国王大飯店

エンペラーホテルEmperor Hotel國王大飯店

閉店・移転、情報の修正などの報告

投稿者:M.Hara

口コミ掲示板落ち着いたホテル

2013-08-09
台北ナビさん経由で2013年7月27日から4泊を予約。同ホテルでのイベント参加があったため、国王を選択。ナビの中で多くのホテルの紹介を閲覧したが、2週間前の予約であり、宣伝用の宿泊料金がとれないケースが多い中、このホテルは、立地もよく手ごろな値段で安心が伺えた。
私は、台北の高級なホテルの経験もある。料金的には最低クラスの宿の経験もある。そんな中、国王は、価格と設備とサービスと立地を考えるとコストパフォーマンスが高いホテルだと言える。
連泊だったため、従業員と懇意になり、笑顔で接してくれるのも、出入りの折、安らいだ。
20年このホテルを使い続けている日本人の方ともお話した。台湾の地震もこのホテルで経験されたとのこと。非常に温厚な方だった。こういう人がいるのは実にいい。
設備は、新しくはないが、清潔に保たれている。台湾のホテルにありがちな手抜き的なメンテナンスは、見当たらない。水やお湯もよくでた。
空港からのバスの便を考えると初心者には、不安かもしれない。桃園の空港のバスのカウンターでホテルの名前と住所を見せるとバスとバス停を教えてくれる。ホテルからは、少し離れたバス停に止まる。そこからタクシー運転手にホテルの名前と住所を見せれば5分でつく。最近は、タクシーもナビが普及し、住所を入力している姿が目に付いた。慣れている運転手は、住所だけで戸口の前までつけてくれる。
ホテルの隣のビルが工事をしていて、粉じんが日本よりは、歩道に出てくる。近くのマクドナルドやスターバックスに行くには、そのビルの前を通る必要がある。歩道の作りの凸凹はが多いのは、台北の特徴だが、それに加えて、工事があると少しまごつく。
林森北路は、かつて、仕事でずいぶん行った。日本でいう夜の銀座の役割を果たしているがずいぶん変わった。日本人が少ない。台湾料理の老舗にも入ってみたが日本人の姿は少なかった。台湾人の元気な姿を見て楽しんだ。
この界隈は、台北のビジネスの中心地で、どこに行くにもアクセスは便利だ。MRTにも歩いて行けた。ある日淡水の夕陽が見たくなりMRTに乗った。車中で夕陽になり、淡水についた時には、暗くなっていた、駅前で歌う大道芸の方の心にしみる歌を、セブンイレブンのおにぎりとお茶を買いおしゃれな屋外の自由スペースの机といすに座って聞いた。日本では、ない贅沢な空間と時間だった。
自転車の普及に努めている台湾は、MRTにも2台の自転車を乗せられる表示が出てきた。淡水でも、夜にもかかわらず、サイクリングロードを10分間で5人くらい走っていくのを見た。台湾は、いつの間にか日本を追い越して、自転車文化的には、進化するのではないかと思わせてくれた。
台湾市内に、レンタル自転車の仕組みを作り始めていると出発前に、調べてわかっていたが、今回は、別目的の旅だったので、意図的に探さなかったせいもあり見かけなかった。

セブンのおにぎりもマックのハンバーガーもココイチのカレーも品質が格段に向上しているのを確認できてうれしかった。ある場所で臭豆腐を食べてみたが、臭味が薄くなっている。台湾も日本のように無臭を好むように変化しているように思った。
空港を降りた時の匂いもかつての台湾の香りは、ない。
これが近代化ということなのだから喜ぶべきことだと思うが旅の情緒は、薄れていく。
懐かしい設備と優しい笑顔と一生懸命日本語を話してくださるホテルの方々に旅のささやかな情緒を見た。安心安全と旅の情緒のバランスは、なかなか難しいものだが、ここには、それがある。高級なホテルも極端に安いホテルも旅の醍醐味だが、旅慣れてきた者にとって、行き着くところは、こうしたホテルではなかろうか。
そういえば、ネットは、ADSLだった。100元でパスワードを発行してくれて使えるようになる。これには少し驚いた。LANケーブルのレンタル料だと思って高速道路の向こうの日本でいえばヤマダ電機やビックカメラといえるような店でLANケーブルを買って帰ったらつながらなくて、説明をよく読んだら回線使用料とのことだった。ホテルで、LANケーブルも貸してくれるかどうかは、もう買ってしまっていたので聞かなかった。ネットを重視する人には、ADSLのため、やはり動画のスピードなど難がある。HPの閲覧くらいは、問題ない。

またこのホテルを予約させてもらう日が来るのを楽しみに帰りは、タクシーで桃園の空港まで向かった。

空港で時間があったので次回のためにいろいろ調べた。基本的に、台湾全土で使えるという「愛台湾」(I台湾だったかな?)というフリーWIFIの手続きができる。帰りに時間があったので次回のために登録してみた。30日間パスポートの番号と生年月日の入力で使えるようになる。空港のフリーWIFIの接続率が極めて低かったので試したのだが、やはり建物内では、難しかった。
今回携帯を空港でレンタルした。スマホも同額でレンタルしてくれることが帰りにわかった。スマホには、WIFI機能がついているとのことで次回は、スマホをレンタルしようと思った。6000元くらい保証金がいるが全額返ってくる。今回台湾内の通話をしたが日本円で3000円くらいの通話料だった。通話とWIFIが同じくらいでできるなら、次回は、スマホと思っている。WIFIが使えれば各種無料通話の使用も可能性が出てくる。旅慣れるためには、ネット環境の対応がこれからの時代のアイテムになる。ITで進んでいる台湾もフリーWIFIのレベルを見れば、まだまだこれからの課題があると思った。
そういえば、LINEの画面をもじった、宣伝ポスターが目に付いた。こうしたポスターは、日本では見かけない。意匠問題がどうなっているのか知らないが、勢いは、感じた。

空港では、とてつもない長い通路を歩いて、ゲートについた。歩く距離だけではなく時間が表示されているのが面白かった。71番ゲートまで25分かかります。実際にやはりそれくらいかかった。前回は、松山を使っており、昔の桃園の空港しか知らなかった私にとっては、この距離が、旅の最後の驚きのフィナーレとなり機上の人となった。




 
訪問日:2013/08