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投稿者:タークー

グルメ旅行情報掲示板ライチがうまいぞ!ライチ食べ比べレポート(長文)

2005-07-05
長文になりました。ライチ好きのみなさま、参考になれば幸
いです。

今回の訪台の目的のひとつがライチを食べまくること。
目的は十分に果たしました。

朝起きて目覚ましのライチ、昼間、外出から一度ホテルに戻
ったときにライチ、夜TVで洋画を見ながらまたライチ。

街のあちこちで、荷台にライチを山積みにした果物売り屋さ
んを見かけました。夏を感じさせる光景で、ワクワクします
ね。

kyon2 様に教えていただいたライチの種類を復習し、それぞ
れの特徴を書いてみます。(ナビマガジンにも出ていました)

■ 黒葉種
台湾の一般的なライチ。赤と茶色の中間のような色で、どこ
にでも売っています。価格は1斤で安いのが20元、大粒のも
のだと60元くらい。1斤45元が多かったかな。

■ 玉荷包種
近年開発が進んだという新しいライチ。種が小さいのが特徴。
色は赤に少しの黄色や緑色が混ざった感じ。黒葉種と比べる
と見た目がなんとなく白っぽい。

高級ライチで、1斤70元から120元。

■ 糯米滋種
流通量が多くない最高級のライチ。色はピンクが入ったよう
な赤。値段はこの中でもっとも高い。120〜150元。

売られているライチには黒葉種、玉荷包種、糯米滋種のどれ
かわかるようにだいたい札が付いています。

札なしの場合はほぼ間違いなく黒葉種。玉荷包種と糯米滋種
は高級品なので、普通のライチとは違うことをアピールする
ため必ず札が付いています。どこでも試食させてくれますか
ら食べてから買いましょう。

さてさて、ライチを買いに行ってきました、第二果菜市場。

並べられている果物の量と種類の多さには圧倒されます。た
くさん並んだ果物を見るのは楽しいですね。

欠点は、市場なのでまとめ買いが原則らしいこと。個人だと
ほんの少しだけ買いたいのだけれども、少量だとなかなか売
ってくれません。

ライチは枝を束ねて1束いくらで売っていることが多いよう
です。市場だけでなく、街の果物屋さんやスーパーでも。
1束でレジ袋がいっぱいになるくらいのボリュームがあり、
だいたい2〜3キロ。1人で食べるのに1束は買いにくいで
すね。

そこで、枝を外して粒だけを袋に入れて売っていた店で少し
だけ売ってくれないかと交渉して、玉荷包種を150元分いた
だきました(1斤85元)。

次に探したのは糯米滋種。これは市場でもなかなか見つから
ず。あったのは贈答箱入りの800元。うわ、全然手が出ない。
ばら売りしてよ〜とお願いしてもダメでした。

とりあえず玉荷包種が手に入ったからいいか。
ホテルに戻ってさっそく賞味したら、うま〜い。種がとても
小さくて粒の中がほとんど全部果肉。種の大きさは柿の種の
半分から1/3くらい。食べ始めたらやめられなくなりました。
感激の味。その日の夜のうちに全部食べてしまいました。

翌日、晴光市場に行ったら、ありました、糯米滋種!
量り売りOKだったので値段を聞いたら1斤150元。う〜ん、
高いなあ。粒をいくつか適当に袋に入れて買ってきました。

食べてみたら、種が意外に大きくて、これが値段に見合った
味かと疑問が湧きました。そこで比較のため、市場に戻って
高級そうな黒葉種(1斤60元)を買い足し。

糯米滋種と黒葉種を1粒ずつ交互に食べてみました。
種の大きさは糯米滋種が黒葉種よりいくらか小さいくらい。
玉荷包種の小ささにはとても及ばない。

味は、食べ比べてみるとさすがに糯米滋種のほうがうまいの
はわかります。酸味、甘み、果汁のバランスは糯米滋種が上。
しかし、その差は大きくなく、1粒ずつ交互に食べなかった
ら気が付きにくいのではないだろうか。

糯米滋種の値段は、黒葉種の3〜6倍。その値段の差を納得
できる味ですかと問われれば、多少返答に詰まるかも知れま
せん。

糯米滋種の値段の高さは、贈答に使われる高級品という、た
ぶんブランド的な要素が含まれるせいではなかろうかと推測
します。

以上の結果、私のお勧めは

1.玉荷包種   
種が小さくて、粒の中がほとんど全部果肉という食感はすば
らしい。

2.糯米滋種  
皮の色が鮮やかな赤。皮が果肉から離れやすい。酸味、甘み
のバランスよし。でも、ちょっと高いかな。

2.高級な黒葉種
コストパフォーマンスのよさ。黒葉種でも高級品になると大
粒で味も糯米滋種にそれほどは劣らない。

4.普通の黒葉種・・・種が大きい。

となりました。

ライチは7月いっぱいで終わりでしょうか。
帰国時に密輸したくなりましたが、我慢、我慢。

ライチを食べるためだけに台湾に行くというのもアリですね。
来年も行こう。