の教科書を見せて貰いました。今もその教科書を一項目ずつ、パソコンでまとめては、スマホで共有して復習しているそうです。超最新式なやり方ですね（笑）
大切に大切に使い込まれたその一冊を見ただけで胸がいっぱいになります。

学び終わるまで、もう間に合わないかもしれないけど、、と黄爺爺。そんなこと言わないで〜！

丁寧に補修して使われている教科書。
ものを大切にすること、一冊でいいから、きちんと内容を自分のものにすること、それから、幾つになっても、努力しつづけること。
刺激になりました。私も中国語頑張ろう。

店内には４０年以上、手元にあるというタイプライターも。なんだか今となっては、とてもオシャレ。

モノに溢れて、暮らす私たちは忘れがちな大切なことを教えてもらいました。

とても素敵な作品の中から、１つ、とても素敵なカバンを分けて頂きました。日本では、考えられないほどお安く購入することができました。とてもしっかりとしたつくりのショルダーバッグです。本当に惚れ惚れするほど素敵。

サービスで、しおりや、ネームプレート、カードケースを頂きました。台湾形のネームプレートには、刻印まで。しかも母の分までやってくれました。今度は母も絶対つれてこよう。
商売気がなさすぎて爺爺心配だ！

途中、別のお客さんも、滞在中訪れて、最後にまた挨拶をと帰国前に挨拶にこられていました。
とても喜んで、だけど、少し寂しそうに見送る爺爺。今度いつ会えるかわからない客人を見送るのは、少し辛いみたい。心をこめて、お客さんに接している証拠です。

また必ず来ると約束して、わたしもお別れしました。それまでは、爺爺の作ってくれた、かばんを見て、時々、爺爺を思い出すことでしょう。

迪化街のメインストリートの中にあります。

癒しと、高品質で安価なハンドメイドバッグや革小物、あったかい台湾人との会話を楽しみたい方は是非こちらへ。

また、ひとつ台湾を好きにさせてくれました。