台湾国内外の本が大集合する「台北ブックフェア」開催中！一部書籍は割引販売あり♪

2月6～11日の期間中、世貿一、三館で開催されている「台北國際書展(台北ブックフェア／Taipei International Book Exhibition)」。平日だというのに、入場の列が出来ているほど、来場客がた～くさん。

会場を歩いていると、日本でもおなじみのアグネス・チャン(陳 美齢)さんが講演中！「香港では食べること、学ぶことで得たものは誰にも奪われないと言われているらしく、だから香港には美食がおいしく、教育熱心なんだ」という言葉がナビの心に残りました！新書の「子育てで絶対やってはいけない35の事」の中国語版が、台湾で売れるといいなぁ。

海外ブースの中では圧倒的な広さを誇る日本エリア。どのブースも興味深かったですが、「手塚治虫生誕90周年記念特別展」が見ごたえ抜群！台湾の方々も見入っていましたよ～。

もちろん台湾の本もたくさん展示販売されています。しかもかなりの確率で割引していました！ナビが気になって手に取った「看見龍山寺」という絵本。なんと作者の許育榮さんが偶然近くにいてお話を聞かせてくださいました。
この絵本は龍山寺の素晴らしさを伝えるために描いたもの。見開き1ページに1つだけカラーの部分がありますが、その人(動物)の見ている景色が次のページに描かれているという趣向になっています。龍山寺を色んな角度から見られ、最後には龍山寺の建築に関する説明も簡単に掲載されています。

イスラエル館では、イスラエルの暮らしの様子なども再現されていて、かなり力を入れているなと感じました。ナビの目に留まったこの作品は、蔡英文総統や豬哥亮、そして「ワンダーウーマン」の主演女優ガル・ガドットさんが描かれているのですが、よ～く見るとマイクや口紅などのモデルの人にちなんだ生活用品を使って描かれていました。これは「Faces iMake HD」というアプリでも体験できます。

観光客にも人気の「誠品書店」は、この日1000人近い書店員が選んだ「本屋さん大賞」を発表し、受賞者の座談会も開催。「最も期待できる作家」「書店員が最も売りたい本」の2つの賞を受賞した林立青さんも登場しましたよ～！
画像提供：誠品書店　林さんは真ん中

ジミー・リャオ(幾米)さんの絵本が大好きなナビは、このジミー作品がたくさん売られているブースに大興奮♪　ちなみに2月10日12:30、2月11日14:00からジミーさんのサイン会もありますよ～！ファンの方は是非～～～

この日ナビが最も楽しみにしていたのが、きむらゆういち(木村 裕一)さんとジミー・リャオ(幾米)さんの対談。「大人のための絵本について」というテーマで語りました。
日本で公開された映画「星空」を見たという木村さん。その素晴らしさに感動し、数日この話題で持ちきりになったほどなんだとか。少子化が深刻となり、子ども用の本が売れなくなってきた時代。それを逆手に取って、大人も楽しめる絵本があればいいなと思っている。と語ってくださいました。

元々絵本が大好きだったというジミーさん。なぜ大人のための絵本がないのか？という思いがあり、絵本のページ数を多くし、サイズを小さくして、成人向けの棚に置くという工夫をしたそうです。また、木村さんと対談すると知ったジミーさんの編集さんは泣いて喜んだそうで、ちょっと嫉妬したとユーモラスに語っていました。

子ども向け、大人向けの絵本を描くおふたりの共通点は「自分が楽しいと感じ、心を動いたことを描く」ということ。もし機会があれば文字を木村さん、絵をジミーさんが担当する本を作ってみたいね！という話も飛び出しましたよ～！
会場に収まらないほど聴衆が集まってきて、注目度の高さがうかがえた対談。この対談は終わってしまいましたが、このほかにもたくさんの対談等が予定されています！

開催は11日までですので、お見逃しなく～♪