MATA台東県原住民文化会館(台東市)

TAIWAN INDIGENOUS CULTURAL RESORTMATA臺東縣原住民文化會館

閉店・移転、情報の修正などの報告

食べたい!買いたい!がいっぱい詰まったMATAホテル、原住民センスであふれています!

こんにちは、台北ナビです。
台湾はそう大きくはない国ですが、台北から台東と言うと、とっても遠く感じます。が、プユマ号なら3時間半。高雄周りでもうまくつなげば、同じくらいの時間で台東に着くことができるんです。飛行機だともっと早いですが、東部への旅は、できたら車窓を眺めながら駅弁をほおばり、到着までに気持ちをゆったりした状態に持っていきたいものですね。台東を訪れたことがある人は100人中100人と言ってもよいほど、その魅力にとり付かれます。そして、行くなら、すっごく暑いんですが、ナビは青い海と空が印象的な夏をおすすめします!
今日ご紹介するのは、以前は台東県原住民会館という政府の管轄で、2016年4月から改装を始め、7月に「MATA臺東縣原住民文化會館」という名として生まれ変わったホテルです。MATAとは、南島系と言われる台湾先住民族の言葉で目、見るという意味。ホテル内は心ときめく原住民文化や音楽にあふれています。
スタッフも9割が原住民族の若いスタッフたちで、副総経理の林志豪さんもお父様はアミスで、お母様はパイワン族。それぞれの部族の名前も持っています。
ホテルの正面入口

ホテルの正面入口

明るくて親切なスタッフたち、一番右が林さん

明るくて親切なスタッフたち、一番右が林さん

入口には台東は昔から6民族が住んでいると書かれた石碑があります 入口には台東は昔から6民族が住んでいると書かれた石碑があります 入口には台東は昔から6民族が住んでいると書かれた石碑があります

入口には台東は昔から6民族が住んでいると書かれた石碑があります

ホテルへは、台鉄「台東」駅から、タクシーなら10分~15分で、タクシー代は約200元。
台東市内を走る「馬亨亨大道」をまっすぐ行くと、ホテルに到着!道路を挟んだ向かいは台東森林公園です。
さて、「馬亨亨大道」という道路ですが、2000年に、アミ(阿美)族の馬蘭社の大頭目であった馬亨亨にちなんで命名されました。体が大きく、響き渡る大きな声に知恵と勇気と道徳観を持ち、1875~1911年の在任期間、民族間の多くの紛争を解決してきた人物です。1985年日本人がアミ族に労役を強い、五穀を強制的に徴収してしたのが原因で発生した「馬荖漏(Madawdaw)事件」でも、馬荖漏のアミ族たちに日本に従うべきことは従うよう促し、この事件を収束させました。馬馬亨の貢献は多大だったため、2000年馬蘭阿美部落の提案によって、「特二號道路」が「馬亨亨大道」に改名されたというわけです。台東駅から東海岸までの幅50mもの広い道路なので、多くの人が台東に来たら、おそらく通ることでしょう。
ロビーには、蘭嶼島から漕いで運んできたという、タオ(達悟)族の舟が中央にあります。こちらは10人乗りだそうです ロビーには、蘭嶼島から漕いで運んできたという、タオ(達悟)族の舟が中央にあります。こちらは10人乗りだそうです

ロビーには、蘭嶼島から漕いで運んできたという、タオ(達悟)族の舟が中央にあります。こちらは10人乗りだそうです

コーナー

コーナー

壁

天井には、魚獲り籠のランプシェード

天井には、魚獲り籠のランプシェード

ロビーにしばし座っていたくなりますね ロビーにしばし座っていたくなりますね

ロビーにしばし座っていたくなりますね

ロビーからレストランへのエリア

ロビーからレストランへのエリア

ホテル内の隅々まで素敵です ホテル内の隅々まで素敵です

ホテル内の隅々まで素敵です

Green Hotelの理念から、アメニティ紹介

さて、アメニティですが、「MATA」にはほとんど置いてありません!
バスルームにバスタブはなく、シャワースペースのみ。シャンプー(ボディソープ兼用です!)はあります。そして洗面台にはコップと中と大のタオル。台湾のホテルでGreen Hotelの理念の下、エコ重視を追及するホテルは徐々にこういう傾向になってきています。
<バスルーム>
バスルームはこんな感じで

バスルームはこんな感じで

タオルは中と大

タオルは中と大

ドライヤー

ドライヤー

テッシュペーパー

テッシュペーパー

購入もできるごみ箱

購入もできるごみ箱

フットタオル

フットタオル

ボディソープ兼用のシャンプー

ボディソープ兼用のシャンプー

人数分のコップ

人数分のコップ

あるのが当たり前と思って何も持たずに来た場合、フロントには、歯ブラシセットがあり、無料でもらえます。
部屋にあるものは、テッシュペーパーやドライヤー、ハンガーやスリッパ、ポット。ないものは、ミネラルウォーター、セーフティーBOX。水は各階にウォーターサーバーがあります。茶葉などはご自身でご準備してきてくださいね。
歯ブラシセットを忘れたら、フロントでもらってください

歯ブラシセットを忘れたら、フロントでもらってください

部屋はカードキー

部屋はカードキー

ドアにかけるカードもかわいい

ドアにかけるカードもかわいい

<ベッドルーム>
ロッカー、ハンガーの色にもこだわり

ロッカー、ハンガーの色にもこだわり

ポットとコップ

ポットとコップ

冷蔵庫

冷蔵庫

電話

電話

冷房用リモコン

冷房用リモコン

入口横の冷房やカードキー入れ

入口横の冷房やカードキー入れ

室内避難図

室内避難図

TVも大きい

TVも大きい

スリッパ、ランプ、木製コップ、ベッドカバー、トイレのごみ箱など、特色あるグッズは一階でも販売しているし、部屋にある表にチェックをして購入も可です。「部落」雑誌には、原住民部落が詳しく掲載されています。ナビたちも各自が一冊購入しました!
購入もできるスリッパや

購入もできるスリッパや

雑誌→充実しています

雑誌→充実しています

欲しいものはこちらにチェック!

欲しいものはこちらにチェック!

総部屋数は、33室のみ!

ホテル内は、ダブルが11室、ツインが22室。全室33室という少なさ。あっという間に満室になります。部屋の雰囲気はもちろんのこと、食事も原住民色であふれています。泊まってみたい!と思ったら、即行のご予約を!
3階はすべてDouble Room

3階はすべてDouble Room

2階はすべてTwin Double Room

2階はすべてTwin Double Room

ウォーターサーバーは、各階のエレベーターを降りたところのこのスペースにあります


Double Room(ダブルルーム/精緻雙人房)  参考画像:309室
ダブルベッド1台。部屋に入った途端、ワアっと歓声をあげずにはいられないほどの鮮やかな色彩が目に入り、気分もあがります。センスのいい色どりとデザインやグッズに宿泊も楽しくなる~♪
ランプが素敵

ランプが素敵

ウエルカムフルーツ!

ウエルカムフルーツ!

窓からの景色

窓からの景色


ナビが宿泊した部屋の夜の様子

ナビが宿泊した部屋の夜の様子

壁には文字

壁には文字

TV下の台

TV下の台

ラックには雑誌がありました

ラックには雑誌がありました


こちらはナビ友が宿泊した部屋。部屋によってデザインが少しずつ違うんです こちらはナビ友が宿泊した部屋。部屋によってデザインが少しずつ違うんです

こちらはナビ友が宿泊した部屋。部屋によってデザインが少しずつ違うんです


Twin Double Room(ツインダブルルーム/精緻四人房)  参考画像:210室
ダブルベッド2台。ベッドカバーの色合いや壁にかかったオブジェ、小物に胸がキュンとなります。自分の部屋でもほしい!と思ってしますよね。
壁のオブジェはプユマ族の織物

壁のオブジェはプユマ族の織物

ベッドカバーに惚れ惚れ

ベッドカバーに惚れ惚れ

フルーツ容器がタオ族の舟!

フルーツ容器がタオ族の舟!

ホテル内設備

地下1階へ降りていくと

地下1階へ降りていくと


ホテル内では、地下1階、明室(信念中心)という70人以內の会議室があります。他にも覺鋪(能量中心)のエリアには、普優瑪SPA会館というマッサージルームがあり、ボディマッサージや足裏マッサージなども受けることができます。営業時間は10:00~17:00で、火曜日はお休み。
書室(心訓中心)は、閲覧室です。
明室という会議室や

明室という会議室や

「普優瑪SPA会館」

「普優瑪SPA会館」

そして、書室

そして、書室

1階には、お子様用の小さなスペースが設けられています。絵本は中国語やアミ語で書かれていたりですが、言葉がわからなくても絵だけで楽しめる絵本がたくさん揃っています。
真上から

真上から

横から

横から

1階、エレベーター前

1階、エレベーター前

絵本がいっぱい

絵本がいっぱい

どれもかわいい♪

どれもかわいい♪

自転車も借りられます。宿泊客はフリー!傘も備えていますので

自転車も借りられます。宿泊客はフリー!傘も備えていますので



戸外へ出ると、野外ステージがあり、こちらは金、土曜日や夏休みの17;00~22:00はバーベキューパーティーが開催されるエリアです。宿泊に関係なく誰でも参加できます。オリオンビールも飲めます。
野外ステージ

野外ステージ

バーベキューはここで

バーベキューはここで

各所で野菜を栽培中!こちらはヘチマ

各所で野菜を栽培中!こちらはヘチマ

サツマイモ。水必要かも

サツマイモ。水必要かも

プチトマト。暑さに負けるな~!

プチトマト。暑さに負けるな~!

レストランの隅っこの方では、不定期ですが、10:00~17:00の間プユマ族のお婆ちゃんがカゴを編んでいます。買い物もこちらで♪
ここがおばあちゃんの作業スペース。この日はお会いできませんでした・・

ここがおばあちゃんの作業スペース。この日はお会いできませんでした・・

作品の数々。室内のごみ箱もそうなんです

作品の数々。室内のごみ箱もそうなんです

軽くて持ちやすい♪

軽くて持ちやすい♪

原味餐廳

こちらが朝食会場で、朝食は、7:30、8:30、9;30から選ぶことになっています。一部セットメニューで、セルフで取るエリアがあり、宿泊客以外の人は、199元/1人で、いただくこともできます。
この日、チキン料理は1人に一皿ついていました。その他はセルフサービスです この日、チキン料理は1人に一皿ついていました。その他はセルフサービスです この日、チキン料理は1人に一皿ついていました。その他はセルフサービスです

この日、チキン料理は1人に一皿ついていました。その他はセルフサービスです

ご当地オーガニック野菜や

ご当地オーガニック野菜や

手作りのパン!

手作りのパン!

発酵中

発酵中

ぜひ食べたいのは手作りのパン!パンがおいしいところは台湾中あちこちにありますが、ここのはちょっと違いました。というのも、パン地の発酵が自然の太陽の下で行われているからなんです。台東の大きな太陽の力を受けたこのパン、他とは全然違います。甘みがあって、伸びがあって、歯ごたえもあって、とにかく愛情がこもった美味しいパンなんです。野菜はすべてオーガニックを使用し、レストランの外では粟を干していたり、調味料の馬告もありました。
キヌアを干してますが、アートにもなってます キヌアを干してますが、アートにもなってます キヌアを干してますが、アートにもなってます

キヌアを干してますが、アートにもなってます

粟

馬告という山胡椒のようなもの

馬告という山胡椒のようなもの

竹製の米酒容器も手作り

竹製の米酒容器も手作り

レストランシェフはDotoy。名前の意味は小さい犬だそうで、5人兄弟の末っ子なのでそう呼ばれてきたそうです。知本出身のアミスで、ホテルレストランで修業後、自分で開業していました。得意な料理はスープだそうで、ディナーでナビたちがいただいた飛魚スープが自慢の料理でした。
キッチンスタッフは一日中忙しく働いています。オープンキッチンなので、彼らの作る美味しそうな料理を目の前に見ることができます。
若きシェフのDotoy

若きシェフのDotoy

レストランはいつでもオープン

レストランはいつでもオープン

手作り飛魚XOソースは販売中

手作り飛魚XOソースは販売中

レストランのビールはオリオン!

レストランのビールはオリオン!

粟やキヌアもありました

粟やキヌアもありました

レストランは明るくて開放的!つい長居したくなります レストランは明るくて開放的!つい長居したくなります

レストランは明るくて開放的!つい長居したくなります

11:30~14:00 ランチ:399元/1人
17:30~20:00 ディナー699元/1人、399元(中学2年生以下の子供)、7歳以下の子供は無料
すべての時間帯で、コーヒーなどの飲み物を提供しています。また、サービス代として10%かかります。
レストランは予約制で、土日の夜19:00と19:30は歌や踊りのパフォーマンスが見られます。馬蘭社から来られたアミスの方々の歌声は素晴らしく、聞き入ってしまいました。

美しい歌声はこちらからどうぞ!

ひときわ高く響く、素晴らしい歌声でした

ひときわ高く響く、素晴らしい歌声でした

「MATA」の特色のひとつにこちらの「原味餐廳」があります。
料理メニューは2か月に一回変わります。ナビたちが行った日はアミス料理でしたが、5月はブヌン料理、夏場はパイワン料理に変わります。もし満室で宿泊できなくても、台東へ来たからにはぜひ原住民料理を味わいたいという方に、こちらのレストランの雰囲気と味はおすすめです。

この日ディナーとして食べたアミス料理!

シェフ自慢の飛魚スープ

シェフ自慢の飛魚スープ

揚げたのも

揚げたのも

焼いたのも

焼いたのも

おいしかったです!

おいしかったです!

刺葱入りの茶わん蒸し、香りがいい~

刺葱入りの茶わん蒸し、香りがいい~

月桃葉に包まれたもち米と肉

月桃葉に包まれたもち米と肉

タロイモはデザートに!

タロイモはデザートに!

絶品の新鮮なエビもいただいたら

絶品の新鮮なエビもいただいたら

最後は皆でダンスです!

最後は皆でダンスです!

以上、台北ナビでした。

記事登録日:2017-06-01

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-06-01

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

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