|  kiki餐廳復興店に行って来ました。行った日は今週の月曜、時間
はお昼ちょうどぐらいでしたが、すでに先客が3組ほど、入口に並
 ぶような状況ではありませんでしたが、3、4人程度の客が次から
 次へとテーブルにつき、けっこうにぎわっていました。玄関は石段
 の脇に水が流れ、日本の池と飛び石を連想させる面白い造りの入口
 です。中に入ると2階に案内されますが、テーブルとイスもカジュ
 アルでモダンな感じでおよそ四川料理とはかけ離れた印象がしま
 す。
 注文した料理は「蒼蠅頭」「千扁四季豆」「麻婆豆腐」「はまぐ
 りと生姜のスープ」「成都乾麺」などなど。四川料理はその辛さに
 特徴がありますが、辛さのめやすとして*マークでその度合いが表
 示してあります。(*マークが多いほど辛くなります。)
 
 「蒼蠅頭」(180元)は豚挽肉、韮、赤唐辛子、黒豆などをみじ
 ん切り状態にしたものを炒めたものです。名前の由来はみじんに炒
 めた材料が蠅の頭が転がっているように見えたことから付いたそう
 です。
 もちろんそのままでも充分おいしいのですが、特に白飯との相性
 が抜群で、ふりかけのように混ぜ込んで食べると、何杯でもいけそ
 うです。ただし、基本的に「辛い」ので、しびれた舌を蛤スープな
 どで休ませながらお召し上がりいただいた方がよろしいかと。なお
 蒼蠅頭2もありますがこちらの方はさらに辛くなっています。
 
 「成都乾麺」(60元)は特徴あるコシの麺と落花生の香りとその
 風味のたれを絡めて食べるスープなしの麺でしつこいようですが意
 外にペロッと食べることが出来てしまいます。
 
 「麻婆豆腐」(180元)は残念ながらもう一歩と言う感じがしま
 した。色的にもあっさりと言う印象は否めませんし、味ももう少し
 「コク」が欲しいかな?と言う気がしました。本来の麻婆豆腐独特
 のしつこさやどぎつさがスポイルされているというような。(でも
 これが四川のニューウエーブだとしたらそれはそれでいいのかも知
 れません。)
 
 全体的におしゃれな印象とカジュアルな雰囲気で楽しくおしゃべり
 しながら食事が出来る感じがしました。ただし、ぜひハンカチはご
 持参ください。なにせ四川ですから基本は「辛い!」ですよ。
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