国王大飯店

初めて宿泊しました。

以前にも、どなたかが書き込みされていましたが、ここのホテルの“売
り”は、ソフト面でしょうね。施設自体は古いけれど、掃除が行き届いて
いて過不足無しという感じ。

そして、今回私が泊まって良いな〜と思った点は、従業員の皆さんが非常
に家族的な雰囲気だったことです。外から帰ってくると「お帰りなさー
い」と、フロントのおばちゃん達から日本語で声がかかるし、１Ｆのコー
ヒーショップにメガネを置き忘れた時も、その１５分後にはフロントから
「くろまつさん、メガネ、忘れましたか？」と電話がかかってきました。
きっと私の顔をフロントのおばちゃんが覚えていてくれたからでしょう
ね。−−このコーヒーショップのおばちゃん＆フロントのおばちゃんの見
事な連携プレイ！！

夜になるとフロントは若いお兄さんに変わりますが、お兄さんも鍵を渡し
てくれる時「今日はどこへ行ったのですか」と、ごく自然に声をかけま
す。そうしろと言われてやっているのではなく、本当にごく自然な感じ
に。おそらく、ここの従業員全体が普段から家族的で、それが所作にもで
ているのではないか、とお見受けしました。

コーヒーショップといえば、ここのコーヒーショップ、なかなか味があり
ます。レトロちっくで。昔の喫茶店風、というか。サイフォンでコポコポ
珈琲をいれてくれます。もちろん珈琲、おいしいですよ。２日連続でここ
で珈琲を飲みましたが、ここって、日本語族おじいちゃんの憩いの場らし
く、行くと必ず台湾語・日本語ちゃんぽんで語り合うおじいちゃん達を目
にしました。それを横目に、目の前の南京東路を行き交う人々をのんびり
眺めるのは、なんともくつろげるひとときでした。

というわけで、良かったです。