【ライブ配信あり】3/19 「旧菅宮勝太郎邸」修復完了式典開催

2014年の台風で大きな被害を受けましたが、地元の教会やボランティアが修復に尽力!日本にもゆかりの深い人物が台湾に残した足跡を感じてみませんか?

旧菅宮勝太郎邸 修復完了式典
会場:旧菅宮勝太郎邸(臺東縣成功鎮中山東路59號)
日時:2022年3月19日14:00~16:00(台湾時間)

ライブ配信はこちらから!

こちらからも見られるようです!
https://www.facebook.com/events/431723668704483/

新港(現在の成功鎮)を心から愛した「菅宮勝太郎」

菅宮勝太郎

 「私は新港の土となり、長くここ第二の故郷に眠ることを願う」

1883年茨城県南東部(現在の神栖市)で生まれ、1907年に警察官として台湾に赴任した菅宮は、1922年新港支庁長に任命されると新港(現在の成功鎮)のインフラや漁港、道路の整備・建設を進めて地域の発展に寄与しました。

新港を愛し、異動を拒んで辞職した後も町と人々のために尽力し続けた菅宮は1943年に亡くなると、希望どおり新港の地に埋葬されました。

多くの台湾人の手によって修復された「旧菅宮勝太郎邸」

旧菅宮勝太郎邸は1932年に建てられた当時の台湾東部では珍しい2階建ての日本式家屋です。戦後は診療所として使用され、1995年に診療所が閉鎖すると新港教会が買い取りバックパッカー向けの宿とし、2003年には台東県の歴史建築に登録されました。
ところが2014年の台風により著しく破損したため、新港教会やボランティアが修復に乗り出し、2019年に文化部が補助金交付を決めると、本格的な修復作業が始められました。

多くの人々の努力と協力によって当初の姿を取り戻した旧菅宮勝太郎邸は、今後一般公開されるだけでなく、オープンスペースを使った建物の歴史に関する展示やイベント、展覧会、また日台交流の企画もされる予定です。

情報・画像提供:新港教會「菅宮勝太郎邸」

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2022-03-18

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