ケロ様、たなーちょ様、いろいろ教えて頂いて有り難うございまし
た。一人旅のつもりが、8年前の初訪台の時に一緒に出かけた二人が
急遽合流することになり、3月20日にホテルから予約を入れてもら
い、3月21日の夜、訪台4回目にしてついに明福に行って参りまし
た。どのテーブルも10人位の台湾の人たちで満杯でした。「仏跳
牆」と「野菜山蘇」「桂花魚翅」「焼火考九孔」を注文しました
が、「焼火考九孔」は品切れで、そのためか水瓜のサービスがあり
ました。最初の「野菜山蘇」の鮮やかな緑と滑らかなねばりの舌触
りは初めての感触でしかも美味しい。「桂花魚翅」は結構味付けは
濃いめで、小ライスを注文して御飯の上にのせて食べました。もち
ろん「まいうー」。最後にきた「仏跳牆」は一言では表現できない
美味しさ。上澄みの済んだスープはあっさりとしたやや漢方系のお
味ですが、壺の底に近くなるにつれスープの味が濃厚になり、また
あわび、フカヒレ、マツタケ、タケノコ、くわいなどの具もしっか
りとした力のある味で、厚切りのあわびを味わった後でのむスープ
のお味と、マツタケの後のスープの味では別の美味しさ。「仏跳
牆」は奥が深い七色の妙味でした。しかしやはり3人では飲みきりま
したが具は沢山残ってしまいました。料理の凄さと不釣り合いな店
構え、テキパキと実直に仕事している店員さんや店長さんの笑顔な
どなど日本では少なくなりつつある大切なものもあるお店で、台湾
に行く理由がまた一つ増えました。
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