三峡は祖師廟を中心とした老街で、趣のある街並みと独特の雰囲気。鶯歌は台湾一の陶器の街と言われ、街全体が陶芸の空気を醸し出しています
こんにちは、台北ナビです。
今日は台北から簡単に行ける「三峡と鶯歌が楽しめる半日ツアー」に参加してきました。
三峡は祖師廟を中心とした老街で、趣のある街並みに独特の雰囲気があります。鶯歌は台湾一の陶器の街と言われ、街全体が陶芸アートであふれ、陶芸好きにはたまらない町。
今回はお天気があまりよくなくて、三峡まではよかったのですが、鶯歌に到着したころにはどしゃぶり。磁器工場と展示センターを見ることはできましたが、老街は歩くことができませんでした。よって30分ほど早めに切り上げて台北に戻ってきました。
三峡と鶯歌が楽しめる半日コース
集合地点➜三峡祖師廟(20分)➜三峡老街(40分)➜鶯歌陶磁器工場と展示センター(30分)➜鶯歌陶磁器街(30分)➜帰路
以下のようなツアーもご予約できます!
ツアー開始
13:20 ホテル発。今日のコースは午後参加としました。昼食を台北101の周辺でとっていたので、ピックアップの場所は、Wホテルのロビー。13:20に観光バスが来てくれました。
途中でマレーシアから来たご家族3人をピックアップし、参加者5人で向かいます。さあ、台北郊外の三峡へ出発です。
14:30~15:30 三峡(60分)
14:30 三峡着。三峡の観光ポイントは、祖師廟と三峡老街。祖師廟は、「東方芸術の殿堂」と呼ばれる廟です。実は再建の1947年から現在まで未だ建設途中だそう。赤レンガの華麗さが目にしみ、新しくも懐かしい客家人や客家の文化も知ることができる街。台北駅から約45分と日帰りできる台北郊外の観光スポットです。
先に廟へ向かい、その素晴らしさを目の当たりにした後は、台湾クロワッサンの匂いがプンプンする老街で、いろいろ食べ歩きなどをしながら楽しみました。
清水祖師廟
17世紀、大陸からの移民(多くが客家人)によって創建され、「三峡」は信仰の中心として、人々に愛され守られ続けてきています。荘厳に聳え立つ廟ですが、一度目は1833年の大地震で、そして、2度目は1899年、日本の統治に反対したこの地元民衆との戦いの際、日本軍の焦土作戦によって焼き払われました。その後民衆の資金で再建を果たしたのですが、半世紀も経つと傷みが目立ってきます。そのため、1947年に大々的な修復兼再建作業が始まりました。しかし、芸術性をとことん追求するこの廟の建設は、60年以上もたった現在も未だに「建設中」で、将来的に柱は156本になる予定。そのゆっくりと彩り鮮やかになる廟の姿に生きている信仰を感じます。
三峡老街 散策
客家人が台湾定住を始めた新北市と桃園市の境にあるこの小さくて美しい町は、昔から商業の街として栄えてきました。今でも美しい姿を残す赤レンガの町並みは、どこから撮っても絵になります。坐って小吃を食べている人や屋台に並んでいる人、風景の中に溶け込んでいる人たちの断片さえも絵葉書の一枚を表しているようです。
★三峡名物としては、固めの台湾クロワッサンが有名です。
淡水につながる小さな河が三本連なり、三角州を作っていた場所がかつての三峡の商店街で、当時は樟脳、布、木材、お茶などが船を使って台北まで運ばれていました。日本時代には、この老街の中央には線路が引かれ、物資を運ぶトロッコが走ったこともあったんだそうです。これらの物資は戦前非常に高価なものとして扱われていたため、高値で売られ、この三峡老街は富裕層の町として発展したのでした。
15:50~16:20 鶯歌陶磁器工場と展示センター
15:50 鶯歌着。美しい磁器が陳列される店にやってきました。1階で商品に見とれていると、2階へ案内されました。まずは鶯歌で一番大きいという壺も見ました。焼く前は275㎝、完成品は236㎝になったそうです。世界最大の結晶釉磁器だそうで、この壺が入る窯もみたいもんですね。
そして、さらに上階が制作現場だと案内されました。ここは一個ずつの皿や壺やカップなどに絵付けをしています。さらさらっと何気なく描かれている絵は素晴らしいものばかり。奥へ進むと電気の窯があったり、磁器教室では先生や生徒さんたちがにぎやかに語らっていたり、明るい空気が漂っていました。
臺華窯 住所:新北市鶯歌区中正一路426-434号 電話:(02)2678-0000
16:20~16:30 鶯歌陶瓷老街 散策
「器、陶芸品好き」「安くて可愛いもの好き」「ぶらぶら歩き好き」には持って来いの場所「鶯歌陶瓷老街」。お買い得な普段使いの食器から、高価な陶芸品までいろいろ揃います。のんびりお気に入りの陶器探しをしてみてはいかがですか?と言いたいのですが、この日は何と大雨で、車は老街の入口まで入りましたが、降りるのも大変。同行の方たち3人はもう降りません、ということで、ナビたち2人だけ少し見ましょうと降りたのですが。。。やはりこれは無理、と車に引き返しました!
普段なら陶器店が老街の両脇にずらりと並んでいて、高く伸びた椰子の木が印象的な町並みです。自分好みのお店を見つけたら気軽に立ち寄ってみましょう。器が無造作に積み重ねられているお店は掘り出し物が見つかる可能性大なので、お見逃しなく!
17:30 台北着。
大雨になったからか空は暗くなり、もう帰路へ着くしかない状況となりました。行きのお天気は良かったですが、こればっかりは仕方がありません。この大雨を見ると、旅行も「運」次第、と思ってしまいますね。
以上、台北ナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-01-31