内湾線 (新竹県)(2006年版)

ローカル線の旅・新竹編

【体験レポート】台湾鉄道-内湾線

台湾の新竹は客家の街、山を越えるとレトロな街が開け、そこでは客家語が飛び交い、懐かしくも思える料理が食べられました。

《内湾線》
竹東↔横山↔九讚頭↔合興↔富貴↔内灣
内湾の街

内湾の街

内湾駅

内湾駅

たった一両

たった一両

内湾戯院

内湾戯院

こんにちは、ナビトミです。今日は台湾鉄道第2弾、台湾ローカル3支線(集集線、内湾線、平渓線)の中でも一番地味にみえる内湾線に乗ってきました。台北から比較的近く、でも、交通の繋ぎは3線の中でも一番面倒ということから、ローカル気分に浸ることができましたね。今日は以下のルートで、かねてから行きたいと思っていた内湾「客家村」へたどり着くことができました。
内湾の街の入口

内湾の街の入口

ちょうどトンネルに入っていくディーゼルを発見

ちょうどトンネルに入っていくディーゼルを発見

これが静止状態(地元の人は老火車、光華号なんて呼んでいます)

これが静止状態(地元の人は老火車、光華号なんて呼んでいます)

出発


ナビトミスケジュール:
 
9:20 台鉄(台湾鉄路)台北駅発 区間車  116元
10:50 台鉄新竹駅着 
11:35 相乗りタクシーで 150元/1人
12:10 内湾着
14:15 内湾駅発 ローカル列車 18元
14:40 竹東駅着
15:00 竹東駅発 バス  51元
15:20 新竹着
15:30 天仁茗茶の店の前(東門市場停留所)から高鉄(新幹線)新竹駅までの高鉄接続速バス 無料
15:50 高鉄新竹駅着
16:04 高鉄新竹駅発  205元
17:30 高鉄台北駅着


この日は自宅を朝出発が目標でしたが、時刻表は全く調べておらず、いつものようにタラタラした時間を過ごしてしまい、9時前に着けば、自強号に乗れたのに、次の自強号まではかなり時間があることを台北駅にて発覚。

とりあえず9時20分の区間車に乗ることにしました。新竹まで所要時間1時間半・・・。ちょっとかかりすぎましたが、今日の目的は、内湾線に乗れてお昼頃内湾へ着けばいいかなだったので、まあいいかと(この時点でナビトミは新竹―竹東間が運休ということも知らない・・・)。区間車は新しく座席も快適で、台北から新竹の移り変わっていく景色が十分味わえました。途中陶器の町「鶯歌」にも停まりました。お天気も上々、10:50分には新竹駅に到着。

1913年、日本統治時代に建てられたという歴史ある新竹の駅。 堂々たる風格を備えています。

新竹からどういくか

新竹駅の改札で、内湾線へ乗るにはどこから?と聞いてみると、駅の横にある新竹客運のバス乗り場へ行きなさいと言われました。???内湾線に乗りたいんですけど、と言うと、バスで竹東まで行かないと乗れないと言われ、疑問符をかかえたまま、そのバス乗り場へ向かいました。切符売りらしいおじさんがいて聞くと、やはり同じ答え。しかもバスはあと1時間後じゃないと発車しないとか。竹東駅に着いたらすぐ内湾への接続はできるのかと聞いたら、「差不多、可以了」。この「差不多」(=大体)という答え、ナビトミには信じがたく・・・。お昼内湾に着けないかもとボーッと考えていたら、「内湾まで行くんだろ?」と、ダフ屋のようなオッチャンが声を掛けてきました。「あそこの2人もそうで、それとアンタ、もう1人いたらすぐ出発だから」いいよの返事もしてないのに、相乗りタクシーの人数に入ってしまいました。おじさん曰く、1人150元で、ガイド案内もするぞとのこと。結局最後の1人がなかなか見つからず、ナビトミたち3人は先にタクシーに乗せられ、さらに待つこと数分。やっとオッチャンが連れてきたのは2人。後部席4人になっちゃって出発~。

(こんなわけで、内湾まで2時間かかったかもしれない時間が30分ほどになって、だいぶ短縮されたわけですが、4人で600元のところが5人になっちゃったので、先のカップル2人とナビトミが、オッチャン1人分安くなるよね、と聞いたら、一様!(=同じ!)と手でバシッと切られましたよ)
バス乗り場

バス乗り場

このオッチャンです、途中内湾のストーリーをまじえ、ここで写真を撮れと頻繁に停まったりしてくれました、オッチャン、ありがとね。

このオッチャンです、途中内湾のストーリーをまじえ、ここで写真を撮れと頻繁に停まったりしてくれました、オッチャン、ありがとね。

横山の景色と水車、この近くは5月初旬になると、花が落ちる様子が雪のように美しい油桐花で満開になるそうです、油桐花の木は昔は樽の材料としても重宝されていました。美しい山々と水で、夜はホタルが飛び交ってるそうです。
内湾で一番美しいと言われる擧龍吊橋(オッチャン曰く、内湾駅近くのよりいいらしい)

内湾で一番美しいと言われる擧龍吊橋(オッチャン曰く、内湾駅近くのよりいいらしい)

内湾に着きました

こんなわけで行きは内湾線には乗れませんでしたが、田舎道と山々を通り抜け、内湾の街にお昼頃着くことができました。客家料理の小吃店や人々の普通の生活の中に桜の並木道、公園や廟、などがあります。店はおもしろかったですね。台北では見られないような乾物や食べ物がいっぱい。お餅や月餅みたいなのもあり、ところどころで試食もさせてくれました。

日本の漬物に相当するような食べ物も客家食材には多く、特にザーサイは有名です。客家人は台湾では少数派。今では両親のどちらか、或いは祖父母の時代が客家となると、子供はもう客家語を話せなかったりして、台北では台湾語とならび授業の中で習う言語となっています。公共機関は場所によっては中国語、台湾語、その次に客家語のアナウンスも聞けます。それがこの街の中では客家語が通用語で、台湾人はちょっと異国へ来たみたいな気分になるそうな。台湾では客家人というと、商売上手、仕事がよくできスマート、勤勉家、努力家、忍耐力あり、苦労性、質素。節約家=ケチ?、せこい、ズルい、男女とも大体骨太の小柄で、顔立ちが角ばっている、女性は美人が少ない(とは言っても蒋介石夫人の106歳で亡くなられた故宋美齢さんは例外?)・・・など、いろいろ聞きます。が、少数でありながら、優秀な人材を多く輩出してるため、マイナス評価の部分は台湾人のやっかみかもしれません。
街中の様子、店(樟脳店)やうち

街中の様子、店(樟脳店)やうち

書道具の屋台

書道具の屋台

横山客家民俗文物館(ナビトミが行った木曜日は休館でした(>_<)入館料50元)

横山客家民俗文物館(ナビトミが行った木曜日は休館でした(>_<)入館料50元)

客家料理のレストラン

客家料理のレストラン

 台北では見られない乾物や調味料

台北では見られない乾物や調味料

長い階段の向こうに廟を発見

駅で停車してるのを発見

内湾の街は1日あれば十分に回れます。駅のほうへ歩いていくと老街で、両側に立ち並ぶ店はにぎやかそのもの。駅の前にはベンチもあって、ここに座れば駅を見ながら、老街も観察できますね。駅にはちょうど列車が停まっていて、写真を撮ることができました。なんと、たった1両が毎日竹東-内湾間を往復しているんです。内湾駅の時刻表を見ると、朝は5時45分から夜は22時10分まで、1日計16本が走っています。 
駅

レトロな駅の構内(自動券売機は壊れてました)

レトロな駅の構内(自動券売機は壊れてました)

大雨が降る前できれいに撮れました

駅前のベンチ

駅前のベンチ

行っちゃいました

行っちゃいました

さて、何を食べよかな

60年の老店と書かれた「利興飲食」で、乾板條(50元)を食べました。ここでは客家小炒や塩卵と苦瓜の炒め物、生姜のモツ炒め、ザーサイの鴨肉スープと客家料理の定番が勢ぞろい。数人で来たら、何品か注文してご飯で食べるのが一番いいと思います。生姜のモツ炒めは、ナビトミ大好物なのですが、1人でくるとこういう一品料理の注文に躊躇しますよね。それに他の店でもいろいろ食べてみたいし。と、ここでは客家麺である板條(名古屋のきしめんみたいな麺)だけにしましが、ソースがジャージャー麺みたくおいしかったです。 

ここは外せない

1948年のこと、人口1000人余りの村で、山や工場では働く人たちにレクリエーションが必要となり「内湾戯院」が作られました。当時はここが人々の憩いの場だったんですね。その様相は黒い瓦屋根で、2階建ての日本式家屋。内部には歌や踊りができる大きなステージもあります。今では観客席には円卓が置かれ、客家料理のレストランになっていて、この日ステージでは昔の映画が上映されていました。レストランの壁には往年スターや映画のポスターが。入口前のショップでは、駄菓子やらおもちゃ、いろんなものが売られていました。
「内湾戯院」人文客家菜館
住所:新竹県横山郷内湾村227号 電話:(03)584-9260

大雨に遭遇


朝はすごくいいお天気だったのが、だんだん雲行きがあやしくなり、「内湾戯院」を出た頃にはバラバラ来始めました。マンゴーカキ氷50元の看板に惹かれ、ここでちょっと休憩。でも雨足は弱まりそうもなく、こういうときに限って、バッグに折りたたみ傘が入ってないんですね・・・いいお天気だったし・・今日は1日中外なんで日焼け止め塗って帽子被って、荷物少なめにしようと思ったのが・・・。結局14:15発には乗りたかったから、傘を買いました。一両しかない列車にずぶ濡れで入ってくる人たちも多く、車窓は曇りっぱなし。 



乗る直前に大雨、セメント業の集散地であった九讚頭で降りた子たちは走ります。この次の合興駅は、かつて折り返し駅でした。

帰りはスムーズに

車内は他のローカル支線と同じで窓際に長椅子で、向かい合っています。間に4駅しかないと、あっという間に竹東駅に着きました。やっぱりもうちょっと乗っていたいですよね~。短かすぎて、ちょっと鉄道に浸る情緒に欠けたかも。竹東の駅の前から新竹行きのバスがでていました。内湾線との繋ぎの時間に「大体」あっているようで、列車に乗っていた人たちは、皆バスに乗り換えました。市内に着いたら、2,3分ほど歩いて東門市場の方向へ向かいました。天仁茗茶の前から新幹線の新竹駅までのシャトルバスが20分おきにでています。新竹まで来たら、ここで有名な廟に寄って、新竹名物のビーフンと貢丸湯を食べて帰るのもいいでしょう。 

竹東駅到着




竹東駅から新竹駅は、現在運休中なので、こういうバスに乗って繋いでます。
ナビトミがおとどけしました。

*記事内の料金や時刻表は2008年8月現在のものです。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 : 2009-04-28

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