先週台北でも高級ホテルの「グランドフォルモサ・リージェント」に泊まりました。
見た目は豪華で素晴らしく、設備も整っていました。
でも評判が良い割には満足度の低いホテルでした。
おそらく国民性の問題もあるかと思いますが、ホテルの従業員にプロ意識が欠けていました。
他国のホテルでは感じなかったことなので非常に残念です。
まず荷物を抱えていてもドアマンはいてもドアを開けるだけ。小声で挨拶をしたりしなかったり。
ポーターは高級車やタクシーが車寄せに来た時だけ、行ったり行かなかったり。
フロントは忙しくても暇でも笑顔を見せる従業員がいたら良い方です。
ロビーのソファには驚くことに、そこに客がいても従業員の男性がゆったりと足を伸ばして座っていたりします。
あまりの態度の大きさに一瞬VIPかと間違えてしまいました。
又私の泊まった部屋にはトイレにドアがありませんでした。
カップルにはNGの要素かも知れません。照明も小さな電球で暗かったです。
トイレ内に電話機がありますが、取り付け部分の下は配線が丸見えです。
床や壁のタイルの目地は雑なシーリングが施されています。
グラス類の置いてある棚などは埃っぽい部分もありました。
室内のテーブルにはアイスが置かれているのですが、時々置き忘れた従業員が夜9時近くに訪ねてきて、しつこくベルを鳴らします。
疲れて眠ってしまっていたため、これだけはさすがに呆れるというより腹が立ってしまいました。
ちなみに部屋が寒くてエアコンの設定温度を確認したら0度でした・・・。
朝食時のレストランは悲惨です。
期待して泊まった理由のひとつだったのに、種類だけが豊富で味は全体的にどうってことのない味でした。唯一、蜂蜜だけは良かったと思います。
雰囲気でおいしいと感じる人はいるかも知れません。
ホテルというのは価格が一般のお店より高い分、おいしくなければならないという視点から見ての話です。
街中の市民で賑わっていた安価なレストランはおいしかったので、このホテルの料理人の問題です。
又フレッシュジュースは要注意です。氷が別に用意されているにも関わらず、ジュースサーバーの中にも入っていて徐々に薄味になってしまいます。朝一番でも薄まっていることがあるので気をつけましょう。
コーヒーと紅茶は席に着く時に聞かれますが、断ることをお勧めします。コーヒーはインスタントコーヒーより香りが飛んでいて薄味です。紅茶はティーバッグをいくつか入れて出しているもので、何回目かの時には少し色がついている程度です。
機械で入れるところがあるので、そちらで入れた方が確かな味です。
早朝の客が少ない時にはからかったるそうな動きの従業員が、
混雑してくるとイライラした不機嫌な表情に変化していきます。
どうして明るい笑顔で挨拶できないものか?疑問です。
ただ一概にホテルに問題があるとは言えない位、全体的に笑顔やサービス精神を感じることの少ない国でした。
よく言えば媚びがなく自由、悪く言えばプロ意識が持てない。
サービスに関しては期待せず行けば、特に問題なく過ごせるホテルだと思います。
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