沐蘭 SPA(晶華酒店)

マッサージそのものというより、リッチに時間を費やす贅沢を楽しむという感じでした。

ホテルの20階がすべてSPA用の部屋になっていて、施術はその空間と時間を独り占めです。
部屋を入って右手にトイレ・左手に着替え用の部屋、中央にミストサウナ付きのシャワーが仕切られています。その向こうに大きなお風呂と、施術用ベッド、窓際にソファ、という具合。
この「空間を独り占め！」感はイイ(笑)

今回は、私がリフレッシュ(180分)・友人が大地の宝(105分)コースでしたが、両方とも最初にフロントでアンケートの後、施術室に連れて行かれ、着替え・シャワーに15分、足湯・マッサージの後、お風呂タイム約30分、という感じでした。105分コースでマッサージは正味60分でしょうか。
友人は最初のシャワータイムで髪を洗ったそうですが（ショートヘア）、髪を乾かすのに時間が足りずかなり慌しくなりますね。最後のお風呂タイムの時にはシャワールームが既に片付けられていて「使うな！」って感じだったのでここで洗髪はムリです(笑)
あ、アンケートも日本語だったし終始日本語でＯＫでした。

最初の足湯はかなり形式的です。足にお湯を掛けて終りくらいの勢い。

15分でシャワーして、と言われますが時計がないので時間が分からない。
あと「15分経ったら来ます」と言われたけど、ずっと待ってても来ないので、こちらから呼びました。差分の時間は他で差っ引かれたのだろうと思います。

角質除去コースは、スクラブ入りパックを全身に塗られ、さらにもう１つ何か塗られ（それが冷たかった）、ミストで５分蒸してシャワーで流して終了、です。マッサージ的なことはありませんでした。エステのコースとしては楽な商売です(笑)
旅人の安らぎではマッサージ用のオイルが４種類から選択可能。しかしマッサージそのものの技術は正直それほどとは思いませんでした（友人曰く、玉のコースは玉が暖かくて気持ちよかったそうですが）。

マッサージが終了する頃合に、お風呂にお湯が溜められていて、足湯に浮いていた花びらがお風呂に。お茶と軽食（一口大のお寿司みたいな）・フルーツが用意されていて、「３０分経ったらフロントに来てください」と言われ、ここからは１人です。

施術が夜だったので、灯りを押えた部屋の窓の外には台湾の夜景。ゆったり音楽の流れる部屋でお茶を飲みながらのお風呂タイム。この非日常的な時間がマッサージそのものより癒しだったかも(笑)

金額に比べてお得感はイマイチかな、という気がします。
というか、そんなこと庶民的なことは考えずに、旅の時間を、更に気ぜわしい日常を離れてゆったり費やすというだけで行くものなのかも。

他のホテルから出かけてくるだけの価値は正直「？」です。
私はココが宿泊ホテルだったので、ホテルの夜の贅沢な過ごし方としてはアリかな、と思いました。
※深夜まで営業なので、観光を終えた夜に行って夜景を楽しむのはオススメです。
割と予約が埋まっているようなので（私は第１希望日が断られた）、ここに行きたい！という方は現地でなく日本での事前予約がよいかもしれません。