8月から9月に4回、見てきた上でのレスです。
故宮は三階構造になっており、1階が歴史外観と大物(価値がありかつでかいもの)、2階が陶器、3階が小さくて珍しいもの、と大負けに分けられます。
初めてでかつ中華美術芸術に造詣も深くないなら(というより、普通の興味の範囲を超えないなら)、見て面白い、中華らしいなあと思える、3階を主に鑑賞するのが良いでしょう。
2階は、陶器好きにはたまらないフロアー。私は何度行っても、ここばっかり見てます。歴代の陶器がずらっとそろってます。ここと上海博物館を合わせれば大変に勉強になります。
1階の歴史概観のコーナーはパスして、大物(絵や観音様像)をさらっと見るのも良いかと思います。
と言うことで、1時間から2時間もあれば本当に十分。お釣りが来ます。
その程度の時間で見て回れるように展示してあるのが当局の意図だと思います。
子ども連れ。私も1度は子ども(小学生)を連れて行きました。玉や精巧な彫り物、奇妙な文様の青銅器やには興味を示して面白がってましたが、早々と退屈します。2時間は持たないと覚悟されたほうが良いです。
特に陶器や(ほんの少しだけ展示がある)書は鬼門でしょう。
故宮の土産物を買う予定があるなら、空港の故宮ショップはしょぼいですからここで買うしかありません。
旧故宮なら半日は必要でしたが、新装故宮は書と画が無くなり、1時間から2時間の工程で問題ありません。ということで、1度見ておけば、10年こなくても後悔しない内容です。
新装前の故宮を愛していたものとしては、全く好きになれない新装の展示です。今後、しばらくは故宮に行こうとは思いません。その分、ルーブルやメトロポリタンでね。
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