MRT永和市場駅のすぐ近くにチベット仏教の寺があります。
この寺は貢噶老人と呼ばれる満州皇族の末裔の尼僧によって建てられました。彼女はチベット東部で密教の修行をし、その後台湾へ渡ってきて、台湾の密教ブームの火付け役となりました。
当時の中国仏教界は密教ブームで、多くの中国人僧侶が日本の高野山やチベットで密教を学びに行きましたが、彼女もその一人です。
彼女が学んだのはチベット仏教の中でもカルマカギュ派を中心とするリメー(無宗派)の教義で、これは台湾のチベット仏教の主流となっています。
貢噶老人は台湾で初めてトゥクダム(瞑想をしたまま亡くなり)して、その遺体はミイラとしてこの永和の寺にあるそうです。
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